芯が強い人間になるための5つの方法。周りの意見に流されないために
2016/07/13
優柔不断で何でも自分一人では、決められない人がいますよね。また、周りの人間に簡単に流されてしまって、一貫性の無い行動になってしまう人も多いです。自分の軸を持っていない人は、誰からも信用されません。
- いつも周りに合わせて八方美人になる
- 自分の意見がコロコロ変わってしまう
- すぐに挫折して最後までやりきることができない
このような悩みを持っているのなら、芯が弱い人間だといえます。
しっかりとした芯を持っている人であれば、どんな場面でも自信を持って行動することができます。たとえ、それが間違っていたとしても、そこから学ぶことがあるので成長できるわけです。
特に、組織のリーダーなどをやっている人であれば、これが重要な要素ですよね。なので、芯の強い人間になれるように意識しましょう。
目次
「芯の強さ」と「我の強さ」は違う
一言で「芯の強さ」と言っても、具体的にどういうことなのか分かりませんよね。
中には、「我の強さ」と「芯の強さ」を混同している人もいるので注意が必要です。これらの違いを知っておかないと、自己中心的な人間だと思われるかもしれません。
我の強さ | 自分の正当性をアピールする傾向 |
---|---|
芯の強さ | 自分の中に明確な信念や意志を持っている |
上記を見ると、これらは微妙に異なることが分かると思います。
我の強さは、時としてワガママと捉えられることが多いです。「頑固」と言い換えてもいいかもしれません。周りの人間に自分の正しさを押し付ける傾向にあるので、あまり褒められたものではないですね。
メンタルが弱い人は、我が強くなってしまいがちです。他人の意見を受け入れる余裕がないために、意固地になって自分の意見を押し通してしまいます。
一方、芯の強さというのは、自分の中に信念を持っていますが、それを周りに強制するわけではありません。あくまでも、自分は自分・他人は他人と思っているので、周りと意見が違ったとしても慌てることは無いわけです。
精神的な余裕を持っているので、他人の意見も抵抗なく受け入れることができます。しかし、それに流されるわけでもなく、自分の意見はしっかりと持っているんですね。
芯の強さがあれば、周りに合わせることができますし、自分の意見を主張することもできます。その場の状況に合わせて臨機応変に対応できるようになるので、社会人としては必要な能力だと言えるでしょう。
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芯が強い人の5つの特徴
自分のポリシーを持っている
芯が強い人は、自分の中に明確なポリシーを持っています。ポリシーとは、「こんな人間でありたい」「こんな生き方をしたい」という行動指針のことです。ポリシーが明確であることで、それが自分の軸になっていきます。
たとえば、「他人の迷惑になることはしない」というポリシーがあれば、複数の選択肢があったときに迷惑にならない方を選択することができますよね。
行動に対する基準を作ることができるので、どんな場面でも自分を見失うことなく正しい道を選べるようになります。
単に我が強いだけの人だと、その場の感情に流されることが多いです。なので、道を間違えることがありますね。
精神的な余裕がある
先述しましたが、芯が強い人には精神的な余裕があります。
余裕を持っているからこそ、他人の意見を受け入れることができますし、臨機応変に対応することができるわけです。自分の考えや意見を、無理に押し付けたりはしません。
また、他人の失敗に対しても、寛容な心で許すことができるでしょう。それで不利益を被ったからといって、目くじらを立てて怒ったりはしないわけです。笑って許せるほどの余裕があるから、部下からも好かれやすいといえます。
自分の芯がない人には、余裕がないことがほとんどですね。だからこそ、簡単に周りに流されてしまいますし、逆に自分の考えを周りに強制しようとしてしまいます。些細なことでイライラするので、信頼を集めることもできません。
言行に一貫性がある
芯が強い人は、言葉と行動が一致しています。有言実行を徹底しているために、言行が矛盾することがないわけですね。だから、自分の意見がコロコロ変わったり、発言を撤回するようなことはありません。
だから、決断力がありますし、ブレることも無いということです。たとえ、選択が間違っていたとしても、臨機応変に対応して修正することができます。予想外の事態に慌ててしまい、頭が真っ白になることもないでしょう。
これは、自分の発言に対して責任を持つということでもあります。責任感があるからこそ、簡単に自分の考えを曲げてはいけないことを理解しているわけです。なので、不用意にうかつな発言などもしないのが特徴ですね。
孤立することを恐れない
グループで意見を出し合ったりすると、自分だけが孤立することがあるでしょう。でも、芯が強い人は、それを恐れたりはしません。
周りの意見を聞き入れて妥協点を見つけようとしますが、それで折り合いがつかないなら孤立しても構わないと思っているわけです。
特に、自分のポリシーに反するようなことだと、周りを敵に回しても恐れない強さを持っています。
時には批判されることがあるでしょうし、自分の立場が危うくなるかもしれません。しかし、それでも負けない強さを持っているのが、芯の強い人だといえます。
自分の非は素直に認める
どれだけ素晴らしい人であっても、間違いを犯すことはあるはずです。そういった時に、芯が強い人は素直に謝ることができます。自分の非を潔く認めて、その責任を取ることができるわけですね。
また、失敗しても学びに変えることができるので、自己成長に繋げることができます。それが自信につながるために、どんどん芯が強化されていくわけです。
一方、我が強い人や芯の無い人だと、言い訳を繰り返して過ちを認めないことがあります。自分への自信や余裕がないために、周りの人に責任を押し付けたりすることもあるでしょう。
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芯の強さを手に入れるための5つの秘訣
明確な目標を持つ
「自分のやりたいことが分からない」という人は、すごく多いですよね。このように、自分の目標が定まっていない人は、芯が弱い場合が多いです。
「自分のやるべきことはこれだ!」と自信を持って言える人なら、どんな状況でもブレることはありません。
これは、自分を知るということに繋がります。自分の好きなことや嫌いなこと、得意なことや苦手なことなど、自分の価値観が明確になれば目標も見えてくるはずです。
自分のことが分かっていれば自信を持つこともできるので、芯の強い人間に近づくことが出来るでしょう。
気持ちの余裕を持つ
芯が強い人は、みんな余裕を持って行動しています。自分に自信を持っているので、気持ちに余裕が生まれるわけですね。
余裕がある人であれば、決断を迫られた時にも焦ることはありません。冷静になって考えることができるので、正しい決断をすることが出来るわけです。
一方、芯が弱い人は余裕が無いために、周りに流されてしまう可能性が高くなります。視野も狭くなって冷静に考えられなくなるので、主張が二転三転してしまったりします。なので、落ち着いてゆっくりと考えられる余裕を持つようにしましょう。
自分で責任を取る覚悟を決める
自己責任を理解している人ほど、芯が強い傾向にあります。自分の言動に対して責任を持つことで、周りに流されない自分を確立することができます。責任を取る覚悟を決めておけば、失敗が怖くなくなるはずです。
仮に失敗したとしても、その経験を生かして成長することができます。これを繰り返していけば、勝ち癖が付いて勝負強い人間になることが出来るでしょう。
自己責任の覚悟を決めていないと、失敗を恐れて行動することすらできません。これだといつまでも成長することができませんから、負け癖が付いてしまいます。
他人の目を気にしない
周りを気にしすぎると、それに流されてしまいます。特に、日本人は周りと同じであることに安心する傾向にあるので、多数派に合わせてしまうことが多いです。
しかし、ちゃんと自分の芯を持っている人であれば、たとえ孤立してしまったとしても自身の意見を貫くことが出来ます。いつも多数派が正しいとは限らないですし、自分が本当に正しいと思うことなら最後まで意見を貫くべきです。
自分のポリシーや目的意識を持っていれば、自然と周りの目は気にならなくなります。まずは、自分自身を知ることから始めるようにしてください。
自分を受け入れる
自分を否定してしまうと、自信を失ってしまいます。何らかのコンプレックスを持っている人は、それを隠そうとして消極的な行動しかできなくなるからですね。そうなると、自分の軸を持つことができません。
良い所も悪い所も、すべてをひっくるめて自分自身です。なので、あるがままの自分を受け入れることで、自信を持つことができるようにしてください。完璧な自分でなくても良いですから、それを受け入れるということが大切だといえます。
愚痴や言い訳を止める
失敗したり辛い状況に追い込まれると、気持ちがネガティブになってしまいがちです。そういった時には、愚痴や言い訳をしたくなりますよね。でも、それでは何も解決しませんし、自分の成長を止めることになります。
なので、マイナスの言葉を発するのではなく、どうやって解決するかを考えるようにしてください。いつも前向きな気持ちでポジティブに考え続けることで、自分を成長させることができます。
困難を乗り越えることで自信にもつながるので、芯の強い人間になることができるでしょう。少しずつステップアップすることが大切ですから、まずや愚痴や言い訳を止めることから始めてみてください。
芯が強い人間になるのに役立つ本
一生ブレない自分のつくり方
自分を見つめ直すことにより、心の中に隠された軸を見つける方法が解説されている本です。自分の信念や本当にやりたいことが見えてくるので、迷いなく行動することができるようになります。
外にばかり答えを求めて迷っている人には、読んでもらいたい本ですね。今後の人生の指標を見つけることができるはずです。
「ブレない自分」のつくり方
アドラー心理学に基づいて、芯の強い自分になるための方法が解説されています。他人と比べて劣等感を持っている人、今の自分が大嫌いな人には、かなりおススメできる内容となっていますね。
日常生活でよくある35種類のケースを提示して、それぞれの解決法などが紹介されていました。自分の現状に近いケースがあるはずなので、具体的な対処法が見つかると思いますよ。
以上、芯の強い人間になるための方法を紹介しました。
確固たる自分の軸を持っていると、自信を持って行動することができます。仕事やプライベートに限らず、芯の強い人間だと迷うことなく決断することが出来るはずです。
photo credit: Sixty Two|“The Cool Girl”|I’ve Been Scolded!