瞑想の5つの効果とは?心を空っぽにして集中力を高めよう
2016/05/06
ストレスが溜まっていたり、悩み事があると、仕事に集中できないことがありますよね。そういった時には、瞑想をしてみてください。瞑想とは、目をつむって心を集中させることで、頭の中を整理したり、ストレスの発散などに効果があります。
怪しい宗教的なイメージを持っている人も少なくないですが、ちゃんと科学的に効果が実証されているものです。場所を選ばずに行うことができるので、子供から大人まで誰でもできる方法ですね。
毎日の瞑想を習慣にしてしまえば、常に集中した状態を維持できるでしょう。仕事の効率もアップしますから、生活の中に取り入れてみてください。ここでは、瞑想の効果と方法について解説をしていきます。
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瞑想の5つの効果とは?
ストレスの軽減
瞑想の効果でも最も有名なのが、リラックス効果ですね。精神を統一して雑念を取り払うことで、血液の循環や自律神経を整えることができます。そうすると、頭の中のモヤモヤも解消されますから、ストレスを軽減することができるわけです。
仕事や人間関係などで、ストレスを感じている人は多いでしょう。そういった人は、寝る前に瞑想をすることで、一日のストレスをリセットすることができます。仏教の修行でも行われているものですから、ストレスに強い精神を作ることが可能です。ストレス耐性を付けたい人には、かなりおススメですね。
創造力のアップ
瞑想を毎日行うことで、ストレスが軽減されることを説明しました。そして、高い集中状態を維持することで、知覚が鋭くなって感覚が研ぎ澄まされていきます。なので、脳の働きがクリアになる効果がありますね。
創造的な思考ができるようになり、色々なアイデアが出やすくなります。なので、アーティストやデザイナーなどのクリエイティブな職業の人にはおススメです。アイデアが出ずに煮詰まってしまったら、瞑想をしてみるといいかもしれません。面白いアイデアがあふれ出るようになるでしょう。
集中力の向上
頭の中を空っぽにすることで、無駄な思考が排除されます。何か悩みや心配事があったとしても、一旦それらを忘れることができます。だから、目の前の仕事に集中できるようになって、集中力が高くなるというわけです。
集中できないのは、色々な雑念が頭の中にあるからです。だから、それらを排除することができれば、集中力を高く維持することができるわけですね。大切なプレゼンの前や徹夜で勉強するときなどには、瞑想を取り入れてみてください。
記憶力のアップ
ある精神医学者の実験で、日常的に瞑想を行っている人は、脳の海馬が発達することが分かりました。海馬は学習や記憶を司る器官で、ここが発達するほど多くの情報を記憶しやすくなります。だから、記憶力を上げることができるわけです。
余計な情報が排除されて頭の中がスッキリとしますから、必要なことを覚えやすくなるわけですね。なので、学生の人であれば、すぐに瞑想の効果が実感できるかもしれません。学習の効率が飛躍的に上がりますから、瞑想を取り入れることをおススメします。
不安の解消
日常的に瞑想をしている人を脳スキャンしたところ、不安を司る「腹内側前頭葉前部皮質」が活発に活動していることが分かりました。なので、不安を感じにくくなって、精神が安定しやすくなります。
さらに、感情と司る「前帯状皮質」も活発になるので、感情表現が豊かになりやすいです。気持ちが高ぶって明るい性格になれますから、社交性のアップなどの効果もありますね。楽観的な性格になることができるので、楽しく生活できるようになるでしょう。
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正しい瞑想のやり方
静かな場所でリラックスして座る
瞑想において重要なのは、集中できる空間を用意することです。騒音でうるさかったり、暑すぎたり寒すぎる場所は避けてください。なので、テレビや音楽などは切る必要があります。
さらに、楽な服装をすることも大切ですね。Gパンなどは締め付けがきついので、ゆったりとしたジャージなどがおススメです。座り方は自由なので、自分が一番落ち着くように座ってください。正座でも、座禅を組んでも何でも良いです。
目を閉じて呼吸を意識する
軽く目を閉じて、意識的に呼吸をしましょう。鼻からゆっくりと息を吸って、鼻からゆっくりと吐き出します。このときに、お腹に空気を溜めるようにするのがコツです。腹式呼吸を意識することで、リラックスすることができます。
そして、頭の中に雑念が浮かぶと思いますが、無理に消そうとせずに呼吸に意識を向けるようにしてください。呼吸だけを意識しておけば、自然と雑念は消えていくはずです。体中の力を抜いて、呼吸に意識を向けるようにしましょう。
シータ波の音楽を聴く
基本的に瞑想は静かな場所で行うものですが、瞑想に適した音楽があります。シータ波と呼ばれる周波数の音楽を聴けば、スムーズに瞑想状態に入ることが可能です。シータ波とは、眠りに入る直前の脳波のことで、人間が最もリラックスできる周波数と言われています。
瞑想用のCDが売られていたりしますから、それを流すのが良いでしょう。これは必須ではありませんが、集中できないときには使ってみると良いですね。寝る前に聞くことで、寝つきが良くなることもあるようです。
呼吸だけを意識する
瞑想で最も難しいのが、雑念への対処です。どれだけ集中していても、無関係の思考が頭に浮かんでしまいます。これに惑わされて、集中できない場合がありますね。だから、雑念が浮かんだとしても、呼吸だけに意識を向けることが大切です。
放っておくことで、自然と雑念は消えていきます。でも、無理に雑念を消そうとすると、逆に集中が乱れるので注意してください。そのまま続けていけば、無の境地にたどり着けるはずです。15分程度で構わないですから、続けるようにしましょう。
以上、瞑想の効果と方法を紹介しました。誰にでも手軽にできることですから、ぜひやってみてください。毎日の日課にすることで、常に高い集中力を維持することができるようになるでしょう。
photo credit: AlicePopkorn