信頼できる人には誠実さがある!信頼を得るために必要な3つのこと
2018/01/25
人間関係において重要になってくるのが、「信頼」についてですよね。
友達から信頼されることができれば、一生付き合っていくことができますし、困ったときにも助けてもらうことができるでしょう。
職場で信頼を得ることができれば、重要な業務を任せてもらうことが出来ますし、高い評価を受けられるようになるはずです。
- 職場で認めてもらえずに孤立している
- 部下が言うことを聞いてくれない
- 先輩からの対応が冷たい気がする
- 彼氏・彼女との関係が上手くいっていない
- 両親から失望されている
こういった状況にある人は、周りからの信頼が得られていない可能性が高いですね。
信頼されるためには、誠実さが無くてはいけません。
日頃から誠実さのある行動を心がけていれば、自然と周りからの信頼は付いてくるでしょう。なので、信頼されていない人は、日頃の行動を見つめ直すようにしてください。
信頼とは一朝一夕で生まれるものではありませんし、日頃からの積み重ねが必要となってきます。
目次
誠意とは私利私欲を捨てること
誠意という言葉を辞書で調べると、次のような意味が書かれていました。
私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること
引用:コトバンク
つまり、自分の利益を省みず、相手の為に尽くすということですね。
打算的に行動をする人は、それが相手に伝わってしまうために、誰からも信用されることはありません。相手からすると、自分を陥れようとしていると感じてしまうからですね。
一方、何の計算もなくフラットに接することができれば、裏表のない印象が感じられます。すると、信頼につながりやすくなるということです。
口で言うのは簡単ですが、実行するとなると非常に難しいと思います。特に、ビジネスの場面だと必ず利害関係が絡んでくるので、私利私欲を捨てるというのは難しかったりしますよね。
なので、相手の気持ちを最優先に考えて、相手の為になるような行動を心がける必要があります。こういった行動を積み重ねることで、少しずつ信頼は大きくなっていくでしょう。
「周りから頼られる存在になる10の方法」でも解説したように、信頼関係は日々の言動や態度などから生まれてくるものです。一朝一夕で得られるものではありませんから、毎日の積み重ねを意識しておいてください。
スポンサーリンク
誠実さを伝えるために重要なこと
嘘をつかない
自分を大きく見せようと見栄を張ったり、相手を欺こうとする人は、信用を失ってしまいます。常に、正直でまっすぐな態度でいることが、誠実な人間にとって重要な事でしょう。誰に対しても、正直な態度でいるように心掛けてください。
あえてダメな自分を見せることで、好感を持たれやすくもなります。裏表のない印象を与えられますから、積極的に恥をかくという姿勢が大切ですね。
他者を認める
自分が知らないことであったり、自分の価値観と合わないモノを、すべて否定してしまう人がいます。でも、それだと自分の視野が狭くなるだけですし、余計な争いを生みがちです。
なので、何でも否定するのは止めましょう。もっと他人に興味を持って、色々な考え方を受け入れるようにしてください。そうすれば、心に余裕が生まれますし、信頼も得やすくなるはずです。
約束を守る
約束を破った場合、それだけで信頼関係は崩れてしまいます。約束を守り続けることの積み重ねが、信頼関係に繋がっていくわけです。なので、守れない約束は、最初からしないということも大切なことですよね。
もしも、約束を果たせないようであれば、あらかじめ相手に連絡をしてください。代替案などを提示することで、信頼の低下を防ぐことができます。細かなフォローを入れておくと、誠実さを伝えることができるでしょう。
信頼されない人の特徴
言い訳をする
失敗をしたときに言い訳をすると、信頼を落とす原因となります。言い訳をするというのは、責任逃れということです。自分のやったことに対して責任が取れないのなら、信頼されるわけがありませんよね。
たとえ失敗をしたとしても、誠実な対応をすれば信頼を落とすことはありません。自分を守ろうと責任逃れをすると、逆効果となってしまうでしょう。
自分のことしか考えない
何に対しても、自分の利益を最優先に考える人がいます。世の中は競争社会ですから、周りの人を蹴落としてまで上がろうとするわけですね。こういったやり方だと、短期的にはうまくいくかもしれませんが、長期的には伸びることは無いでしょう。
周りからの信頼を無くしてしまうと、誰も自分を助けてくれなくなります。特に、管理職以上になるとチームで結果を出すことが求められるので、信頼を作れない人は評価されることはありません。
人の話を聞かない
人は誰でも、自分の話を聞いてもらいたいと思っています。自分の話を聞いてもらうことで、受け入れられたと思うからですね。だから、一方的に話し続けられてしまうと、自分の存在を否定されているように感じてしまうわけです。
特に、自分語りが多い人は、自慢話をする傾向にあります。他人の自慢話ほど退屈なものはありませんから、嫌われてしまう原因となるでしょう。
約束を守らない
待ち合わせに遅れてきたり、簡単な口約束を守らない人は多いですよね。こういった行動は、一気に信頼を無くしてしまいます。
約束を破ってしまうというのは、相手に対する裏切り行為です。相手の存在を軽んじる行為となるので、信頼されることは無いでしょう。全く誠意のない行動となりますから、軽い約束であっても守らなくてはいけません。
スポンサーリンク
信頼を得る人が心がけている3つのこと
失敗した時こそ誠実な対応
先述の通り、失敗した時に言い訳をすると、信頼を失ってしまいます。だから、失敗をしたのであれば、真摯な対応で謝罪を行うようにしてください。誠心誠意の謝罪をすることで、大抵のことは許してもらえるはずです。
ピンチはチャンスと言いますが、失敗時の対応から信頼を深めることができるケースは多いです。しっかりと相手を尊重する気持ちがあれば、言い訳をすることなく誠実な対応をすることができるでしょう。
自分から他人に歩み寄る
相手から信頼されたいのであれば、まずは自分から信頼を寄せないといけません。自分が心を閉じているのに、相手に信頼してほしいと思うのは無理がありますよね。
自分から心を開くことで、相手に対する好意を示すことができます。人は自分に好意を寄せる人に対して、信頼を持ちやすい傾向にあるわけです。心を閉じている人に対しては、信頼を寄せることは無いでしょう。
ただ、自分から信頼したとしても、相手も信頼してくれるとは限りません。しかし、自分から信頼しないと道は開けないので、積極的に殻を破るようにしてください。
プラスアルファの施しをする
相手に何かをしてあげる時には、プラスアルファで余分に与えるようにしてください。たとえば、相手の仕事を手伝ってあげるようなときに、少し多めにやってあげるわけです。
そうすれば、相手の期待を良い意味で裏切ることになるので一気に信頼が増すわけです。期待以上のリターンがあれば、誰だって嬉しくなりますよね。逆に、期待を下回ってしまうと、信頼を失う原因となるかもしれません。
積極的に与え続けることで、信頼というリターンを得られるはずです。
仕事で信頼を得るために必要なこと
専門知識
仕事においての信頼を高めるためには、専門的な知識が必要不可欠となります。知識が無い人に仕事を依頼したいとは思いませんし、会話をしても説得力が変わってきます。
なので、日々学ぶことを忘れてはいけませんし、新しい知識を積極的に取り入れる向上心が必要になりますね。その道における深い知識を持っておくと、プロフェッショナルとして信頼されるはずです。
結果
ビジネスの世界では、結果が全てとなります。どれだけ誠実で真面目な人であっても、結果を出すことが出来なければ、信頼されることはありません。
コンスタントに結果を出し続けるからこそ、次もやってくれるという期待が生まれます。これこそが、信頼なわけです。
ですので、いかなる場面でも結果を出すことが出来るように、日頃から準備を怠らないようにしておきましょう。
タイミング
信頼を作るためには、タイミングも重要です。必要なときに必要なものを提供するからこそ、相手からの信頼を得ることが出来ます。なので、そのタイミングと逃さないためにも、スピード感を持つことが大切です。
スピード感とは、決断をする早さとそれを実行するまでの早さを意識することです。現代においてスピードは命ともいえるものですから、出来るかぎり早く行動できるようにしましょう。そうすることで、タイミングを逃すことも少なくなるはずです。
信頼を得るのに役立つ本
一分で一生の信頼を勝ち取る法
心理学の観点から、信頼を得るための話し方を解説している本です。NHKキャスター歴17年の著者が書いているので、プロの話し方ノウハウを知ることができます。
自己紹介やプレゼンなどで、説得力のある話し方ができるようになるでしょう。特に、組織を持っている人や営業職の人にはおススメできますね。
人前で話す機会が多い人には、役に立つ内容が多いと思います。
上司力20
管理職で組織を持っている人に対して、部下から尊敬されるための方法が紹介されている本です。松下幸之助の側近として仕えていた著者の本なので、人を活かすためのノウハウが詰まっています。
部下を人間として尊重し能力を伸ばすことで、上司としての仕事を全うしたことになると書かれています。信頼される上司になるためには、必ず読むべき本だといえるでしょう。
以上、信頼を得るための方法を紹介しました。
信頼関係は、すぐに構築することが出来るわけではありません。毎日の積み重ねによって、少しずつ作られていくものです。
毎日の心がけ次第で、数年後の自分自身も変わってくるでしょう。なので、日々意識をして取り組みたいですね。
photo credit: MyTudut|Couple at the bar|eat brighter!