他人との比較で落ち込まないための5つの秘訣。劣等感を持たないために!
2016/05/06
自分と他人とを比較してしまって、極度に落ち込む人がいますよね。自分よりも優れている人を見ることで、自分に価値が無いと思い込んでしまいます。『隣の芝は青い』という諺がありますが、他人のことは良く見えてしまうものです。
日本人は特に、自分を過小評価して他人を過大評価しがちです。だから、他人と比較してしまうと、自分の方が劣っているように感じてしまうのでしょう。それだと、ネガティブな考え方になってしまうので、意識を変えなくてはいけません。
ここでは、他人との比較で落ち込まないための方法を紹介します。また、以下の記事も参考にしてみてください。
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なぜ、他人と比較してしまうのか?
動物としての本能
他人との比較をしてしまうのは、動物の本能ですから仕方のないことです。たとえば、野生動物などは、他の動物に出会った瞬間に「自分よりも強いかどうか」を判断します。そして、自分よりも強いと判断したのであれば、すぐに逃げようとするわけです。そうしないと、自然界では生きていくことができません。
この本能は、人間にも備わっています。誰かに会った時に、「自分よりも優れているか」という点を見てしまうわけですね。これは本能ですから、絶対に止めることはできません。自分が意識するよりも先に、他人との比較をしてしまうわけです。
だから、無理に比較を止めようとはしないでください。
自分の価値を知りたい
人は誰でも、自分の価値を知りたいと思っています。承認欲求は誰にでもありますから、常に誰かから認められたいと思っているわけですね。そのためには、誰かと比較をする必要があります。比較対象が無ければ、自分が優れているかどうか分からないからです。
だから、自分の価値を判断するために、比較という行為を行ってしまうわけですね。自信の無い人ほど、他人との比較をする傾向にあるようです。自信があって堂々としている人は、自分の価値を理解しているので比較をすることは少ないでしょう。
ソーシャルネットワーク
FacebookやTwitterなどのSNSが普及してから、他人との比較意識が増しているようです。ソーシャルでは友達が多いほど優れていると評価される傾向があるため、必死になってネット上の友達を増やしている人がいますね。
また、イベントへの参加や海外旅行、ブランドバッグなどの写真をソーシャルにアップロードすることで、自己顕示欲を満たそうとする人もいます。他人のプライベートを除くことができるようになったので、そこでライバル心を持って競争してしまうわけです。
こういった息苦しさから、SNSを退会してしまう人も多いですね。
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他人との比較で落ち込まない方法
自分のことを認める
他人との比較で劣等感を感じてしまうのは、自己肯定感が低いからです。つまり、自分に自信を持っていないから、他人よりも劣っていると感じるわけですね。だから、まずは自分のことを認めることから始めないといけません。
自己否定が習慣になっている人は、それを止めることが大切です。今のままの自分を認めることで、堂々と生きていくことができます。実際、どれだけ他人が優れていたとしても、自分には関係の無いことです。だから、他人を見るよりも、自分のことを最優先で考えてください。
自分の長所を見つける
他人よりも劣っていると感じてしまったなら、他に自分が優れているポイントを探すようにしてください。どんな人にでも得意なことがあるはずですし、周りの人よりも優れているポイントがあるでしょう。それを見つけることで、劣等感を感じずに済みます。
「自分は劣っているんだ」と感じたまま終わってしまうと、自信を失ってしまうだけです。そうではなくて、自分が勝っている部分も探しましょう。負けたままで終わらないことで、プライドが傷つくことを防ぐことができるわけですね。
劣等感は思い込みだと理解する
他人に負けていると感じてしまったとしても、それは単なる思い込みです。劣等感は、自分が勝手に作り出したものに過ぎないということですね。相手からするとどうでも良いことだったりしますし、誰も気にはしていません。
自分の勝手な思い込みで傷ついてしまうのは、すごくバカバカしいことでしょう。なので、劣等感が頭をよぎってしまったら、無視するようにしてください。ただの思い込みだということを自覚すれば、気持ちも楽になるはずです。
物事の本質を見る
結果の優劣という表面的なことに気を取られていると、劣等感が無くなることはありません。たとえば、自分よりも営業成績の良い同僚がいたとしても、自分よりもはるかに多くの努力をしている可能性があります。そういった所を見ずに、結果だけに捉われていてはダメだということです。
自分よりも努力をしている人なら、負けても仕方がないと思えますよね。または、特殊な人脈を持っていたり、強運があったりするのかもしれません。単純に自分の能力が劣っていることで、負けているのではないことを理解しましょう。
学びの機会にする
自分よりも優れている人を見つけたなら、それは学びのチャンスだといえます。優秀な人から学ぶことができれば、自分の能力を高めることができるでしょう。これは立派な自己成長の機会だと言えるので、これを逃さないようにしてください。
劣等感があると自分の殻に閉じこもってしまうので、学ぼうという意識が生まれません。これは非常に勿体ないことですから、何かを吸収しようという意識を持ちましょう。そうすれば、スキルアップをすることができ、劣等感を感じることも少なくなるはずです。
以上、他人との比較で落ち込まない方法を紹介しました。劣等感は上手く活用すればパワーとなるので、自己成長に繋げるようにしてください。つまらないことで悩むよりも、前向きに考えられるようにしたいですね。
photo credit: complex