自分の性格を変えるための6つの手順とは?ダメな自分を変えるために!
2016/06/14
生まれつき大人しい性格の人は、自分のことを嫌っているかもしれません。明るい性格なら周りの人と楽しく過ごすことができますし、人間関係も円滑になるでしょう。それができなければ、自分に対して嫌悪感を持ってしまいがちです。
一般的に、生まれ持った性格は、変えることができないと思われています。しかし、諦めてはいけません。実は、後からでも自分の性格を変えることは可能です。どれだけ内気な人でも、明るく活発な人間になることは不可能ではありません。
ですから、将来に対して悲観的にならないでください。ここでは、自分の性格を変えるための方法を紹介します。
目次
性格が決定する要因とは?
人間の性格は、生まれつき決まっていると思われがちですよね。もちろん、ある程度の性格は、生まれた時に形成されています。しかし、それだけではなく、その後のいろいろな要因によって性格は変化していくわけです。
性格の決定要因としては、次のようなものがあります。
- 遺伝
- 環境
- 本人の努力
- 一過性の出来事
遺伝
生まれつき備わっている性格は、遺伝によるものがほとんどです。親が持っている性質が、そのまま子供に引き継がれるパターンですね。これは、誰にでも心当たりがあるでしょう。
脳にある神経伝達物質を司る遺伝子が似ているので、感受性などが親と似るパターンが多いようです。なので、明るくてよく話す親だと、子供も明るくなる可能性が高くなります。一方、大人しい親からは、大人しい子供が生まれやすいですね。
環境
生まれ育った環境によっても、性格は形成されていきます。
たとえば、裕福な家庭に生まれると、生活に余裕があるので大らかな性格になりやすいです。一方、貧しい家庭で育った子供は、上昇志向が強くハングリー精神を持った性格になったりしますね。
そして、親が育った環境を子供も引き継ぐので、親と性格が似てくることもあるでしょう。これは遺伝だと間違えられやすいですが、環境によっても親と同じような性格になる可能性があるわけです。
本人の努力
自分自身で努力をすることでも、性格を変えることができます。たとえば、何かの夢を持って頑張っている人は、すごいスピードで成長することがあるでしょう。ドラマや映画などでも、いじめられっ子が成長して強くなるストーリは定番ですよね。
周りの環境を意識的に変えることなども、本人の努力だといえます。「成功したければ成功者と付き合いなさい」と自己啓発本などでも書かれていますが、後天的に性格を変えることは可能です。
一過性の出来事
ある出来事がきっかけで、トラウマやコンプレックスが生まれることがあるでしょう。これも、性格を決める重要な要素になったりします。子供のころにいじめを受けて以来、人を信じれなくなったなどというケースです。
トラウマやコンプレックスは強く心に残るので、これまでの性格をガラリと変えることになるかもしれません。どちらかというと、マイナスに働いてしまうことが多いですね。
うつ病などに掛かってしまう人は、何らかのトラウマやコンプレックスを抱えていることが多いようです。
スポンサーリンク
性格を変えることは難しくない!
多くの人は、自分の性格を変えられないと思っていますよね。でも、それは間違った認識です。順を追って行動していけば、自分の性格を正反対に変えることも可能です。なので、自分を変えたい人は、やってみると良いでしょう。
そもそも、人間の性格は行動の結果として成立します。たとえば、人と話すことで喜びを感じ、毎日誰かと楽しく会話をしている人がいたとします。そういった人は、明るく積極的な性格になるでしょう。
一方、人前に立つだけで緊張するので、あまり話さない人がいたとします。その人は、他人を話すことを避けがちですから、コミュニケーション能力が上達しません。その結果、大人しくて内気な性格になるはずです。
つまり、明るい人は自分から積極的に行動するので、どんどん明るい性格になっていきます。そして、大人しい人は自分から行動しないので、どんどん内気な性格になっていきます。このように、行動が性格を決めてしまうわけですね。
『心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』引用:名言から学ぶ幸せのヒント
上記は、ヒンズー教で説かれている言葉です。
自分の心の持ち方を変えることで、態度や行動が変わります。そして、それが新しい習慣を作り出し、自分の性格も変えてしまうということですね。だから、性格を変えたければ、まずは心構えを変えることから始めなくてはいけません。
それができることで、最終的に人生まで変えてしまえるわけですね。性格が変われば、自分の生き方も変化します。なので、常に日常生活の中で意識をすると良いでしょう。
スポンサーリンク
自分の性格をガラリと変えるための6つの手順
1.自分の現状を把握する
性格を変えたいと思ったら、まずは現在の自分自身を知らないといけません。自分のことは、意外と分かっていないので注意が必要です。自分の現在の性格を正しく知ることで、どのように改善するべきなのかが分かってきます。
たとえば、「内気な性格」と言っても、特定の人の前だけで緊張するのか、すべての人に緊張するのかで違いますよね。また、しばらくすると打ち解けられるのか、まったく心を開くことができないのかなど、同じ性格の人は一人としていません。
なので、自分を客観的に見つめ直して、現状を正しく理解することから始めてください。
まずは、自分の行動パターンを紙に書き出すことが大切ですね。好きな状況や嫌いな状況、好きな友達や苦手な人など、思いつく限り紙に書き出してみてください。そうすれば、自分の本当の性格が見えてくるはずです。
2.理想となる自分をイメージする
自分の性格が分かったら、それをどのように変えたいのかを決めます。自分の理想的な性格を具体的にイメージしてみてください。「どうなりたいのか?」ということが見えていなければ、自分を変えることはできません。
たとえば、「初対面でも自分から話しかけられる性格」など、具体的に分かりやすくイメージすることが大切です。単に「明るい性格」というだけだと、漠然としすぎていてイメージしにくいでしょう。
芸能人やスポーツ選手など、自分が憧れている人を目指しても良いですね。実在する人がいた方が、明確にイメージすることができるはずです。
3.自分の言動を変えてみる
先述したように、人間の性格は行動の結果として形成されます。なので、日頃の言動を変えてしまうことで、それに応じた性格になることができるわけですね。そのため、自分の理想となる性格になったつもりで、言動を変えるようにしましょう。
「初対面でも自分から話しかけられる性格」になりたいなら、自分から積極的に他人へ話しかけるようにします。これを毎日続けることで、積極的な性格になることができるはずです。
行動を変えることで、習慣が変わります。習慣が変わることで、今までと違った性格が作られるようになります。少しずつ変えるのではなくて、すべてをガラリと変えることが大切です。ここで躊躇してしまうと何も変わりませんから、勇気をもって変化しましょう。
4.新しい趣味を見つける
何かの習い事を始めたり、新しい趣味を始めるのはおススメです。なぜなら、新しいコミュニティに入ることができるので、それをキッカケとして自分を変えることができるからです。自分の過去の性格を知っている人の前だと、なかなか変えづらかったりしますよね。
でも、全く初めてのコミュニティに入ることで、容易に新しいキャラクターを作ることができます。大学に入ってからイメチェンする人を、「大学デビュー」と言ったりしますよね。これも、新しい環境に入ることで、性格を変える実例です。
気の合う仲間を見つけたりもできますから、どんどん新しいことへチャレンジしていってください。
5.見た目を変える
服装や髪形など、見た目を変えてみるのも良いですね。眼鏡からコンタクトレンズにすることで、かなり印象を変えることができます。見た目の印象はすごく大切ですから、少し明るめの色にしたり、清潔感を意識してみましょう。
形から入ることで、自分への自信に繋がることもあるはずです。見た目から入ると行動も変えやすいですから、気持ちを切り替えるためにイメージチェンジをやってみてください。また、部屋の模様替えをしたり、車を買い替えたりといったことも効果があります。
6.憧れの人の真似をする
目に見える形の目標があったほうが良いので、自分の理想とする性格を持っている人を見つけてください。芸能人やスポーツ選手でもいいですし、会社の先輩や友達などでもいいでしょう。
そして、実際にその人になりきったつもりで、口癖や仕草などを真似てみてください。そうすれば、自然と性格も似てくるはずです。なので、相手をじっくりと観察しながら、立ち振る舞いを研究してみましょう。
ものまねタレントなどは、ある人を研究し続けることで、顔つきまでその人に似てくるようです。なりきるということは非常に大切ですから、トコトン真似してみることをおススメします。
性格を変えるのに役立つ本
がらっと 自分の「性格」を思いのままに変える方法
夢実現プロデューサーの山崎拓巳さんが書いた本です。性格を変えるために必要なことを、56項目にわたって解説されています。
積極的になる方法や友達を増やす方法、気持ちを切り替える方法など、参考になる部分が多いです。
平易な文章で読みやすいですし、いくつかを実践していけば自分を変えることができるでしょう。
性格は捨てられる
心理カウンセラーの心屋仁之助さんが書いた本です。テレビ出演もされているので、かなり有名な方ですね。
人の性格の裏側には、「肯定的な意図」が隠されているようです。それと知ることによって、自分の感情と向き合うための方法が解説されています。
今の自分を否定しないことが大切だと書かれているので、自信を失うことなく性格を変える方法が見つかるでしょう。
以上、自分の性格を変えるための方法を紹介しました。性格を変えることができれば、その後の人生に大きな影響を与えるはずです。劇的に人生を変えるキッカケになることもあるので、自分の理想とする性格に変えてみてください。