冷房病(クーラー病)の症状と予防方法。身体が冷えないように対策しよう!
2016/05/06
当たり前ですが、夏は暑いですよね。室内でも40℃近くまで上がることがあるので、熱中症になる危険があります。なので、冷房をつけて室内の温度を下げるようにしましょう。こうすることで、真夏でも快適に過ごすことができます。
しかし、自宅なら温度調節が簡単出来ますが、オフィスなどであれば冷房が強くて寒すぎる場合があります。自分一人の判断で、室温を上げることができないでしょう。実は、室内が寒すぎると、冷房病(クーラー病)にかかる可能性があります。
身体が冷えることで身体に悪影響を与えてしまいますから、注意をしなくてはいけません。ここでは、冷房病を防ぐための秘訣を紹介します。
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冷房病とは何か?
人間の体温は、常に一定になるように調節されています。サウナに入ったりハードな運動をしたりすると、汗をかくことで体温を下げるわけです。しかし、冷房の効いた部屋に長時間いると、汗をかかないままで体温が下がってしまいます。
すると、体温調節を司る自律神経がおかしくなってしまい、体調を崩してしまうわけですね。具体的な症状としては、以下のようなものがあります。
- 体温が下がりすぎる
- 下痢や便秘などの胃腸症状
- 倦怠感
- 食欲不振
- 頭痛
- 肩こり
個人差がありますから、人によって症状が大きく異なるでしょう。一度、症状が表れると、毎年ひどくなるという人もいるようです。また、冷房を使わなくなった秋や冬になってから、症状が表れるという人も少なくありません。
誰でも発症しうる病気ですから、他人事としては考えないようにしてください。
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冷房病を予防するための6つの方法
汗をかく
まず、冷房病を予防するためには、積極的に汗をかかなくてはいけません。発汗機能が失われることで冷房病となりますから、日頃から汗をかくようにすれば自律神経がおかしくなることは無いでしょう。
簡単に汗をかく方法としては、半身浴やサウナなどがありますね。半身浴なら自宅でもできますから、38℃くらいのぬるま湯に30分以上浸かるようにしてください。また、先頭などでサウナに入ると、手っ取り早く汗をかくことができます。出かけるのが面倒だと思うかもしれませんが、運動も兼ねて近くの銭湯へ行ってみるのも良いと思います。
さらに、有酸素運動をして汗をかくのも良いですね。身体を動かすと、全身の筋肉が活性化されて血行を促進することができます。基礎代謝を高めることもできるので、自律神経を正常化させることができるでしょう。
冷房の風が当たらない場所へ移動する
オフィスでエアコンの近くの席だと、風が直接身体に当たってしまいます。それだと、急激に体が冷えてしまうので、他の場所へ移動した方が良いでしょう。上司に相談をすれば、席の移動や風向の調節などを行ってくれるかもしれません。
風が当たると気が散って、仕事に集中できなくもなります。なので、早めに相談をした方が良いですね。風邪を引く原因にもなりますから、気を付けるようにしてください。
冷たいものを体内に入れない
夏になると、冷たい飲み物やかき氷などを口に入れてしまいがちですよね。仕事終わりに冷たいビールを飲むと、すごく気持ちが良いです。でも、冷たいものは、体温を下げてしまうので注意が必要となります。
また、内臓にも大きな負担をかけてしまうので、あまりお勧めはしません。なので、夏にこそ、温かいものを口に含むようにしてください。発汗作用を促しますから、冷房病の防止にも繋がるでしょう。
湯船に浸かる
暑い日が続くと、お風呂をシャワーだけで済ます人が多いです。でも、冷房で身体の芯が冷えている場合、シャワーを浴びても体を温めることができません。なので、夏でも湯船に浸かるようにしてください。
先述したように、半身浴などをすると発汗作用を促すことができます。30分ほど浸かり続けることで、体の芯からポカポカにすることができるでしょう。また、安眠効果も高めることができますから、寝る前に湯船に浸かることを習慣にすることをおススメします。
防寒具を用意する
会社のオフィスが寒すぎるときには、ひざ掛けやブランケットなどの防寒具を用意しておくと良いでしょう。背中に羽織ることで、体温の低下を防ぐことができます。また、腹巻きなどをすることで、お腹を冷やさずに済みますね。
他にも、マスクをすれば冷気を吸い込むのを防げますし、スカーフを巻くことで首を温めることができます。そして、レッグウォーマーなどを使うことで、ふくらはぎを温めることができるわけです。色々な防寒具がありますから、状況に合わせて使い分けるようにしてください。
ツボを刺激する
身体の冷えを抑えることができるツボがあるので、それを刺激するのも良いでしょう。詳しくは、以下のようになります。
足首の内側のくるぶしから、指4本ほど上にあるツボです。ゆっくりを息を吐きながら押して、息を吸いながら離します。ここで痛みがあるならば、体が冷えている証拠です。連続で3回ほど刺激すれば、体が温まっていくでしょう。
【合谷(ごうこく)】
手の甲の親指と人差し指の付け根に位置するツボです。少しくぼんでいる場所なので、すぐに見つかると思います。ここを反対の手の親指で、3秒押して3秒離すのを繰り返しましょう。このツボは万能なので、冷房病の他にも、頭痛や花粉症、肩こりなどに効果があります。
【気海(きかい)】
おへそから、親指の2本分ほど下にあるツボです。身体全体の血行を良くする働きがあり、冷えた体を温めることができます。マッサージするようにゆっくりと刺激すれば、効果を実感することができるでしょう。
以上、冷房病を予防するための方法を紹介しました。自分でも気付かないうちに、冷房病にかかっている可能性があります。なので、日頃から体を冷やさないようにして、しっかりと対策を行うようにしてください。
photo credit: IMG_0838