滑舌を良くする方法とは?
2016/05/06
滑舌が悪いと、自分の言葉を上手く伝えられませんよね。間違って聞こえる場合がありますし、自信が無いような印象を与えてしまいます。第一印象も悪くなってしまいますから、人間関係で損をすることが多いでしょう。
なので、滑舌を良くするトレーニングをしないといけません。どれだけ滑舌が悪かったとしても、ちゃんと練習をすれば改善することができます。ですから、日頃から舌を鍛える練習をするようにしてください。
ここでは、滑舌を良くするトレーニングを紹介します。
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滑舌が悪い原因
口呼吸
口呼吸が癖になっている人は、滑舌が悪い傾向があります。日頃から口呼吸が中心となっていると、口を閉じる力が弱くなってしまいます。そのために、正しく発音できない音が出てしまうわけですね。
そういった場合は、鼻呼吸の習慣に変えるようにしましょう。どうしても癖が治らないのであれば、口にテープを貼るのがおススメです。そうすれば、自然と鼻呼吸の習慣に変わっていくと思います。
口を開きすぎる
話すときに、必要以上に口を開く人がいます。それだと、口を閉じて発音する音が上手く話せなくなってしまいます。口は小さく開いても、発音することができます。だから、あまり大きく開かないようにしましょう。
また、口を開きすぎると、唇に力が入りすぎてしまいます。それも、滑舌を悪くする原因ですから、口の力を抜いて話すようにしてください。余計な力を入れないようにすることで、上手く発音できるようになるはずです。
歯並びが悪い
前歯がガタガタだったり、出っ歯だったりすると、滑舌が悪くなる可能性が高いです。歯のかみ合わせが悪いので、空気が漏れてしまったりするからですね。また、舌の動きも悪くなってしまうため、正しい発音ができなくなるわけです。
なので、どうしても滑舌が気になるのであれば、歯の矯正をおススメします。歯並びを改善することで、上手く発音することができるようになるでしょう。
舌が硬い
舌が緊張してしまって、硬くなってしまう人がいます。舌が硬くなると、上手く回らないために発音が悪くなります。なので、舌の力を抜いて、スムーズに回るようにしないといけません。そのために、話す前に舌を伸ばしてストレッチをしましょう。
舌を前に突き出すことで、力を抜くことができます。これを日常的に行っていれば、自然と力が抜けやすくなるはずです。舌が硬い人は、試してみてください。
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滑舌を良くする方法について
舌の筋肉を鍛える
キレイに発音をするためには、とにかく舌が重要です。舌の筋肉が衰えていると、音によっては上手く発音できなくなってしまいます。ですから、舌の筋肉を鍛えて、スムーズに話せるようになりましょう。
具体的には、以下のトレーニングを行います。
- 口を閉じて、舌を下唇とした歯茎の間に差し込む
- そのまま舌を右端から左端にゆっくりと移動する
- そして、今度は反対に左端から右端にゆっくりと移動する
- これを上下とも、3往復繰り返す
実際にやってみると、かなり辛いと思います。毎日やっていると、舌の筋肉も付いていくでしょう。
母音のトレーニング
日本語の母音は、「あ」「い」「う」「え」「お」の5つがあります。これは、すべての発音の基本となるものですから、かなり重要です。母音の発音が悪いと、すべての言葉の発音が悪いということになります。
なので、「あ」「い」「う」「え」「お」は、正しく発音できるようになりましょう。やり方としては、口を開いたままで、「あいうえお」と発音します。その時に、あごの位置は一切変えないようにしてください。舌だけを動かして、「あいうえお」を発音できるようにしましょう。
初めのうちは、上手く発音できないと思います。しかし、何度もやっていると、自然に発音できるようになります。なので、毎日続けるようにしてください。
子音のトレーニング
子音は分類が複雑なのですが、「あいうえお」以外の音と考えても良いと思います。その中で、発音が難しいものを重点的に練習しましょう。たとえば、カ行、サ行、ナ行、ハ行などがそうですね。
実際に発音してみて、出しにくい音があったら、何度も練習をしてみてください。一つ一つの音をスムーズに出せるようになると、かなり滑舌も改善されるはずです。
早口言葉
滑舌のトレーニングとして、早口言葉は定番ですよね。ちょっとした合間に早口言葉を言う習慣を付けておけば、滑舌を改善することができます。有名な早口言葉を紹介するので、覚えておいてください。
- 生麦生米生卵
- 赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ
- 青巻紙赤巻紙黄巻紙
- 隣の客はよく柿食う客だ
- この釘はひきぬきにくい釘だ
いつでも手軽に練習することができるので、毎日の習慣にしたいですね。自分で楽しみながら取り組むことで、上達も早くなるはずです。
以上、滑舌を良くするトレーニングを紹介しました。滑舌は、一朝一夕で良くなるものではありません。毎日の積み重ねで変わってくるものですから、日頃から意識をするようにしてください。ちゃんと努力をすれば、きっとうまく発音できるようになるはずです。
photo credit: nist6dh