疲労回復に効果的な食事方法とは?体に疲れを溜めないための生活習慣
2016/05/06
仕事が忙しくなってくると、疲労が溜まってしまいますよね。若い頃ならすぐに回復しますが、年を取ってくると疲れが抜けないことが多いでしょう。週末に休んだとしても疲れが残ってしまうので、慢性疲労になってしまうかもしれません。
慢性疲労だと倦怠感やモチベーションの低下など、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。なので、日頃から疲れを溜めないように、意識をしておいてください。そうすれば、いつでも元気に行動できるようになるでしょう。
ここでは、疲れを溜めないための食事方法について解説をします。また、以下のページも、参考にしてみてください。
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疲れが取れない原因とは?
体内時計がズレている
布団に入っても眠れないときや十分に寝たのに眠い時には、体内時計がズレている可能性があります。不規則な生活習慣をしていると、時差ボケの状態となってしまうわけですね。なので、昼間に眠くなってしまったり、寝ても疲れが取れなくなってしまいます。
睡眠中は疲労回復の時間ですから、質の高い睡眠を取れるようにしないといけません。なので、早寝早起きを心掛けて、起きてすぐに朝日を浴びるようにしましょう。そうすることで、体内時計は正常化されるはずです。
筋肉が硬くなっている
デスクワークや運動不足の状態が続くと、体中の筋肉が硬くなってしまいます。すると、血行不良になってしまって、疲れが溜まってしまうわけです。肩こりや腰痛などの原因となることもあるので、身体的に影響が出る可能性がありますね。
身体を動かさないと、筋肉は硬くなります。疲れが溜まりやすくなりますし、怪我のリスクも増えてしまうでしょう。なので、定期的に運動やマッサージを行うことをおススメします。硬くなった筋肉をほぐすことができれば、疲労も回復していくはずです。
ビタミンB群の不足
ビタミンB群は、栄養素をエネルギーに変換する働きがあります。なので、ビタミンB群が足りなくなってしまうと、エネルギー不足となってしまうわけですね。すぐに疲れてしまいますから、体力の低下に繋がります。
特に、ビタミンB1には、疲労回復効果があるので重要です。玄米や豚肉などに多く含まれていますから、積極的に食べるようにしましょう。
鉄分・ミネラルの不足
鉄分が不足すると、血中のヘモグロビンが減少します。すると、全身の細胞に酸素が送られなくなるので、貧血になって疲れやすくなるわけですね。レバーや海藻類に鉄分が多く含まれていますから、意識的に食べるようにしてください。
また、ミネラルも体には欠かせない栄養素の一つです。エネルギーを産生して代謝を促進する働きをするので、不足することでエネルギー不足となってしまいます。納豆や海藻類にミネラルが豊富ですから、覚えておきましょう。
現代人の食生活は、鉄分やミネラルが不足しがちだと言われています。なので、ちゃんと栄養補給できるように気を付けてください。
腸内環境が悪くなっている
腸の働きが悪くて便秘がちだと、老廃物が溜まってしまって倦怠感などの原因となります。消化吸収も阻害されてしまいますから、常にエネルギーが足りない状態となるわけですね。なので、食物繊維やオリゴ糖などを摂取すると良いでしょう。
また、暴飲暴食をすると、胃腸に負担をかけてしまいます。そうすると、疲労の原因となりますので、腹八分目に抑えて食べ過ぎを控えるようにしてください。
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疲労回復に効果的な食事について
豚肉
豚肉には、牛肉の10倍のビタミンB1が含まれています。先述したように、ビタミンB1は疲労回復に欠かすことができない栄養素です。炭水化物をエネルギー源に変えてくれますから、疲れを吹き飛ばすことができるでしょう。
仕事が忙しい時には、昼食に焼き豚定食などを食べるのが効果的ですね。また、クエン酸を一緒に取ることで、ビタミンB1の効果を高めることができます。柑橘類や梅干しなどのすっぱいものに含まれていますから、食事の際に食べると良いでしょう。
トマト
トマトに含まれるリコピンには、強い抗酸化作用があります。なので、老化の原因である活性酸素を除去することができ、細胞を若々しい状態に保つことができるわけです。また、クエン酸を含んでいたり、食欲を増進する働きもありますね。
活性酸素の除去はアンチエイジングの要となっており、老化防止や美容に大きく注目されています。ですから、積極的にトマトを食べることで、女性は美しさを保つことができるでしょう。トマトジュースなどもあるので、気軽に摂取することができます。
甘いもの
甘いものを食べると、脳の疲労を回復させることができます。脳のエネルギー源はブドウ糖なので、糖分を摂取すれば脳が活発に働くようになるんですね。なので、集中力が切れた時などは、チョコレートや黒砂糖などを食べるようにしてください。
仕事中にサッと食べられるように、机の中にお菓子を忍ばせておくのは効果的でしょう。常に頭が冴えますから、仕事の効率をアップさせることができます。身体の疲労回復だけでなく、脳の疲労回復も重要だといえます。
ご飯とみそ汁
最近は欧米風の食生活をしている人も多いですが、和食を意識するだけで疲労回復に効果があります。ご飯とみそ汁を毎日食べることで、必須アミノ酸をバランス良く摂取することができます。米や豆類を食べれば、理想的な栄養バランスとなるわけですね。
また、多品目のおかずを食べることを意識すれば、多くの栄養を補給することができます。肉や野菜、魚などのバリエーションを増やすことで、疲れにくい体を作ることができるでしょう。
鶏の胸肉
鶏の胸肉には、イミダペプチドという成分が含まれています。このイミダペプチドは、疲労回復に大きな効果があると言われていますね。渡り鳥が休むことなく飛び続けられるのは、イミダペプチドに疲労回復効果があるからです。
1日に100gの鶏の胸肉を摂取することで、疲れが取れやすくなるそうです。胸肉は安いですから、積極的に食べるようにしましょう。
以上、疲労回復に効果的な食事について解説をしました。知らないうちに疲れが溜まってしまいますから、日頃から食生活に気を付けることが大切ですね。ちゃんと栄養補給をしていれば、疲れが溜まりにくくなるはずです。
photo credit: grosse fatigue …