合理的な人に共通する7つの特徴とは?
2016/05/06
仕事でいつも結果を出せる人は、物事の筋道を考えて合理的に思考する癖が付いています。なので、少ない労力で最大の結果を出すことができ、効率よく仕事を進めることができます。しかし、合理的に考えられない人は、無駄な動きが多いので結果が付いてこないわけですね。
ありがちなのが、論理的思考と合理的思考を混同しているパターンです。論理的思考とは、目的地までの道筋を矛盾の無いプロセスで考える方法です。一方、合理的思考とは、目的地までの最短ルートを見つけ出す考え方となります。
よく似ていますが、微妙に違う考え方だということですね。だから、要領が悪いと感じている人は、合理的に考えられるように習慣づけるようにしましょう。ここでは、合理的な思考のコツについて紹介をします。
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合理的な思考のための7つのルール
何のために考えるのかを明確にする
先述したように、合理的な思考とはゴールまでの最短距離を見つけ出すことです。なので、最終的な目標を明確にしないと、思考することができません。ですから、最初に「何のために考えるのか」を明らかにすることから始めましょう。
ほとんどの人は、これが出来ていません。目指すべきゴールも分かっていないのに、上手くいかないと悩んでいるわけです。これだと、上手くいくはずはありませんよね。最も根本的なことですから、ちゃんと意識するようにしてください。
問題の原因を究明する
何か不具合が起きたのなら、その原因を徹底的に究明するようにしましょう。その際のポイントとしては、5W1Hに照らし合わせて色々な角度から考えるようにしてください。いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように、などと考え続けることで、漏れなく問題を見つけることができるはずです。
そして、想定しうる問題を洗い出して、矛盾の無いように改善策を考えていきましょう。こういった作業を繰り返すことで、合理的に考えることができるようになります。ゴールまでの最短距離を見つけるには、不可欠な作業ですから徹底して行うようにしてください。
無駄が無いかを考える
何度も言うように、合理的な思考とはゴールまでの最短距離を考えるということです。なので、無駄な作業を省くことによって、合理性が磨かれていくわけですね。そのために、プロセスの中に無駄な作業が無いかを考えるようにしましょう。
作業工程は、少なければ少ないほど良いです。なので、全体像を見つめ直して、省いても問題ない個所を見つける努力をしてください。そうすれば、ゴールまでの距離は、どんどん短くなっていくはずです。
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常識を疑う
合理的な思考のためには、今までの常識を否定することも大切です。プロセスを簡略化して最短ルートを見つける作業なわけですから、目の前の常識に対して疑いの気持ちを持つことが重要だというわけですね。
なので、世間で当たり前だと思われていることを鵜呑みにするのではなく、それ以外にも方法は無いのかを考える。もっと最良な方法があるのではないかと、常に考え続けるということが大切だといえます。
ケースバイケースで考える
物事には、常に正解というものはありません。ある場面では正解だったとしても、状況が変われば不正解になることだってあるわけです。なので、常に状況と照らし合わせて考えるようにしましょう。
そうすることで、どんな状況下であっても、臨機応変に対応できる柔軟さを持つことができます。合理的な思考においては、いかなる状況においても、効率の良い考え方をすることが求められます。だから、場面に適した発想ができるように意識することが大切です。
全体像で考える
プロセスは、全体像で見る必要があります。たとえば、個別の作業で問題があったとしても、全体で見れば問題が無いというのはよくあることです。また、プロセスの前後関係なども意識することで、作業同士のつながりを円滑にすることができます。
単体で見ると気付かないことでも、全体で見ることで気付けることが多いですから、常に全体を俯瞰する癖を付けましょう。
個別に考える
先ほどの全体像で考えるのと真逆の発想ですが、プロセスを個別に分けることも大切となります。たとえば、会社の業績で赤字になってしまったのであれば、光熱費や人件費、設備投資費などを個別に見直すことで、問題点を明確にすることができます。
個々に改善を加えることで、全体的にプラス効果をもたらすことはよくある話です。なので、全体と個別とを使い分けて見るようにしてください。
以上、合理的な考え方のコツを紹介しました。仕事だけでなくプライベートでも効率良く考えられるようになるので、日頃から意識をする習慣を付けるようにしましょう。少ない労力で結果を出せるようになりますから、生活が充実するはずです。
photo credit: ores2k