仕事で失敗した時のベストな対処法とは?
2016/05/06
どれだけ仕事ができる人であっても、時には失敗してしまうことがあります。ノーミスで何でもこなせる人は、ほとんどいないでしょう。だから、失敗するのは当り前だと思いながら仕事をした方が良いですね。
大切なことは、失敗をしたときの対処についてです。起きた問題に対して適切に対処して、それをバネにしてステップアップできれば、長期的に見て成功だといえるでしょう。何を学んで何を生かせるかを考えれば、自己成長に繋がるものだと思います。
なので、失敗しても落ち込まずに前進を続けてください。諦めた時が本当の失敗なので、進み続けることが大切です。
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失敗にもメリットはある
上手くいかない方法が分かる
失敗したということは、その方法ではダメだということです。たまたま間違った方法だっただけなので、それほど大したことではありません。言い換えると、別の方法を試せば、成功する可能性があるということですね。
1度の失敗で落ち込んでしまう人が多いですが、深く考えすぎなんですね。また別の方法でやってみればいいだけですし、過剰に気にしないようにしましょう。逆に考えれば、選択肢が一つ減ったので、好都合だということです。絞り込みが楽になったわけなので、メリットだととらえることもできます。
成長できる
たとえミスをしたとしても、そこから学ぶことがあれば成長することができますよね。失敗が多いということは、それだけ経験値が多いということでもあります。スムーズに成功するよりも、失敗をした方が学べる点がたくさんあるということです。
なので、自分の引き出しの多さにも繋がりますし、将来的に応用できる場面がたくさんあるでしょう。さらに、精神的な強さも身に付きますので、難しい課題にも根気よく取り組めるようになるわけです。自己成長と考えれば、失敗ほど学びの多いものは無いと思います。
成功に近づける
失敗を多く重ねるほど、成功に近づくことができます。たとえば、成功率が10%しかなかったとしても、10回挑戦すれば確実に成功できるということですよね。だから、失敗をするたびに、成功の確率が上がることになります。
もちろん、統計の話ですから現実にそうなるとは限りません。しかし、数パターン試してみると、大抵の場合は成功できるはずです。オリンピックに出場するというのは難しいですが、一般人が行う仕事の中では、それほど難しいことは少ないですよね。なので、もうすぐ成功できると信じて、トライを続けることが大切です。
重大なミスを防ぐことができる
仕事で失敗をしたときには、不幸中の幸いだと考えましょう。もしも、そのままスムーズに進んでいれば、もっと大きな失敗になっていたかもしれません。軽いミスで済んだのであれば、それはラッキーなことですよね。
そして、一度ミスをすれば慎重になりますから、その後の仕事では失敗しにくくなります。車の運転でも、慣れたころが一番事故を起こしやすいと言われています。だから、少しミスをして不安になっていた方が、大きな失敗を防げるわけです。ですから、長い目で見ると失敗はメリットだと捉えられるわけですね。
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失敗をしたときのベストな対処法について
すぐに謝罪する
自分のミスで誰かに迷惑をかけたなら、できるだけ早く謝るようにしましょう。そして、上司への報告も早急に行います。ここでの対応が遅ければ、一気に信頼が下がってしまいます。失敗した時には、落ち込むよりも謝罪が先だということを覚えておいてください。
とっさに言い訳を考えたり、隠ぺいをしようとする人がいますが、結局はバレてしまいます。なので、潔く謝ることが大切ですね。上司への報告の際には、的確の状況報告するのがポイントです。失敗をした理由とその後の対応方法について、端的に伝えられるようにしましょう。
失敗を分析する
謝罪と報告が一通り済んだら、次に失敗を分析する必要があります。これをしないと、また同じミスを繰り返すかもしれません。だから、「なぜ失敗したのか」「どう改善するのか」ということを考えるようにしましょう。
ここでの分析では、失敗を他人事として捉えるのがコツです。自分の失敗だと思うと主観が入ってしまうので、自分の責任を軽視しがちです。しかし、他人の失敗として考えれば、誰に責任があるのかをちゃんと見分けることができますよね。
なので、客観的に失敗を見るようにしてください。
失敗を忘れる
分析をして改善ポイントが分かったら、その失敗は忘れてしまいましょう。いつまでも引きずってしまっては、次の仕事に集中できません。過去に捉われていると、それがトラウマになってしまうこともあります。なので、出来るかぎり失敗は考えないようにしてください。
自分の失敗を忘れるのは、無責任だと思うかもしれません。しかし、それでストレスを感じてしまったら、また失敗を繰り返す可能性があります。それは、自分にとっても周りにとってもマイナスなので、さっさと忘れてしまった方が良いわけです。
ですから、目の前の仕事へ集中するようにしてください。
失敗を恐れない
一度失敗をすると、恐怖感で行動できなくなる人がいます。気持ちは分かりますが、消極的な行動だと何も生み出すことができません。まだ起こっていないことに対して、過剰に恐れてしまうのは無駄なことですよね。
そして、一度失敗したとしても、次も失敗するとは限りません。多くの場合、取り越し苦労に終わるだけなので、気にしないで行動することが大切です。失敗を分析して改善ポイントが見つかったなら、もう何も恐れる必要は無いでしょう。
以上、失敗をしたときの対処法について解説しました。誰でも失敗をするのは、当然のことだと思います。大切なことは、失敗から何を学んで成長するかです。なので、適切な対処法を知って、自己成長につなげるようにしてください。
photo credit: Alex E. Proimos