メンタルを強くするための7つの方法。スポーツや子供のしつけに!
2016/09/28
ピンチになって逆境に追い込まれたときに、心が折れてしまった経験は誰もがあると思います。または、友達の何気ない一言を気にして、いつまでも引きずってしまう人もいるでしょう。
メンタルが弱い人は、ここぞという時に結果が出せないので、落ち込むことが多くなりますよね。
- 大きな壁にぶつかると逃げ出したくなる
- 一度の失敗だけでショックを受けてしまう
- 些細なことで傷ついてしまう
- 期待されるとプレッシャーにつぶされる
このような悩みを持っているのなら、メンタルを鍛えられるようにしてください。
ただ、メンタルを強くしようと思っても、生まれ持った性格なので変えることは難しいでしょう。変えられるとしても長い時間が掛かるでしょうし、相当な苦労が伴ってしまうはずです。
なので、別のアプローチから考える必要があります。
メンタルを強くするよりも、ストレスを受け流す方が簡単です。
ストレスを感じた時に、それを受け止めるのではなくて逃がしてあげるんですね。そうすれば、落ち込むことは無くなりますし、気にせず過ごすことができるようになります。
ここでは、上手くメンタルをコントロールするための秘訣を紹介します。
目次
メンタルを強くするのでなくコントロールしよう
そもそも、メンタルが強い人とは、どういった人のことを指すのでしょうか?
一般的なイメージからすると、「何があっても動じない」という強靭な精神力が思い浮かびますよね。
しかし、実際には強靭な精神力を持っている人はあまりいません。パッと見は動揺していないように見えても、内心はドキドキしているものです。悪いことが起きても全く落ち込まないという人は、基本的にはいないということを覚えておきましょう。
つまり、メンタルの強さというのは、精神的に動揺してしまってもすぐに立ち直ることができる能力と言い換えることができます。
逆に、メンタルが弱いというのは、精神的な動揺が長く続いてしまう人だということですね。
何かにショックを受けることは、決して悪いことではありません。いつまでも引きずってしまうことが、悪いことだといえるわけです。
たとえば、高層マンションの地震対策について考えると分かりやすいと思います。多くのマンションでは免震構造を採用しているので、地震の揺れを吸収するように設計されています。
地震の揺れを受け止めるのではなく、上手く受け流すことで被害を抑えるようにできているわけですね。
これと同じように、ストレス要因を受け止めるのではなくて、受け流せるようにすれば自分へのダメージは少なくなります。
スポンサーリンク
メンタルが弱いのは素晴らしいことである
些細なことを気にしてしまったり、すぐに傷ついてしまう人は、とても感受性が強いということです。普通の人では気付かないポイントも感じ取ることができるので、優れた能力だといえます。
たとえば、仕事に対してプレッシャーを感じてしまうのは、責任感やプロ意識が高いという証拠です。他人の言動が気になるという人は、思いやりがあって優しい人だといえるでしょう。
鈍感で何も気づかない人よりは、よっぽど優れているといえますよね。
むしろ、何も感情が動かない人がいれば、それは異常なことだと思います。
- 友達が死んでも悲しまない
- 他人に迷惑をかけても何も感じない
- 大きな失敗をしても反省しない
こういった状態であれば、明らかに人間として問題があるでしょう。こんな人は誰からも信頼されませんし、認められることはありません。
だから、メンタルが弱い人の方が、人間味があって素晴らしいことだといえるわけです。もっと、自信を持つようにしてください。
メンタルが弱かったとしても、上手くコントロールできるようになれば、過剰に落ち込んでしまうことはありません。
スポンサーリンク
メンタルをコントロールするための7つの方法
今の状態を紙に書き出してみる
つらい状態になってしまったら、その状態を紙に書き出してみてください。自分の頭の中にある不安を書き出すことで、客観的に見ることができます。
たとえば、次のような感じですね。
- 仕事で失敗して上司に怒られてしまった
- 取引先にも迷惑をかけてしまった
- 取引の契約を切られるかもしれない
- 同僚や後輩からの評価が下がってしまったかもしれない
- 怖くて仕事ができない
人は不安を感じているときには、すごく大きなものとして考えてしまいがちです。なので、勝手に被害妄想が膨らんでしまって、必要以上に落ち込んでしまうという状態となってしまいます。
大切なことは、事実と妄想を区別するということです。
先ほどの例でいうと、事実となるのは「仕事で失敗して上司に怒られてしまった」ということだけですよね。それ以外のことは、すべて自分の妄想です。
取引先に大した迷惑は掛かっていないかもしれませんし、自分の評価も下がっていないかもしれません。仕事が怖いというのも、勝手な思い込みでしょう。
自分の妄想で不安を大きくしないために、今の状況を客観的に見つめるということが大切ですね。そうすれば、落ち込んでしまうことも少なくなるはずです。
感情的にならない
ネガティブな思考になるときには、必ず感情が動いてしまっています。「もうダメだ」「怖い」など、マイナスの感情を持っているから悲観的となってしまうわけですね。なので、あまり感情を動かさずに、淡々と物事を捉えるようにしましょう。
たとえば、友達から嫌味なことを言われてしまったとします。でも、それは単なる言葉ですよね。相手に悪気はないかもしれませんし、自分の解釈が間違っているかもしれません。
ここで感情的になってしまったら、ショックを受けてしまうでしょう。なので、深い意味を考えるのではなく、ただの言葉として処理してください。そうすれば、他人の言動が気になることは無くなります。
適当に軽く考える
メンタルが弱い人は、なんでも重く考えてしまう傾向にあります。どうでもいいことなのに、重大なことだと考えるから精神的な負担が大きくなってしまうわけですね。
だから、肩の力を抜いて、適当に考えるようにしてみてください。バカになったほうが楽に生きることができますし、無駄に悩むこともありません。
ストレスフリーに生きるためには、楽観的な思考を持つことが大切だといえます。
物事の良い側面に目を向ける
すべての物事には、必ず二面性があります。良い面と悪い面の両方があるはずなので、良い側面に目を向けるようにしてください。
たとえば、サッカーの試合で負けたことを考えてみましょう。
良い側面 | チームの課題を見つけることができる |
---|---|
悪い側面 | 負けて悔しい思いをした |
悪い側面だけを見たなら、悔しくてショックを受けて終わりですよね。
しかし、良い側面に目を向けることで、次に繋げることができるわけです。今回の課題を克服することができれば、次の試合に勝てる可能性は高くなるでしょう。なので、負けたことがプラスになると考えることができます。
誰かに話してみる
問題を自分一人で抱え込んでしまうと、どんどん精神が病んでしまいます。なので、落ち込んでしまいそうになったら、身近な人に話してみることをおススメします。話すだけでスッキリするはずですし、心が軽くなることが実感できるでしょう。
具体的なアドバイスをもらえればラッキーですし、問題が解決しなくても誰かに話すだけで満足できるはずです。ですから、良き相談相手を持つということは、すごく大切なことですね。
幸せに固執しない
いつも幸せでいたいと願っている人は、どんな失敗も許すことができなくなります。人が生きていれば、良いことも悪いこともあります。そんなのは、当たり前のことですよね。だから、マイナスな出来事があっても、そのまま受け入れることが大切になるわけです。
ポジティブな感情もネガティブな感情も、ありのままで認識するようにしましょう。悪いことが起きても当然だと思っていれば、不必要に落ち込むことがなくなります。単なる確率論だと割り切って、前向きに考えていってください。
他人との比較を止める
人はそれぞれ、顔や体、性格まで、すべて違っています。なので、他人と比べても、あまり意味がないといえますね。
周りの人が成功しているのに、自分だけが失敗してしまう。こういった状況であっても、ショックを受ける心配はありません。「他人は他人、自分は自分」と思っていれば、精神的に動揺することは無くなるはずです。
もちろん、ライバルに対して競争心を持つことは良いことだと思います。しかし、他人と比較して落ち込むのであれば、比べても意味がないですよね。
メンタルを安定させるためには、自分と他人を切り離してマイペースを心がけることが大切でしょう。
メンタルを強くするために役立つ本
No.1 メンタルトレーニング
著者の西田文郎さんは、多くのスポーツ選手や経営者のメンタルトレーニングを行ってきた人です。メンタルトレーニングの第一人者と呼べるような人ですね。
自分の脳をコントロールして感情を切り替える方法が紹介されており、どんな場面でも心が折れないための方法を知ることができます。
自分のメンタルの向上だけでなく、子供のしつけなどにも使える内容です。
メンタルが強い人がやめた13の習慣
ダメな生活習慣を改善することで、メンタルを強くするための方法が紹介されている本です。
メンタルが弱い人は似たような習慣を持っていて、それを無くせばメンタルが強化されるということが書かれています。
具体的な13の習慣が紹介されているので、自分に当てはまるものがないかを確認してみてください。
以上、メンタルを強くする方法を紹介しました。
自分の心の持ち方だけで、人生は大きく変わるものです。なので、強いメンタルを持って、どんな状況にも対応できるようにしましょう。そうすれば、仕事の成果や人間関係なども変わってくるはずです。
photo credit: A Health Blog|Last Regular Season|Sean F., 25