怒りっぽい人と上手く接する方法とは?人間関係のトラブルを防ぐために
2016/05/06
会社の上司や先輩などで、何かトラブルがあるとすぐに怒るような人がいますよね。周りを気にせずに怒鳴り散らす人がいると、仕事への意欲を失ってしまいます。最近だと、「パワハラ」に認定される例も増えているので、毅然とした対応を取らないといけません。
また、彼氏彼女が怒りっぽい性格なら、ケンカが絶えなくなるはずです。だから、そういった人に対する正しい方法を知っておくことで、無駄な争いを避けることができるでしょう。売り言葉に買い言葉になってしまうと、どんどんエスカレートしてしまうので注意してください。
ここでは、怒りっぽい人との接し方について解説をします。
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怒りっぽい人の特徴とは?
自分に余裕が無い
精神的な余裕が無い時だと、ちょっとしたことで怒りっぽくなってしまいます。仕事が立て込んでいる時などは、上司や先輩が怒鳴り散らしたりするでしょう。だから、忙しそうな時には、近づかないようにした方が良いですね。
また、悩み事があったり、お金が無内容な人は、精神的に追い詰められてしまいます。なので、些細なことで怒ることがありますね。後先考えずに怒鳴り散らしてしまったりするので、対応には気を付けなくてはいけません。
自信が無い
自分に自信を持っていない人は、自己防衛のために頻繁に怒ったりします。特に、ビジネスの世界では、自分の無能がバレないために、優秀な部下を叱りつけるといったことがよくありますね。自分の地位を守ろうとして、なりふり構わない行動をするわけです。
怒鳴り散らすというのは自分を大きく見せる行為なので、虚栄心の裏返しであるということが多いのかもしれません。怒りっぽい人に限って仕事が出来ないというのはよくある話なので、そういう人とは仲良くしない方が賢明だと思います。
完璧主義
完璧主義で少しのミスも許せない人は、怒りやすい性格をしているでしょう。理想が高すぎるために、現実とのギャップに対して怒りが込み上げてくるわけですね。こういった人がいると、周りの人は困ってしまいます。
なので、相手が求めていることを正確に理解して、それを提供できるようにするしかありません。そもそも完璧にするのは不可能ですから、不毛な争いをすることになりがちですね。だから、理想が高すぎることを自覚させるのも良いでしょう。
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怒りっぽい人への5つの対処法
淡々と接する
相手が怒鳴り散らしたとしても、物怖じせずに淡々と接するようにします。ひるんだ態度を見せてしまうと、相手のペースに巻き込まれてしまいます。なので、何事もなかったように振る舞うことが大切だと言えるでしょう。
「暖簾に腕押し」という諺があるように、相手の言動に反応しなければ良いわけです。そうすることで、自然と相手の怒りも冷めていくと思います。急に怒られるとビックリしますが、表情に表わさないようにしてください。
下手に出てみる
上司や先輩などの目上の人に対しては、下手に出た方が良い場合が多いでしょう。反抗してしまうと、会社での立場が危うくなるからですね。怒りっぽい人は、熱しやすく冷めやすいというタイプがほとんどです。なので、下手に出て謝っているうちに、怒りが収まってしまいます。
顧客や取引先などでのクレームに対しても、こういった対応が望ましいですね。相手の怒りが無くなるまで、下手に出て謝り続けてください。トラブルを大きくすることがありませんから、一番安全な対処法だと言えるでしょう。
ただし、自分と同等の相手の場合だと、下手に出ることで自分の立場が下になってしまうかもしれません。それ以降、上から目線でモノを言われる可能性があるので、目上の人に対してだけ下手に出るようにしてください。
物理的に距離を置く
相手が怒っているのが分かったら、離れた場所まで非難しましょう。自分に被害が及ぶ前に、視界に入らない場所まで逃げるわけです。そうすれば、相手と揉め事を起こす心配は無くなります。怒っている相手を見なくて済むので、精神衛生としても良いですね。
ただし、自分が怒りの当事者である場合、逃げることでトラブルが大きくなる可能性があります。変な誤解を生んでしまうと、余計に怒られてしまいます。なので、謝罪する必要性があるのなら、できる限り早く謝った方が良いでしょう。
相手よりも怒る
自分と同等の立場の人間なら、こちらも怒り返すという選択もあります。相手がキレたのであれば、こちらもそれ以上のレベルでキレるわけです。相手からすると予想外の反応なので、面食らってしまうと思います。
ただ、周りに人がいる状況だと、自分の印象が悪くなるので気を付けてください。誰もいない場所であれば、思いっきり怒ってみましょう。黙ってばかりだと調子に乗らせてしまうので、それを一喝することで返り討ちにするわけです。
もちろん、目上の人に対しては止めて下さいね。
無視する
相手が話を聞かないタイプの場合、完全に無視するという対応も良いでしょう。言い合いになっても、余計に話がこじれるだけです。だから、何を言われたとしても無視することで、相手にしないということが大切ですね。
それを続けることで、相手の怒りも収まってくれるでしょう。そして、落ち着いて話せる段階まで来たら、そこで話し合いをすれば良いわけです。ただ、無視をすることで関係性が悪くなる可能性があるので、後で必ずフォローをしてください。
以上、怒りっぽい人との接し方を紹介しました。気難しい人と関わるのは大変ですが、扱い方を覚えれば問題ありません。そういった人と仲良くなれることで、人間関係のトラブルを減らすことができるはずです。
photo credit: Snarling or crying kitty