気分転換のコツは意識の方向性!気分転換をするための心の休憩方法
2016/06/14
日常生活において、ストレスを感じてしまうことは多いですよね。
- 家事や育児
- 失恋
- ハードな仕事
- 受験勉強
- 妊娠や出産
- 色々な人間関係
など、精神的に負担となってしまう原因は、誰にでもあると思います。そういった時に、リフレッシュをするために気分転換を考えることがあるでしょう。旅行へ行ったり、音楽を聴いたりなど、誰にでも気分転換の方法があるはずです。
しかし、単純に他のことをするだけでは、上手く気持ちを切り替えることができません。余計にストレスを増やしてしまうリスクもあるので、注意が必要ですね。
気分転換において重要なことは、意識の方向性を変えることです。
これを理解しておかなければ、リフレッシュすることができないので覚えておいてください。
目次
問題意識を忘れることで気分転換になる
精神的に疲れている人は、ストレスの対象のことを常に考えています。
「もう勉強はしたくない」
「毎日の子育てがつらい」
「残業ばかりでやってられない」
このように、頭の中が嫌なことで埋め尽くされているから、常にストレスを感じ続けてしまうわけです。
仮に、気分転換として散歩をしたとしても、嫌なことが頭に残っているのならストレスは無くなりません。これでは、気分転換にはならないということですね。
環境を変えるだけではなく、頭の中の意識も変えないと意味がないといえます。
たとえば、手が汚れていると、体内に雑菌が入ってしまいますよね。そのままだと、洋服や食器などにも汚れが付くので、常に雑菌にさらされることになります。
でも、しっかりと手を洗うことができれば、その後の雑菌の心配は無くなるでしょう。キレイな状態で、生活できるようになるわけです。
気分転換も、これと同じですね。頭の中にあるモヤモヤを排除することで、本当にリフレッシュして気分転換をすることができます。モヤモヤを持ち込んだまま別の行動をしても、無駄だということを知っておいてください。
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何かに熱中することで意識を変えることができる
ただし、嫌なことはずっと頭に残りますから、なかなか消すことができませんよね。すぐに忘れることができないからこそ、それがストレスになっているわけです。些細なことで、何日も嫌な思いが消えなかった経験は誰にでもあるでしょう。
では、頭の中にある嫌なことを忘れるためには、どのようにすればいいのか?
そのためには、何かに熱中する必要があります。
自分の好きなことや非日常的なことをすると、それだけで頭の中を埋め尽くすことができます。なので、頭の中にあるストレス要因を忘れることができ、気分転換になるということですね。
ジュースが入ったコップをイメージしてみてください。そのジュースをすべて取り出すためには、どんどん水を追加して溢れさせればいいわけです。そうすれば、中に入っていたジュースは無くなるでしょう。
これと同じように、他のことで頭をいっぱいにしてあげれば、ストレス要因については考えなくなります。
自分の好きなことに没頭したり、新しい経験などをすると、気持ちを切り替えることができるはずですよ。
ポイントとしては、これまでと正反対のことをすることです。
たとえば、部屋にこもって勉強ばかりしていたのであれば、外に出て新鮮な空気を吸ってみると良いでしょう。仕事ばかりで気が滅入っているなら、旅行へ行って大自然に触れてみると良いかもしれません。
全く別のことをしてみると、上手く気分転換ができるはずです。
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気分転換に効果的な8つの方法
旅行へいく
非日常的な体験をするためには、旅行へ出かけるのが一番です。特に、自宅と会社の往復ばかりの毎日を送っているなら、地方や海外へ行くことで新しい刺激を得ることができるでしょう。
近所の河川敷へ行くだけでも、いつもと違う風景を見ることができます。日帰り旅行でも良いですから、初めての場所へ行ってみることとがおススメですね。
あまりお金を掛けたくないのなら、通勤ルートを変えてみたり、会社帰りに別の方向へ向かってみたりすると良いでしょう。
映画を観る
忙しくて旅行へ行く暇がないという人は、映画を観るのが良いでしょう。非日常的な体験をすることができますし、ストーリーにのめり込むことで日常を忘れることができます。
なので、SFやホラー映画などを観ると良いですね。現実から離れた世界観であるほど、ストレス要因を忘れることができるはずです。
また、感動的な映画を観て泣くのもいいかもしれません。感動的な涙を流すことで、脳内でエンドルフィンという物質が分泌されます。エンドルフィンには、鎮静作用や多幸感をもたらす作用があるので、精神的にリラックスすることができますよ。
友達と会話を楽しむ
会話をするという行為は、耳からインプットした情報を整理して口からアウトプットするという作業が必要です。なので、脳をフル回転させる必要があり、他のことを考える余裕がありません。
そのため、友達と楽しい会話をするだけで、マイナスの感情を排除することができるわけですね。笑うことでもポジティブな気持ちになれますから、積極的に誰かと会話をするべきです。
自分の悩みを打ち明けることでも、気持ちをスッキリさせることができるでしょう。直接会うのが難しければ、電話をしてもかまいませんね。
イメージチェンジをする
美容室でバッサリ髪を切ったり、普段と違うジャンルの服を買ってみてください。今までと異なる自分になれば、新しい刺激を受けることができます。オシャレが好きな人は気分が高揚しますから、気分転換になるはずです。
よくドラマなどで、失恋をきっかけに髪を切るというシーンがありますよね。実際に効果があることですから、特に女性はやってみると良いかもしれません。
その場から離れる
仕事や勉強で煮詰まってしまったら、その場から離れてみましょう。顔を洗ってみたり、窓から外を眺めたりしてみてください。自分の机に座ったままだと、ストレスは溜まる一方です。
これが、最も簡単な方法ですね。完璧に気持ちを切り替えることは難しいですが、応急措置としては有効だといえます。
仮眠・昼寝をする
数十分の昼寝をするだけで、脳をリフレッシュさせることができます。ストレスを感じているときは脳の負担が増えますから、仮眠が脳の休息となるわけです。
ある研究によると、仕事中に昼寝を取り入れただけで、業績が34%もアップしたという結果があります。なので、休憩中に昼寝をするというのは効果的だと言えるでしょう。
理想的な時間としては、15~20分程度ですね。これくらいの短時間であっても、十分すぎる効果を得ることができます。
逆に、それ以上になってしまうと、深く眠りすぎてしまって起きた後も眠気が残ってしまいます。だから、横になって寝るのは止めましょう。
散歩をする
少し時間があるのなら、外に出て散歩してみるのも良いでしょう。新鮮な空気を吸ったり、青空を見るだけでも気分転換となります。また、歩くという行為でも脳を刺激することができますから、リフレッシュ効果が高いわけです。
意識するべきなのが、何も考えないということですね。散歩している最中に仕事や勉強のことを考えていたら、気持ちを切り替えることができません。なので、無心になって外の風景を見るようにしてください。
そうすれば、明るい気持ちになることができるはずです。
スポーツをする
テニスや草野球、ジョギングなど、休日に何かのスポーツを楽しむようにしてください。汗を流すと気持ちが良いですし、嫌な考えを吹き飛ばすことができます。心と体は繋がっているので、体を活発に動かすことで心もポジティブとなるわけです。
実際、うつ病の治療においても、運動療法が用いられています。運動による気分転換は科学的に証明されているので、積極的に体を動かすことをおススメしますね。
気分転換に役立つ本
「気持ちの整理」練習帖
書き込み形式のワークブックで、嫌な気持ちをリセットすることができる本です。
感情的になって耐えられなくなったら、この本に書かれているワークを実践すると良いでしょう。自分を客観的に見つめ直すことができ、冷静になることができます。
思い込みが激しくて自己嫌悪になってしまう人には、特におススメできる本ですね。
いやな気分よ、さようなら
うつ状態から脱するための本で、気分が落ち込んでしまった時に読むと良いでしょう。精神科でも使われている認知療法が応用されていますから、自分の中の思い込みを無くすことができます。
神経質で些細なことを気にしてしまう人には、かなり有益な内容だといえますね。自分に自信を持ちたい人にも、おススメの本です。
以上、効率よく休憩を取るための方法を紹介しました。しっかりと体を休めることができれば、勉強や仕事でも成果を出しやすくなります。集中力を高めることにもなるので、短時間で作業を終わらせることができるでしょう。
photo credit: Deserved break|showtime ( #cc )|Spring is in the Air