不安をメリットに変える4つの方法とは?ネガティブを強みにして成功しよう。
2016/05/06
新しいことを始めるときには、誰でも少なからず不安を抱えますよね。「失敗したらどうしよう」「自分にできるだろうか」など、大なり小なりネガティブな思考が頭をよぎると思います。でも、必要以上に不安を抱いてしまって、行動を躊躇してしまう人もいるでしょう。
そういった人は、楽観的に考えられる人を羨ましく思うかもしれません。いつでもポジティブに考えられる人は、優れた人間だと思われがちです。しかし、不安を持つということは、全く悪いことではありません。むしろ、メリットとなる部分が多いです。
なので、不安を生かして成功に繋げる方法を知っておきましょう。
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不安を持つことのメリットとは?
ベターな判断ができる
不安を持っている人は、失敗することを恐れています。なので、あらゆる情報を精査して、問題が無いかどうかを調べることができます。客観的かつ冷静に物事を判断できるので、普通の人よりも判断力が高いといえますね。
たとえば、新規のプロジェクトを任されたとしても、計画に不備が無いかどうかやライバル商品の動向、予算の状況などを詳しく調べるはずです。ここまで細かくやる人は少ないでしょうから、周りの人からの評価も高くなるわけですね。これが、大きな不安を持つ人の強みだといえます。
防衛力が高い
人間の防衛本能として、強い不安を持つと心拍数が上昇して注意力が高くなります。これは、外敵から身を守るために、周りのリスクから即座に逃げることができるための本能です。そのため、周りの人を注意深く観察して、嘘を見抜きやすくなったりします。また、警戒心が高くなるので、変な口車に惑わされなくなるでしょう。
自転車で転倒して骨折した人だと、次から自転車に乗るときは用心深くなりますよね。不安が強い人は、何か失敗をする前から用心をすることができます。だから、トラブルに巻き込まれるリスクを減らすことができ、自分を守ることができるはずです。
知能が高い
一般的に、不安が高い人は、そうでない人よりも知能が高いと言われています。不安を感じやすい人は、日頃からリスクについて考えているので頭の回転が速いわけですね。あらゆる危険を想定するので、複数のシナリオを考えることができます。
だから、冷静に物事を判断できるようになり、入念なリサーチをすることができるわけです。組織に入ってもブレーンとして活躍できるので、かなり重宝される能力だといえます。なので、自分の分析力を生かして、仕事に取り組めるようにしましょう。
同じミスを繰り返さない
万が一、失敗をしてしまったとしても、そこから何かを学ぶことができます。次からは異常なほど警戒しますから、同じミスを起こしにくくなるわけですね。自分を成長させることができるので、能力をどんどん高めることができるでしょう。
一度ミスをしたとしたら、ちゃんと反省をするので同じミスをしにくい特徴があります。マイナス思考の人は、些細なミスであっても深刻に捉えがちです。だから、二度と同じ失敗が無いように、しっかりと対策を行います。
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不安を上手に生かすための4つの方法
あらゆる事態を想定する
先述したように、大きな不安を持っている人は、神経が研ぎ澄まされて周りへの注意力が高まります。なので、それを利用して色々な事態を想定してみましょう。何が起きたとしても万全の態勢で挑むことができますから、リスクヘッジが出来るようになります。
また、失敗への心の準備ができているので、挫折しにくく何度でも挑むことができるはずです。粘り強く挑戦することができ、成功の確率も飛躍的に高くなりますね。
楽観的に考える人だと、失敗に対する耐性ができていないので、意外とあっさり諦めてしまうことが多いです。継続力が無い人は、何をやっても成功しません。だから、不安を持っている方が、成功への近道だと言えるわけです。
目標へのハードルが下がる
不安がある人は、最初から大きな挑戦はしません。用心深い性格なので、小さいことから始めて徐々に大きく挑戦するはずです。こうすることで、失敗のリスクを最小限に抑えることができ、着実に成功への階段を上っていけるようになります。
特別な才能を持っていない限り、いきなり大きな結果を出すことはできませんよね。でも、結果を焦っている人は、無謀な挑戦をして挫折してしまいます。それでも諦めない根性があれば良いですが、多くの人はそこまで続けることができません。
だから、小さく始められる方が良いわけです。不安を持っていれば自然と小さく始めるようになりますから、何に対しても結果を出しやすくなるでしょう。自分に出来る範囲のことから、始めるようにしてください。
反省から学びを得る
一度失敗をすると、同じ失敗をしないために反省をするのが不安を持つ人です。徹底的に失敗の原因を追究して、次に生かすことができるわけですね。だから、失敗を糧に自分を成長させることができます。
目標に向かって真っすぐに進んでいくことができるので、成功できる可能性が高くなるでしょう。不安を持っていない人は、危機感が無いので学びの意識が欠けています。だから、伸びシロに限界があるわけですね。
不安が大きい人ほど勉強熱心な傾向があるので、自分の気が済むまで反省をしてみてください。そこから学ぶことがあれば、その経験を力にすることができるでしょう。
周りの人から信頼される
仮に、誰かと待ち合わせの約束をしたとします。マイナス思考で不安を持っている人は、待ち合わせに遅刻しないように細心の注意を払います。また、忘れ物は無いかどうか、相手が喜ぶものは何かなど、とにかく相手に対する配慮を忘れません。
こういった姿勢で接することで、周りの人からは気配りのできる人間だと思われることができます。特に、取引先や営業先から信頼を得られることで、ビジネスにおいて強力な武器となるはずです。
相手の立場に立って考えられることは大切なので、周りに対する配慮を意識しましょう。
以上、不安を武器に変えるための方法を紹介しました。マイナス思考でもメリットは多いですから、それを生かして役に立てるようにしましょう。上手く活用することで、ビジネスでも大きな結果を出すことができるはずです。
photo credit: anxiety