自己研鑽は早いほど良い!自己成長に繋げるための9つの仕事の仕方
2019/02/08
色んな人を観察していると、すごいスピードで成長していく人と、何年経っても何も変わらない人がいるのが分かります。
特に、30代以降になると出世する人としない人の差が明確になってきますよね。同期の人間は管理職になっているのに、自分だけ平社員なのであれば悔しい想いをしてしまうでしょう。
出世する人は、早い段階から自己研鑽に励んでいるので、自分を成長させることができます。
- 新聞や雑誌を読んで教養を付ける
- 資格を取得している
- 自費でセミナーに通って勉強している
- 交流会に参加して人脈を増やしている
このような努力を行っているので、スキルアップをすることができているわけです。
自己研鑽をするのであれば、早い方が効果が高くなります。
若いうちに能力を高めておくと、出世競争に有利になるので将来の可能性が広がっていくでしょう。なので、自分を磨くということを意識しておいてください。
ここでは、自分を成長させるためのポイントを紹介します。
目次
自己研鑽と自己啓発の違いとは?
「自己研鑽」と似たような言葉として、「自己啓発」がありますよね。本屋などへ行くと、自己啓発のコーナーに大量の本が置いてあると思います。これらの意味は異なるものですから、混同しないようにしてください。
- 自己研鑽
- 自分の持っているスキルや知識を深めていくこと
- 自己啓発
- モチベーションアップや意識の改革を目指すもの
つまり、自己研鑽が実用的なスキルを伸ばすのに対して、自己啓発は精神面を向上しようとするものだということですね。そのため、自己研鑽だと明確な成果を確認することができますが、自己啓発は成果が見えにくいという側面があります。
社会人であれば、資格の取得や教養力のアップなどで、毎月数千~数万円の費用を使っているようです。スキルをアップすれば収入のアップにつながりますから、それなりの費用を使ってもいいかもしれません。
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自己研鑽は早い方がリターンが大きくなる
自分のスキルを向上させるのであれば、早いに越したことはありません。若くして高い能力を持っていることで、その後の人生で活用できる場面が増えるからですね。
たとえば、20歳から努力を始めるのと、40歳から努力を始めるのとでは、得られる結果は全く変わってくるでしょう。
20歳でスキルを持っていれば、定年までの40年間でフル活用することができます。一方、40歳でスキルを身に付けても、残り20年しか活用する機会はありません。
ここで、スキルアップに関する有名な言葉を紹介します。
- 一般人は、自己投資をほとんどしない
- 小金持ちは、自己投資に給料の2割を使う
- 大金持ちは、自己投資に給料の半分を使う
お金がある人ほど、自己投資にかける費用が多いということですね。これは、お金があるから自己投資をするのではなく、自己投資を惜しまないからお金持ちになったという意味です。
若いうちから積極的に自己投資をしていれば、回収できる期間が長くなります。なので、多額のコストをかけてもペイできる可能性は高くなるわけです。
特に、コミュニケーション能力やビジネスマナー、一般教養などは、どんな業界でも活用できるスキルです。このように、汎用性の高いスキルを持っていれば、異業種へ転職した際にも応用することができるでしょう。
自分を成長させるための9つのポイント
失敗を考えない
「失敗したらどうしよう」などと考えてしまう人は、すごく多いですよね。でも、そんなことを考えても、取り越し苦労で終わることが多いです。実際に起きるかどうかも分からないことで不安を感じると、その後の行動に悪影響を与えます。
なので、消極的な行動しかできなくなってしまうわけです。もちろん、最低限のリスク管理をすることは大切ですが、そこにフォーカスしすぎるのは問題です。思い切った行動が自分を成長させることに繋がるので、覚えておきましょう。
失敗から学ぶ
たとえ失敗したとしても、そこから学びがあれば成功だといえます。まずは、なぜ失敗したのかという原因を明確にするようにしてください。ここでは正確な分析をすることが求められるので、あらゆる角度から考えてみましょう。
そして、原因が分かったら、対策を考えます。次に同じ失敗を繰り返さないために、どうすれば良いかを考えるわけです。その改善ポイントが分かれば、成長したといえますよね。
こういったプロセスを踏むことで、失敗を重ねるごとに成長できるようになります。
目的を忘れない
手段を目的化してしまっている人は、すごく多いという印象があります。
たとえば、スキルアップを目的として、「1週間に一冊の本を読む」という計画を立てたとします。そして、しばらくすると本を読むことが目的になってしまって、実際にはそこから何も学んでいなかったというケースです。
これだと、本来の目的がブレているので、何の意味もありませんよね。なので、「自分がどうなりたいのか?」という目的を忘れてはいけません。
何かの行動をするときには、何のためにやるのかを明確にしてみてください。そうすれば、成長のスピードも飛躍的に速くなるはずです。
成功するまで続ける
『成功するための最も確かな方法は、常にもう一度だけ挑戦してみることだ。』
これは、エジソンの言葉です。エジソンが電球を発明するまでに、1万回の失敗をしたという話は有名ですよね。どれだけ失敗したとしても、諦めなければ成功につながるわけです。
でも、ほとんどの人は、たった2~3回の失敗だけで諦めてしまいます。それだと、成功することはできません。さすがに1万回の失敗は難しいかもしれませんが、最低でも数年間は努力を続けてみましょう。
そうすれば、何かしらの成長は必ず実感できるはずです。
自分を疑う
自分に対して自信を持つことは、良いことだと思います。
でも、常に自分が正しいと思ってしまうのは、ものすごく危険です。自分の考えに固執している人は、他の意見を受け入れることが出来ません。なので、新しい考えが入ってこずに、成長できないということになります。
「自分は間違っているかもしれない」と常に疑いの気持ちを持つことで、新しい情報を取り入れられるようにしましょう。何に対しても批判するのではなくて、目を向けてみるという姿勢が大切になってきます。
現状に満足しない
その時代によって、適切な方法やテクニックが存在します。いつまでも古い方法にこだわっていては、取り残されてしまう可能性がありますね。
たとえば、一昔前のトレーニングなどは、途中で水を飲んではいけなかったり、根性でハードワークを行うなどが常識でした。でも、現代だとこれらの方法は、体を痛めるだけで全く意味がないことが分かっています。
ですから、現状に満足せずに、常に新しい方法を取り入れる気持ちが大切だということですね。日々、新しい方法論が生まれているわけなので、どんどん吸収するようにしてください。
他人を肯定する
いつも、他人を否定する人がいます。何かのアドバイスを受けたとしても、「でも」といって反論する人ですね。これは、クセになってしまって、自分では気づいていない人が多いです。
しかし、学ぶための姿勢としては、他人の意見を聞くことは不可欠です。他人からしか、新しい考え方は得られません。なので、積極的に他人の意見を聞くようにしてください。
間違っていると思ったとしても、「なぜそう思うのか?」と相手を理解するような意識でいるようにしましょう。そうすれば、きっと成長できるはずです。
変化を恐れない
人は、本能的に変わることを恐れる生き物です。変化することは未知の領域に入ることですから、強いストレスを感じやすいわけです。なので、動物の本能として、変化を恐れるようにプログラムがされています。
でも、変化しないということは、成長しないということです。それだと、何の生産性も生まれませんから、積極的に変わるような意識を持つことが重要ですね。
新しいものを取り入れて、どんどん変わることを意識してみてください。そうすれば、成長できるはずです。
成功している人の真似をする
身の回りで自分がすごいと思える人がいるのなら、その人のことを真似てみてください。しぐさや話し方、行動パターンなどを真似ることで、その人に近づくことができるでしょう。
分からないことがあれば、徹底的に聞いてみるのも良いですね。客観的な視点からのアドバイスをもらえるので、自分では気づかなかったポイントが分かるかもしれません。
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基本をおろそかにする人間は成長できない
自己研鑽として努力を重ねる人は、どうしても難しいことにチャレンジしてしまいがちです。今よりもレベルアップするためには、高度なスキルが必要だと考えるからですね。
特に、意識の高い人だと、スティーブ・ジョブスや松下幸之助などのスーパースターに憧れが強いでしょう。だから、そういった人の真似をしようとして、高度なことに手を出してしまうわけです。
しかし、スーパースターと自分とでは、持っている才能や環境が違いすぎるために、真似をしても上手くいきません。むしろ、基本がおろそかになってしまうので、逆効果となる可能性があります。
基本をしっかりとマスターしていないと、どんなスキルを身に付けても使いこなすことはできません。逆に、基本さえしっかりできていれば、応用的なスキルは自然と身に付いていきます。
何よりもまず基本が大切ですから、地に足の着いた努力をする必要がありますね。
また、新しい物好きな人も、注意が必要です。学ぶ意識が強すぎるために、次々と新しいものを習得しようとするわけですね。そういった人は、色々なことに手を出しすぎて、すべてが中途半端で終わってしまう可能性があります。
だから、自分の専門特化するべきスキルを見極めて、それをしっかりとマスターすることから始めてください。広く浅くではなくて、狭く深くを追求することで自分を成長させることができるでしょう。
自分を成長させるのに役立つ本
自己革新
50年以上も売れ続けている、自己成長のための考え方についての本です。成長するために必要な価値観やプロセスなどが、具体例を挙げながら詳しく解説されています。
自分の成長だけでなく他人の成長のヒントも得られるので、部下を持つ管理職や子育て中の親にもおススメしたい本ですね。自分が変わるためのキッカケをつかめるようになるはずです。
実力派たちの成長戦略
30~40代のビジネスマンに向けて、成長するための戦略について解説している本です。自分の好きなことと世間のニーズを照らし合わせて、これから進むべき方向性を明確にすることができます。
自分の強みを明確にすることができるので、それを伸ばすことで誰にも負けない価値を身に付けられるでしょう。これから管理職を目指してキャリアアップしたい人には、おススメできる本だといえますね。
以上、自分を成長させるための秘訣を紹介しました。
やはり、自分から変わろうとしなければ、成長することは出来ません。失敗を恐れずにチャレンジを続けていって、変化し続けるという意識が重要です。日々の心がけ次第で成長が決まりますから、自分の意識から変えるようにしてください。
photo credit: Keoni Cabral|Selfology|Flying together