褒め上手になるには?5つのテクニックを紹介します。
2016/05/05
仕事やプライベートの場面で、人と関わる機会は多いですよね。なので、毎日の生活の中で、コミュニケーションは欠かすことができないものです。日頃から関係性を構築しておけば、困った時に助けてもらうことができるでしょう。
でも、コミュニケーションが苦手な人にとっては、関係性を築くことが難しかったりします。いつまでも、顔見知りの関係から進めないことだってあります。そういった場合は、褒め言葉を上手く活用するようにしてください。
人を褒める習慣があれば、相手は気分が良くなるでしょうし、あなたに好印象を持ってくれるはずです。なので、褒め上手になれるように、意識をしてみてください。ここでは、人を褒める技術について解説をしていきます。
スポンサーリンク
なぜ、褒める必要があるのか?
人は誰でも、「自己重要感」という感情を持っています。これは、自分のことを認めてほしいと思う感情のことです。たとえば、ブランド物のカバンや高級車を欲しがる人は多いですよね。これは、高価なものを身に付けることで、周りからすごいと思ってもらいたいからです。
また、最近だとTwitterやFacebookなどで、自分のプライベートを公開する人も増えてきました。これも、自分という存在を知ってもらって、認めてもらいたいと思う心の表れだと思います。つまり、人は誰でも自分のことを特別な存在だと思ってもらいたいわけです。
だから、人を褒める習慣を付けることが大切になります。相手を褒めるということは、その人のことを認めるということです。褒められた相手は、自己重要感が満たされます。そうすると、脳からドーパミンという物質が分泌されて快楽を感じるわけですね。
なので、相手は嬉しい気分になって、あなたに対して好感を持ってくれるはずです。このように、相手を褒めるということは、コミュニケーションを円滑にするために必要なことだといえます。
ですので、人を上手く褒める技術を磨くようにしてください。
スポンサーリンク
褒め上手になるための5つのテクニック
繰り返し褒める
日本には、謙遜の文化があります。相手を褒めたとしても、「いやいや、そんなことないですよ。」と謙遜されることが多いですよね。自分は本気で褒めているつもりでも、相手からは社交辞令に取られてしまうことがあるわけです。
そういった場合は、何度も同じ部分を褒めるようにしましょう。その人に会うたびに、毎回同じ部分を褒めるようにします。すると、最初は社交辞令だと思っていた人も、だんだんと実感が湧いてきます。
同じ日に何度も褒めるとウザイですが、別の日であれば大丈夫です。根気よく褒め続けることで、相手にも伝わるはずですよ。目安としては、3回くらい褒めた方が良いですね。「いつも元気ですね」とか「センスが良いですね」など、何でも良いので思ったことを口に出すようにしてください。
会うたびに褒めるようにすれば、印象の良い自分を相手にイメージさせることができます。相手との関係性は、一定の期間をかけて作るものですから、日頃から意識をするようにしましょう。
意外な一面を褒める
誰とでも明るく話す人に「明るいですね」と言っても、あまり効果はありません。それは、本人も自覚していることだからです。それよりも、本人すら気づかなかったような部分を褒めることで、相手にインパクトを与えることができます。
「細かい部分まで見てくれる人だ」と思ってもらえるので、相手は感動してくれるかもしれません。だから、しっかりと相手を観察するようにしましょう。意識的に人を見ておかないと、上手く褒めることは出来ないはずです。
なので、観察力を付けることが、褒め上手になる秘訣といえます。ですから、相手に興味を持って、細かい部分まで見るようにしましょう。ポイントとしては、相手のちょっとした仕草などを褒めると良いですね。
「目を見て話す人だから信頼できます」とか「気配りができますね」など、本人も意識していないような部分を褒める癖を付けるようにしてください。
間接的に褒める
褒め言葉で一番効果的なのは、他人の口から伝えてもらうことです。たとえば、「Aさんがあなたのことを、行動力があってスゴイって言ってたよ」と聞いたらどう感じますか?すごく嬉しく感じるはずです。
これは、直接本人から褒められるよりも、誰かから間接的に聞く方がリアリティがあるからです。自分がいない間に褒めてくれたわけですから、社交辞令である可能性は低いですよね。だから、日常的な会話の中で、色々な人を褒めるようにしましょう。
本人がいないときに褒めるようにすれば、それがいつしか本人の耳に入ることがあるはずです。周りの人が自分の代わりに広めてくれるわけですから、すごく有効ですよね。なので、日頃から褒める習慣を付けて、種を撒くようにしてください。
思ったらすぐに褒める
相手を褒めるときに、色々と考えすぎる人がいます。「こんなこと言ったら失礼じゃないか」「なんて褒めたら良いだろう」など、不安になってしまうわけですね。でも、ちゃんと考えて褒めたとしても、相手の心に響かない場合も多いです。
なぜなら、心がこもっていないからです。思ったことをサッと言うから、そこに感情が加わって相手に響くわけですね。でも、色々と考えすぎてしまうと、機械的な言葉になってしまって信憑性が薄くなります。
だから、逆に嘘っぽく聞こえてしまうわけです。ですから、思い付いたことをすぐに言うようにしましょう。もしも、相手を不快にさせたとしても、すぐに謝れば良いわけです。恐れていても始まりませんから、積極的に褒めるようにしてください。
具体的に褒める
褒め言葉は、具体的であるほど良いです。たとえば、「その服、カワイイね」というよりも、「その服、花柄がキレイだね」という方が伝わりやすいです。あまりに抽象的すぎると、適当に言っていると思われるので注意してください。
これは、初めのうちは難しいかもしれません。慣れていないと、具体的に口に出すのができなかったりします。なので、日頃から色々なものを褒めてみることが大切です。人じゃなくても、「あのポスター、キャッチフレーズが男らしい」とか「あの車、タイヤまでキレイに洗ってる」などですね。
何でも良いから具体的に褒める練習をすれば、自然に褒め言葉が出てくるようになるはずです。毎日意識するようにしてください。
以上、褒め上手になる秘訣を紹介しました。とにかく、相手に興味を持って観察をすることから、すべてが始まると思ってください。ちゃんと相手を見ていれば、褒めるべき場所は見つかるはずです。そして、的確に褒めることで、関係性を深くすることができるでしょう。
photo credit: Photosightfaces