ビジネスマンが身に付けるべき効果的な質問方法とは?
2016/05/06
コミュニケーションにおいて、質問をすることは大切です。会話を弾ませることができたり、相手の気持ちをうまく引き出すことができるようになります。なので、コミュニケーション能力を高めるためには、質問力を伸ばす努力をしましょう。
何も話すことが思い浮かばなくても、質問を上手に使うことで会話は弾みます。相手との共通点などを見つけるためにも、質問を上手く使えた方が良いですね。しかし、内容によっては、相手を傷つける可能性もあるので注意してください。
ここでは、質問上手になるための秘訣を紹介します。
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質問をする前の心構えについて
自分が何を求めているのかを明確にする
特に聞きたいことも無いのに、適当に質問をする人がいます。これだと、会話が一向に弾むことはありません。なので、自分がどんな答えを求めているのかを明確にして、質問をするようにしましょう。
たとえば、相手の趣味が知りたいなら、「休みの日は何をしてるの?」と聞けばいいですよね。また、遊びに誘いたいのであれば、「今度の日曜空いてる?」などと質問をすれば良いわけです。
このように、何が聞きたいのかを把握することで、するべき質問が見えてきます。ですから、事前にしっかりと頭を整理するようにしてください。
相手の邪魔をしない
相手の会話を遮ってまで、質問をするのは止めましょう。相手の話はつまらないと言っているようなものです。人は自分の話を止められると、気分を害します。そして、話に集中できなくなってしまうので、コミュニケーションが成立しないことがあります。
ですから、相手の話を最後まで聞いてから、自分の質問を行うようにしてください。相手の話をじっくり聞いていると、何か聞きたいことが出てくるはずなので、質問の材料探しのためにも、相手の話を聞くのは大切です。
共感で会話を弾ませる
会話を弾ませるために、共感は必要不可欠なものです。相手に質問をして、その返答に対して共感を示すようにしてください。「そうですよね。」「私もそう思う」などと共感されると、相手は嬉しくなります。
そして、どんどん深い会話をしたいと思いますから、距離感が縮まりやすいです。お互いに仲良くなりたいと思うのなら、積極的に共感を示すようにしてください。そうすれば、すぐに信頼関係を築くことができるはずです。
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ビジネスで使える上手な質問
質問といっても、多くの種類があります。それぞれに効果が変わってきますし、使うべき場所も決まっています。なので、質問の種類を上手く使い分けることで、質問力を伸ばすことができます。ですから、それぞれの特徴を知っておくようにしてください。
クローズド質問
これは、「イエス」か「ノー」で答える質問ですね。相手に負担を掛けずに質問をすることができるので、会話のキッカケ作りに最適です。たとえば、「今日は良い天気ですね」とか「暑いですよね」といった質問です。自然に相手に話しかけられますから、声を掛けるときに使いましょう。
また、相手の意志を確認するときにも有効です。「この資料、明日までに作れる?」と質問すれば、出来るかどうかが分かりますよね。簡単な確認事項にも使える質問ですから、幅広い用途に活用できますね。
イエスを引き出す質問
「明日は、14時に集合で大丈夫ですよね?」と質問することで、相手に念押しすることができます。何かを相手に思い出させたり、記憶に残させたいときに、「イエス」を引き出せるように念押しをしましょう。
会議などで責任の所在を明らかにするときなど、ビジネスの場面でも活用することができます。トラブル防止に役立ちますから、社会人なら上手く使うべき質問だといえます。
ノーを引き出す質問
「このペースだと厳しくない?」などと質問すれば、相手のやる気を引き出すことができます。部下のモチベーションをアップしたいときなど、組織のリーダーなどは積極的に活用したい質問ですね。
負けず嫌いな人間ほど、こういった質問でモチベーションが上がります。相手の反骨心をあおるためにも、あえて「ノー」と言わせるような質問をするのは大切です。使える場面は多いですから、覚えておきましょう。
相手に選ばせる質問
相手に聞いても、本音の回答が返ってきにくい質問がありますよね。たとえば、「残業できる?」と質問をしても、気を遣って「大丈夫です」と答える人が多いはずです。なので、こういった場合には、「残業するなら、今日か明日のどっちが良い?」などと質問しましょう。
そうすれば、今日が無理な人は、「明日で」と答えることができます。相手の負担を減らすことができますから、こういった配慮をすることは重要です。特に、チームリーダーなどであれば、部下が答えやすい質問をするようにしましょう。
以上、質問上手になるための秘訣を紹介しました。質問は使い方によっては、相手のやる気を引き出したり、ミスを防ぐ役割をしたり、色々な効果があります。仕事を上手く進めるためにも、いくつかの質問を使い分けるようにしてください。
photo credit: susy ♥