「圧倒的な結果を出す」リーダーが持つ6つのスキルとは?
2016/05/05
仕事などで、自分のチームを持っている人は多いでしょう。部下が思うように動いてくれなかったり、チームワークが上手く機能しなかったりと、悩みを持つ人は少なくありません。リーダーシップを発揮するには、“ある要素”が必要となります。
一定の要素を満たすことで、チームは面白いほど機能するようになります。メンバーのモチベーションを保ち、目的に向かって進めるようになるわけです。優れたリーダーが持っている5つのスキルを紹介したいと思います。
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リーダーに欠かせない6つのスキル
1.心が躍るようなビジョンを示す
ビジョンというのは、将来的な方向性のことを指します。5年後、10年後にどうなっているのかということですね。チームのメンバーに示したビジョンが、全く面白みがなく興味が持てないモノだったらどうでしょうか?当然、やる気が起きることはないでしょう。考えただけでもワクワクするような、ビジョンを示すことが重要なわけです。
2.絶妙な目標設定
ビジョンが明確に決まったら、次に目標の設定が必要です。目標とは、ビジョンをもう少し明確に、数値化したものとなります。つまり、「いつまでに、何を実現させるか?」といったことですね。この目標があることで、ブレずに前に進むことができます。
目標を設定するためのポイントとしては、ギリギリのラインを見極めるということです。ジャンプしても、ギリギリ届くかどうかの微妙なラインですね。日産CEOのカルロス・ゴーン氏いわく、「あまりにも現実的な目標だと、それが限界になってしまう」とのこと。
だから、ギリギリの目標を設定するほど、チームの団結力は高まります。モチベーションも最大化されますから、高い水準で仕事をすることが出来るわけですね。
3.根拠を明確に伝える
人が行動をするためには、根拠が必要となります。その根拠が明確なほど、モチベーションが高くなります。たとえば、「この道をまっすぐ10キロ走れば、ゴールがあるよ」と地図を見せながら言われたら、ちゃんと走ることが出来ますよね。でも、「まっすぐ行くと、たぶんゴールがあると思うよ」と曖昧な言い方をされると、不安になります。自信を持って走ることが出来ませんよね。
だから、ちゃんとした根拠を伝える必要があるわけです。「なぜ、それをするのか?」「それをすると、どうなるのか?」「その結果、どんな未来が待っているのか?」といったことを、明確に伝えなければいけません。そうすることで、メンバーは自信を持って仕事に打ち込めるわけです。
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4.思い切って仕事を任せる
仕事ができる人ほど、何でも自分でやろうとしがちです。しかし、それでは部下が育ちませんし、全体的な組織力も向上しません。たとえ、自分でやった方が早いとしても、可能な限り部下に任せるようにしましょう。
経営の神様、ピーター・ドラッカーは「人を成長させる最もいい方法は、仕事を任せることだ」と言っています。なので、任せられる仕事は、どんどん任せた方が良いというわけです。チームを成長させるためにも、必要不可欠なことだといえます。
また、仕事を任せることは、その人を信頼しているというメッセージにもなります。そうすることで、部下にも責任感が生まれますし、モチベーションアップにもつながるわけです。
5.ちゃんと褒める
メンバーのやる気を高めるためには、しっかりと褒めることが重要です。相手のことをちゃんと肯定することで、自己重要感を高めてあげる必要があるわけです。そうすれば、部下のやる気にもつながるでしょう。
また、時には叱ることも大切です。最近は、自分が嫌われるのを恐れて、叱れない上司が増えているようです。でも、やはり叱るべき時には、叱らないといけません。たとえ、自分が嫌われたとしても、言わないといけないわけです。
6.公正な評価をする
リーダーであるならば、評価は公正でなければなりません。結果を出した部下に対しては、きっちりと評価をする必要があります。誰もが納得するような評価をすることが、大切ですね。明確な評価制度を作るなども、良いかもしれません。
ここで気をつけなくてはならないのが、自分の感情を入れてはいけないということです。部下に対する評価の中に、好き嫌いが入ってしまうと信頼が崩れます。誰でも人間ですから部下の中に、自分と合わない人もいるでしょう。でも、結果を出したのであれば、ちゃんと評価しなければいけません。
いかに部下のモチベーションを管理するか
以上、リーダーに必要な5つのスキルを紹介しました。
すべてにおいて共通することは、「部下のモチベーションを高める」ということに集約されます。組織において、実際に業務をこなすのは部下です。リーダーの仕事は、部下のマネジメントであって仕事をすることではないんですね。これを覚えておく必要があります。
なので、どうすれば部下が働きやすいのかということを、常に意識しないといけません。これを念頭に置いて行動すれば、強い組織を作ることが出来ます。日頃から考えるようにしましょう。
photo credit: lumaxart