孤独で寂しい人は依存症になるかも?心の寂しさを埋める8つの方法
2017/05/09
最近、友達も恋人もいないという人が増えているようです。
スネップ(SNEP)と呼ばれる言葉も作られていますね。スネップとは、仕事もせずに家族以外の人と接触を持たない人たちを指す言葉です。基本的に誰とも会わずに生活をしていて、仲良く話せる友達もいないということになります。
- 老後に一人ぼっちで生活している
- 単身赴任や一人暮らしで家族と離れてしまった
- 留学で周りに知り合いが全くいない
- 恋人と別れて急に寂しくなった
- 離婚して家族がいなくなった
人によってケースは様々ですが、孤独で寂しさを感じることは多いです。一人だと何をやっても楽しくないですし、心を消耗させてしまいます。
孤独で寂しい想いをし続けると、何らかの依存症になるかもしれません。
寂しくて精神的に弱っている人は、何かに頼らないとメンタルを維持することができなくなります。なので、アルコールやギャンブルなどの依存症になることがあるんですね。
何かの依存症になってしまうと、それから抜け出すのは難しいでしょう。なので、自分の寂しさを埋める方法を知っておいてください。
目次
寂しくなるのは心の在り方に問題がある
人間は本来、孤独な生き物だといえます。成長するにしたがって付き合う人間が変わっていきますし、親元から離れて独立したりしますよね。色々な人との出会いと別れを繰り返して、成長していく生き物ということです。
いつも群れで行動する野生動物と違って、生涯同じ群れで生活するわけではありません。なので、一人だけでも人間は生きていくことができるんですね。そのため、寂しさに耐えられないというのは、その人の心に問題があるのだといえます。
自分に自信がない人や心に闇を抱えている人は、一人ぼっちでいると不安になってしまいます。だから、その不安を和らげるために、寂しいという気持ちが芽生えてしまうわけです。
人は寂しさを感じることで、誰かに会いたくなったり、気を紛らわそうと別の行動を行おうとします。そうやって、精神的な安定を図ろうとするんですね。
だから、寂しさに耐えられないような人は、自分の心を変えなくてはいけません。
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孤独でいることのデメリット
人は孤独を感じると、感情や気分が落ち込んでしまいます。そして、それが酷くなると意欲や思考が低下して、精神的な病気になる可能性が高いです。うつ病や統合失調症などがそうですね。
うつ病になると、気分が沈んだ状態が一日中続いてしまいます。また、喜びの感情を持つことができずに、何をしても楽しいと感じなくなります。なので、些細なことでイライラしたり、不安を感じてしまったりするわけです。
さらに、脳の機能が低下するので、思考停止状態に陥ることもあります。頭がボーっとして何も考えられなくなり、考えがまとまりません。集中力や決断力も低下するので、仕事が手に付かなくなることがあるでしょう。
以上のように、精神的な病気になる可能性があるので、毎日のように寂しさを感じるなら早急に対策が必要となります。
人は孤独感から依存症になる
孤独で寂しさを感じ続けると、人は何かで気を紛らわせようとします。人によって様々ですが、お酒やギャンブル、薬物や買い物、浮気などが一例ですね。こういった行動をしているときには、一瞬ですが寂しい気持ちを埋めることができます。
でも、何度も繰り返しているうちに、だんだんと回数が増えていくわけです。いつしか、それなしでは生きていけなくなってしまい、依存症となってしまいます。
最近だと、一人暮らしの老人が、寂しさを紛らわすために万引きを繰り返すケースが増えているようです。スーパーの万引きで摘発されるのは、大部分が老人となっているみたいですね。
このように、寂しさから犯罪行為に走る人も少なくないので、十分に気を付ける必要があるでしょう。
寂しさを感じるのは自分の存在を認めてほしいから
先述の通り、自分に自信がない人や心に闇を抱えている人は、一人になることで不安になってしまいます。
なぜ不安になるのかというと、「自分が認められていないかも」と感じるからです。自信のない人は、自分の存在に対して胸を張ることができません。何らかのトラウマを抱えている人だと、社会から疎外されているような感覚を持つでしょう。
そのため、自分の存在を認めるために、何かに頼りたいと思うわけです。誰かと会って会話をすれば、自分の存在を認めてもらったような感覚になります。依存行動に走ることで、生きていることを実感できるようになります。
つまり、何かと繋がることで、自分の存在を認ようとするわけですね。
なので、寂しさを感じないようにするためには、自分に自信を持ったり過去のトラウマを克服する必要があります。自分の中に芯があることで、精神的な強さが得られるので寂しさを感じることは少なくなるでしょう。
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心の寂しさを埋める8つの方法
1人カラオケ
寂しさから解放されるためには、自分の心の中にある感情をすべて出し切ることが大切です。そのために、カラオケで思いっきり歌うのが効果的ですね。最近だと、「1人カラオケ」が流行しています。
みんなでワイワイ騒ぐのがカラオケですが、1人で行く人も増えているわけです。都内であれば、1人カラオケ専門店などもありますね。なので、自分の好きな歌を大声で歌ってみましょう。そうすれば、気持ちがスッキリするでしょう。
声を出すという行為は、マイナスの感情を吐き出すのに効果的です。ストレス解消や怒りを鎮めるために、大声を出す人も多いですよね。テンションも高くなりやすいですから、カラオケに行くのはかなりおススメですよ。
寝る
起きていると、どうしても孤独を感じてしまいがちです。なるべく考えないように意識しても、自然と頭に浮かんでしまいますよね。どうしても、寂しさが抑えられないこともあると思います。そういった時には、寝てしまうことをおススメします。
寝ることで疲れも取れますし、余計なことを考えなくても済むのでストレスを感じません。起きた後は頭がリセットされているので、寂しさも紛れているでしょう。睡眠不足だと気持ちも落ち込むので、余計に寂しさを感じてしまいがちです。
なので、たっぷりと睡眠時間を確保することが大切だといえますね。
好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くことで、心が癒されることがあります。音楽を聴くと、右脳が活発になり左脳がリラックス状態となります。脳にはそれぞれの役割があって、右脳は非言語脳といわれており、左脳は言語脳といわれています。
日常生活では、言語脳である左脳が多く使われていますね。寂しさや悩み事なども左脳で考えるようになっているので、音楽を聴くことで左脳の活動を抑えることができるわけです。なので、嫌なことを考えなくても済むというメリットがあります。
また、右脳は感情や感性に関わる脳なので、それが活発になると陽気な気分になれます。ですから、テンションが高くなって楽しい気分になることが可能です。音楽を聴くという行為は、寂しさを抑えて気持ちを高めるために有効ですね。
色の効果を使う
色には、人の感情を左右する効果があります。たとえば、青色を見ると、気持ちを落ち着かせてくれます。また、紫色には、感受性を豊かにして直観力がアップする心理効果があります。なので、部屋のインテリアの配色を考えることで、自分の気持ちを変えることができるわけです。
そして、心が寂しい時には、赤や黄色、ピンク色が効果的だとされています。
赤色はエネルギッシュな気持ちにさせてくれるので、前向きに物事を考えることができるようになります。黄色には積極的になり社交性を高める効果があるので、誰かと仲良くなれるかもしれません。
さらに、ピンク色には、心を穏やかにしてネガティブな気持ちを抑える働きがあります。このように、身近なものの色を工夫すれば、明るい気持ちになることができるでしょう。
体を動かす
適度な運動をすることで、気持ちが高揚するのは定番の方法ですよね。おススメなのが、ウォーキングやジョギングなどですね。何も考えずにできる運動ですから、嫌な感情をすべて吹き飛ばすことができます。
また、セロトニンを増やすこともできるので、精神的な安定を得ることができます。ちょっとしたことで落ち込んだり、イライラしたりしなくなりますから、リラックス効果が非常に高いです。健康にも良い事ですから、運動を生活に取り入れるようにしましょう。
意識的に笑顔を作る
広角を上げて笑顔を作ることで、脳は楽しいと錯覚するようになります。歯を出すようにして笑顔を作れば、それだけで楽しい気分になることができます。逆に、寂しくて落ち込んだ表情をしていると、気分まで一緒に落ち込んでしまいます。
感情は意識的にコントロールできますから、日頃から笑顔を作ることを意識しましょう。人の脳は意外と簡単に騙せるものなので、表情から作っていくことが大切ですね。笑顔は元気の源ですから、覚えておいてください。
部屋の掃除をする
部屋の掃除をすることで、孤独を感じることが無くなります。何も考えずに作業に集中できますから、部屋の隅々までキレイにしてみてください。散らかった部屋が片付くと、気持ちをスッキリさせることができるはずです。
また、部屋の模様替えをしてみると、今までと違った気分になることができますね。なので、気持ちが下がっているときには、部屋の掃除をしてみることをおススメします。
一人旅をしてみる
初めての場所へ行くことで、嫌な気持ちを無くすことができます。特に、旅行をすると非日常的な体験ができますから、悩み事などを忘れられるわけです。そこで、新しい出会いがあれば、寂しくはなくなりますよね。
最近だと、旅行会社も一人旅のプランを用意していますし、まとまった時間がなければ日帰りのドライブでも構いません。アクティブに行動範囲を広げることで、寂しくなる暇はなくなるでしょう。
寂しさを埋めるのに役立つ本
大人のための「困った感情」のトリセツ
精神医学の観点から、感情をコントロールするための方法が解説されています。この本を読めば、寂しさはもちろん、怒りや悲しみ、不安など、ネガティブな感情を制御することができるようになるでしょう。
感情を抑えるのではなく、「肯定的に利用する」という点が特徴的でしたね。この方法をマスターすると、精神的なストレスを大幅に軽減することができるはずです。
いつも孤独で不安を感じている人には、おススメできる本だといえます。
その不安、ニセモノではありませんか?
不安には、「本物の不安」と「ニセモノの不安」があるとして、ニセモノの不安を取り除くための方法が解説されている本です。
ニセモノの不安とは、本来は感じる必要のない不安のことですね。これには、孤独や寂しさなども含まれます。心が弱っている人ほど、ニセモノの不安によって惑わされてしまうそうです。
この本を読むことで、孤独や寂しさを克服するヒントが得られると思います。
以上、寂しい気持ちを埋める方法を紹介しました。
人は誰でも、孤独を感じてしまうことがあります。しかし、それを放置していても良い事はありませんから、寂しさを吹き飛ばせるように心掛けてください。そうすれば、楽しく人生を過ごすことができるはずです。
photo credit: ‘Ajnagraphy’|Loneliness|My Girls