信頼関係を築くコツとは?周りから頼られる存在になる10の方法
2016/07/20
会社や学校などで、周りの人から厚い信頼を得ている人がいますよね。上司や先輩から一目置かれていたり、部下や後輩からも好かれているような人です。
こういった人は人望が厚いので仕事を円滑に回せますし、重要な仕事を任せてもらえたりと、色々なチャンスに恵まれる可能性が高いでしょう。
一方、一生懸命に仕事をしたとしても、周りの人からの反応がイマイチで、あまり好かれないという人もいます。同じような成果を上げているのに、なぜ反応が変わってしまうのでしょうか?
- 会社で部下から信頼を集めたい
- 新入社員で先輩から信頼されたい
- 女性から信頼される男になりたい
- 顧客から信頼される従業員になりたい
- 好きな人から信頼されたい
など、周りから信頼を集めたいという願望は、誰にでもあると思います。信頼関係は一朝一夕で作れるものではないので、毎日の生活の中で少しずつ距離感を近づけなくてはいけません。
信頼関係というのは、その人の言動や態度などから構築されていくものです。
なので、圧倒的な結果を出したとしても、日頃の行いが悪ければ誰からも信頼されないということがあるんですね。モラルや道徳心が薄ければ、成果を出しても評価されにくいので注意してください。
ここでは、周りから頼られる存在になる方法を紹介していきます。
目次
「信頼」と「信用」の違いとは?
「信頼」と似たような言葉で、「信用」がありますよね。非常に似ている言葉なので、どちらも同じだと思っている人が多いかもしれません。しかし、これらは微妙に意味が異なるものです。
まず、信用とは、実績や成果などに対する評価のことを指します。たとえば、営業成績でノルマを達成したり、学校で出された課題を提出したりといったことですね。このように、何かしらの成果を見せることで、信用されるということになります。
そして、信頼とは、過去の実績や日頃の言動などを見て、「この人は大丈夫だな」と未来への期待をすることです。たとえば、家のリフォームを考えているときに、業者の過去の事例や営業マンの雰囲気などを見て、「この業者に任せよう」と信頼をするわけですね。
まとめると、実績を出すことで「信用」が生まれ、そして信用を積み重ねて人間性が評価されることで「信頼」が生まれるということになります。なので、まずは信用されることから、始めなくてはいけません。
信頼されることのメリット
しっかりとした信頼を構築できると、コミュニケーションにおいて大きなメリットがあります。周りの人が自分の話を聞いてくれるので、自己主張がしやすくなるはずです。
特に、仕事でチームを持っているのであれば、部下との信頼を構築することで団結力が飛躍的にアップするでしょう。仕事の効率も高まるはずなので、成果を出しやすくなるわけですね。
日常生活でも友達関係が上手くいきますから、人付き合いにおけるトラブルを減らすことができたりしますね。
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周りの人から頼られる人の特徴
周りのために動く
周りから信頼されている人は、自分だけじゃなくて周りのために積極的に動こうとします。多くの人は、利己的に動いてしまいがちですよね。しかし、信頼される人は、自分のメリットが無い場合でも、周りのために働きます。
そういった姿勢があるから、信用を集めることができますし、人間性も評価されるわけです。なので、その時にはメリットが無かったとしても、いつしか周りの人が助けてくれる状況となります。
短期的に損をしたとしても、長期的には大きなメリットがあるわけです。ですから、目先の利益に捉われずに、周りの人のために尽くすことが大切だといえます。
他人を頼ることができる
人望が厚い人は、積極的に周りの人に頼ります。たとえば、重要な仕事などを、後輩や部下にやらせたりするわけです。これは、嫌な仕事を押し付けるのではなく、重要な仕事を他人に任せることで信頼感を与えています。
誰だって重要な仕事を任されたら、嬉しくなりますよね。緊張感も高まりますが、それだけ自分を信頼してくれているということです。
だから、他人を頼る人は、周りからも頼られるということです。何でも自分でやろうとする人は、信頼を集めにくいので注意してください。
有言実行
何でも口だけで行動が伴っていない人は、信頼されることはありませんよね。自分で言ったことに最後まで責任を持つことで、周りの信頼は積み重なっていくものです。なので、自分の発言に対しては、責任を持つようにしましょう。
また、プライベートでも同じで、約束を破る人は信用されません。約束を守り続けることで信用が蓄積していきますし、それが信頼につながることを理解しているわけです。
仮に約束が守れないときでも、あらかじめ連絡してフォローを入れたりします。こういった礼儀をわきまえているからこそ、信頼に値する人間だと思ってもらえるということです。
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信頼されるために意識するべき10のこと
嘘をつかない
信頼を集めるためには、誠実であることが求められます。なので、嘘をついてしまったら、それがバレた時に一気に信頼を無くしてしまうわけですね。長年積み重ねた信頼であっても、一瞬でなくなってしまうことがあります。
一度、嘘をついてしまうと、それを隠すために嘘を繰り返すことになります。すると、小さな嘘から大きな嘘になってしまい、取り返しのつかない状態になってしまうでしょう。
人間には誰にも、見栄を張ってしまったり、恥ずかしい気持ちなどがあったりしますよね。ですから、軽い気持ちで嘘をついてしまうかもしれません。でも、いつかバレるものですので、嘘をついたなら早いうちに謝っておくべきですね。
悪口を言わない
人には相性がありますから、どうしても合わない人がいるかもしれません。でも、嫌いな人がいたとしても、その人の悪口は言わないようにしましょう。噂が広がって本人の耳に入ると、非常に印象が悪くなってしまいます。
特に、陰口を叩かれることは、誰でも不快な気分となります。だから、どうしても嫌な部分があるのなら、本人に直接伝えて話し合うことが良いですね。
また、不平不満を頻繁に口にする人だと、人間性を疑われることになるでしょう。なので、ネガティブな発言は、できるだけ減らさなくてはいけません。
相手に対する関心を持つ
人は誰でも、自分に関心を持ってくれる人に対して好意を持ちます。自分に対して無関心な人だったら、仲良くなりたいと思いませんよね。
だから、相手に対して積極的に興味を持つようにしてください。相手の近況について質問をしたり、外見を褒めてあげたりすると、かなり好印象を持ってもらえる可能性が高いです。
良い印象を与えることができれば、自分の人間性も評価されやすくなります。相手に好きになってもらうことで、信頼関係が作りやすくなるでしょう。
自分に自信を持つ
自信が無くてオドオドしている人は、誰からも信頼されないでしょう。弱々しい印象を与えてしまうので、頼りがいが無いですよね。だから、自信を持って堂々とした態度でいる必要があります。
背筋を伸ばして胸を張ったり、大きな声でハキハキ話すだけでも、自信があるように見えるはずです。あくまでも見た目の印象が大切ですから、自分がどう見られているかを常に意識しておいてください。
自分の意志を貫く
周りの意見に左右されずに、自分の意志を貫くことは大切です。自分の意見に一貫性が無く、コロコロ変わってしまうような朝令暮改の姿勢では、信頼されることはありません。ですから、固い意志を持って行動することが大切だといえます。
そのためには、現状を把握して問題を解決する分析力が必要です。的確に状況を分析できれば、正確な行動を取ることができますよね。なので、間違った方向へ進む心配もなく、後で意見を変える必要もありません。
ですから、自分の分析力を高める努力をしましょう。
自分をさらけ出す
自分の殻に閉じこもっている人は、誰からも信頼されることはありません。相手からは警戒心を持たれるため、距離感を縮めることができないからですね。通常のコミュニケーションすら、上手くいかないでしょう。
なので、自分自身を開放して、すべてをさらけ出してみてください。自然体で接することができれば、人間関係の壁を取っ払うことができるはずです。相手との距離を縮められると、信頼を築きやすくなります。
常に全体の目標を意識する
仕事はできるけれど、自分の活動範囲しか目が届かない人がいます。それだと、リーダーとして組織をまとめる立場になった場合、上手くチームが回らなくなってしまいます。なので、常に周りの全体像が見えていることが重要です。
ちゃんと周りが見えていると、自分の担当業務でなくてもサポートしたりできますよね。状況に合わせて臨機応変な対応ができる人は、周りの人から信頼されやすいです。ですから、いつも全体を意識するようにしてください。
周りの人間を信頼する
周りから信頼されたければ、自分から周りを信頼しないといけません。
先述したように、仕事を周りに任せられる人は、信頼を集めやすいです。職人気質の人は、何でも自分でやろうとしますよね。しかし、それだと限界がありますし、信頼も得られません。
なので、積極的に人に頼むようにしましょう。自分から助けを頼むことで、次に自分がサポートに回るときでもスムーズにいくはずです。お互いに助け合えば仕事も効率よく進みますから、積極的にサポートしてもらってください。
報連相をしっかりと行う
上司や周りのスタッフには、業務の進捗報告などをマメに行うようにしてください。そうすることで、ミスを防ぐことができますし、サポートなどの依頼もしやすいです。
報連相が無いと、周りの人間は不安に思ってしまいますよね。なので、上手く業務が進んでいるとしても、報告は必要だといえます。
また、報連相がキッチリできる人は、周りとのコミュニケーション能力に長けているということです。ですから、人間関係をスムーズにするためにも、報連相はしっかりと行ってください。
人付き合いを大切にする
職場によっては、仕事終わりの飲み会や休日のバーベキューなどが行われたりしますよね。こういったイベントに積極的に参加する人は、信頼を集めやすい傾向にあります。社外でのコミュニケーションをしっかりすることで、普段の仕事でも上手く回っていきます。
逆に、社外のイベントに参加しない人は、仕事ができたとしてもコミュニケーションでは不利となりがちです。人付き合いは社外で築かれることが多いですから、イベントには積極的に参加するようにしてください。
信頼関係を築くのに役立つ本
心をつなげる
最新の脳科学の観点から、心が通じ合うための方法が紹介されている本です。信頼が生まれる時の脳の状態であったり、信頼を築くためのコミュニケーション方法などを学ぶことができます。
具体的な12の方法が用意されているので、すぐにでも実践できる内容となっていますね。どんな会話をすればいいのか分からない人は、コミュニケーションのヒントが得られるはずです。
最高のリーダーは何もしない
仕事で結果を出すために、組織を動かすリーダーシップが紹介されている本です。部下からの信頼を勝ち取って、生産性を高めるための方法を知ることができるでしょう。
ポイントは、自分が指示を出さなくても、部下が勝手に動いてくれるようになるということですね。深い信頼関係が作れるからこそできることなので、普通の学生の方にも読んでもらいたい本です。
以上、頼られる人になる方法を紹介しました。
信頼関係というのは、一朝一夕で作られるものではありません。毎日の積み重ねが大切となりますから、日頃から意識をするようにしましょう。そうすれば、少しずつ信頼は築かれるでしょう。
photo credit: Michael Holden|Corporate Image|Free Hugs