なんとなく苦手な人との賢い接し方とは?会話方法や付き合い方について
2016/05/06
学校や会社などのコミュニティにいると、必ず一人くらいは苦手な人がいたりしますよね。会話が合わなかったり、怖そうな見た目だったり、何かしらの理由で苦手に感じてしまう人がいるはずです。
でも、苦手だからといって避けていては、人間関係が良くなることはありません。特に、社会に出ると、苦手であっても仕事で連携を取る必要があります。だから、自分とは合わない人との接し方を知っておく必要があるでしょう。
ここでは、苦手な人との関わり方について紹介をします。
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ある人を苦手だと感じてしまう理由
価値観が違う
人には誰でも、それぞれの違った価値観があります。プロ意識を持って仕事に臨む人がいれば、仕事よりも家族を優先させる人などもいますよね。人によって重要視しているものが違いますから、人間関係で衝突することも珍しくありません。
だから、自分と価値観が合わない人に対して、苦手意識を持ってしまうことがあるでしょう。その人と話すだけでイライラすることがあるので、ケンカになってしまうかもしれません。なので、考え方が違う人と接するときには注意が必要です。
同族嫌悪
自分の嫌いな部分やコンプレックスが、相手にも存在している場合があります。たとえば、学歴が無いことや嫉妬深い性格、だらしなさなどですね。相手の中に自分のコンプレックスが見えた場合、反射的に拒否してしまうことがあるわけです。
なので、誰かに嫌悪感を抱いたのであれば、それは自分に問題があるのかもしれません。自分の嫌な部分が相手に反映されると、その人のことを嫌いになってしまいます。だから、自分のコンプレックスを解消することで、苦手意識の克服に繋がるといえるでしょう。
生理的に無理
その人の見た目や話し方などで、苦手だと感じてしまうことがありますよね。第一印象が悪ければ、その後の人間関係に影響することがあるわけです。特に、不潔感のある見た目をしている人だと、一瞬で苦手意識を持つことが多いでしょう。
ただ、見た目だけで判断してしまうのは良くありません。深く話してみると、意外と良い人だったりすることがあります。相性が良い人の場合もあるので、偏見を持つことなく話してみるということが大切ですね。
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苦手な人と接するときの6つのポイント
割り切ってしまう
人は誰でも、良い面と悪い面を持っています。だから、自分には合わないという人も、一定数だけ存在しているわけです。なので、どうしても合わない人がいるのなら、無理に仲良くする必要はありません。仕事上の付き合いとして、割り切って接するようにしましょう。
ただ、割り切ると言っても、距離を置くという意味ではありません。その人を避けるのではなくて、普通に接するようにしてください。心の中で「この人は仕事上の人だ」と思うことで、嫌なことがあっても我慢できるようになります。深く付き合うのではなくて、表面上だけ仲良くしていれば、仕事上では上手くやっていくことができるはずです。
人生勉強だと思う
世の中を生きていくうえで、苦手な人と接する機会は多いです。だから、自分の勉強だと思って、苦手な人と積極的に話すようにしましょう。ここで付き合い方を学んでおくことで、他の苦手な人ができた時に上手く接することができるようになります。
接していてイライラしない方法、距離感を近づける方法、相手の心をつかむ方法など、色々なことを学ぶようにしてください。居心地の良い人としか接していないと、いつまでもコミュニケーション能力が上がりません。
苦手な人と上手く接することができるかが大切なので、そのためにも会話の仕方を学ぶようにしましょう。
自分の捉え方を変えてみる
先述したように、人には良い面と悪い面があります。そして、その捉え方も人によって変わってくるわけです。たとえば、Aさんから見ると親切な行動だと思っても、Bさんから見るとおせっかいだと感じたりします。このように、捉え方が違うだけで、その人への評価は大きく異なるということですね。
だから、苦手な人がいた場合、自分の捉え方に問題があるかもしれません。自分の中で勝手にイメージを膨らませてしまって、悪い人のように考えている場合があるわけです。なので、自分勝手なイメージを持つのではなくて、実際にその人と話してみて判断をしてください。
もしかすると、意気投合して大親友になれるかもしれません。
相手をよく観察する
苦手な人がいたら、その人のことを注意深く観察してみましょう。そして、「なぜこの人は機嫌が悪いのか?」ということを考えてみるわけです。すると、何か理由が見つかるかもしれません。それを改善できれば、仲良くなれる可能性が高いですよね。
また、相手の良い部分も少しずつ見えてくるようになるので、共感できるポイントが見つかるかもしれません。相手の意外な一面が見つかれば、それがキッカケで親しみを持てることがあります。
陰口を叩かない
どれだけ相手のことが苦手だとしても、陰で悪口を言ってはいけません。そういう噂は、自分が知らないうちに広がってしまうものです。もしも、本人の耳に入ってしまったら、関係性は最悪となってしまいます。
だから、陰口を叩くのは止めてください。誰かの悪口を言ってしまうと、それを聞いている人たちも気分が悪くなるものです。自分の性格の悪さを広めてしまっていると同じなので、悪口よりも褒め言葉を口に出すことを意識しましょう。
相手に多くを期待しない
相手に対して過剰に期待をしてしまうと、それだけイライラしてしまいます。自分の期待以上の動きをしてくれることは稀なので、一方的な期待を掛けない方が良いですね。だから、最初から期待をしないでください。
相手の言動に腹が立ってしまうのは、相手に多くのことを期待しているからです。「自分のことを理解してくれるはず」「きっと分かり合えるはず」など、このような期待をしていると、それを裏切られたことで大きなショックを受けてしまいます。
思い通りに人を動かすことは難しいですし、過剰にストレスを感じることになります。そのため、自分のできることを精一杯行うということが大切ですね。自分と他人は違う生き物ですから、考えを押し付けないようにしましょう。
以上、苦手な人との接し方について紹介をしました。世の中には自分と合わない人が多いですから、そういった人とでも気軽に接することができるようにしてください。付き合いの幅が広がることで、新しいチャンスが生まれるかもしれません。
photo credit: PICT1331