疲れ目を解消するための6つの方法とは?温冷療法やツボの刺激などが有効!
2016/05/06
パソコンやスマホを長時間使っていると、目が疲れてしまいますよね。仕事で一日中パソコンを使う人も多いですから、目を日常的に酷使している人は多いはずです。そのまま放置していると、肩こりや視力の低下に繋がるので注意が必要だといえます。
ちゃんと対処をすれば、目の疲れを解消することは可能です。パソコンやスマホを控えるのが一番ですが、仕事上できない人も多いでしょう。なので、適切な対処法を知っていることで、目の疲れを最小限に抑えることができるわけです。
ここでは、疲れ目を解消するための方法を紹介します。
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目の疲れは筋肉疲労が原因
目の周りには、外眼筋という6本の筋肉が付いています。これらの筋肉を動かすことで、目の向きを変えることができるわけですね。しかし、パソコンやスマホ、読書などをしていると、眼球の位置を長時間変えない状態が続くことになります。すると、外眼筋に負担が掛かってしまうので、疲労が溜まるということです。
また、目のピント調節をするための毛様体筋という筋肉がありますが、近くのものを見続けることでピントを維持するために疲労が溜まります。だから、眼球を動かさずに近くのものを見つけるという動作は、目に大きな負担をかけてしまうわけですね。
そういった点から、パソコンやスマホ、読書などは、目が非常に疲れやすいです。一定の距離でピントを合わせたままにすると、毛様体筋が弱くなってしまって他の距離でピントを合わせることができなくなります。これが、視力の低下に繋がるということですね。
また、目の筋肉に負担が掛かると、首や肩の筋肉にも影響します。その結果、首や肩がこってしまうということになります。だから、目の疲れを解消できれば、首や肩のこりも無くなることが多いです。
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目の疲れを解消するための6つの方法
温める
目がショボショボしてしまう時は、目の周りの血行不良が原因です。目を酷使することによって外眼筋が硬くなってしまい、それが血管を圧迫しているわけですね。なので、目の周辺を温めることで、血行を促進しましょう。
やり方としては、水で絞ったタオルをレンジで加熱します。それで蒸しタオルができるので、2~3分ほど顔の上に乗せてください。タオルが熱すぎる可能性がありますから、十分に温度を確認しましょう。タオルにアロマなどを垂らせば、リラックス効果を得ることもできます。
冷やす
目が充血してしまっている場合は、細い血管が膨張して炎症を起こしていることが原因です。なので、目の周辺を冷やすことで、充血を和らげるようにしてください。氷水で絞ったタオルを顔の上に乗せて、2~3分ほど放置します。
また、氷が無いのであれば、濡れたタオルを冷蔵庫で冷やしておきましょう。目の周りを冷やすことで、血管が収縮して炎症を抑えることができます。また、充血を抑える効果のある目薬を併用すると、さらに大きな効果が期待できるはずです。
ツボを刺激する
目の疲れを解消するツボがあるので、それを刺激しましょう。筋肉の緊張をほぐすことができるので、目の疲労を抑えることができるわけです。仕事の合間にツボを刺激すれば、長時間の作業でも疲れにくくなると思います。
- 睛明(セイメイ) :目頭と鼻が交差する点
- 攅竹(サンチク) :目頭と眉毛が交差する点
- 魚腰(ギョヨウ) :眉毛の真ん中の眼窩にある点
- 絲竹空(シチククウ):眉毛の外側にある点
- 太陽(タイヨウ) :こめかみのくぼんだ点
- 承泣(ショウキュウ):目の真ん中下の眼窩にある点
上記の6つのツボを順番に刺激してみてください。目の周りにある筋肉を刺激して、硬くなった部分をほぐすことができるはずです。ツボを刺激すると気持ちが良くなるので、気分転換にもなるでしょう。
目の体操をする
パソコンなどを長時間やっていると、ピントの距離が一定なので毛様体筋に負担をかけてしまいます。なので、目の体操を行って、毛様体筋をほぐすようにしてください。以下のような手順で行うと、非常に効果があります。
- 目を強く閉じて、パッと開ける
- そのまま目を右へ移動する
- 顔を動かさずに、目を左へ移動
- 同じように上へ移動する
- 最後に、下へ移動
このように、四方へ目を動かすことで、硬くなった筋肉を柔らかくするわけですね。目を疲れさせないためには、30分ごとに体操を行うようにしてください。
遠くを見る
同じ場所を長時間見続けると、外眼筋や毛様体筋の負担が大きくなります。ですから、たまには遠い場所を見つめることで、ピントをずらす必要がありますね。色々な距離のものを見ることで、目の周辺の筋肉を細かく動かすことができます。
だから、パソコン作業をしている時でも、たまに天井や窓の外に目を向けてみてください。あまりに遠すぎる場所を見ても意味が無いので、1~10mくらいの距離にあるものをいくつも見るようにしましょう。
目に良い食品を食べる
目の健康に良い食品があるので、毎日の食事の中に取り入れてみてください。そうすれば、目が疲れにくくなるはずです。一番有名なものとしては、ブルーベリーがありますね。アントシアニンが含まれており、これが目の健康に効果があります。
また、黒酢を飲むのも良いですね。血液をサラサラにして血行を促進する効果があるので、目の周りの血行が良くなって疲労が軽減されます。他には、青魚を食べることで、DHAやEPAを摂取することも有効です。
以上、疲れ目を解消するための方法を紹介しました。普段から目が疲れやすくなっている人は、これらを参考にすると良いでしょう。若いうちから目に気を遣っていると、老眼や緑内障などの予防に繋がるはずです。
photo credit: Green eye