すぐに鼻水を止めるための5つの方法。風邪や花粉症などの鼻炎に効果的!
2016/05/06
風邪を引いたときに、鼻水が止まらなくなることがありますよね。ダラダラと鼻水が垂れてくると、鼻周りの肌が荒れてしまいます。また、周りの人に不潔な印象を与えてしまうので、エチケットとしても問題があるでしょう。
そして、集中力を削いでしまうので、仕事や勉強などで気が散ってしまいます。なので、鼻水を止めるための方法を知っておくべきですね。鼻水が出る原因を知っていれば、それを避けることで鼻水の防止になります。
また、対処法を知っていれば、いつでも鼻水を止められるようになるということです。ここでは、鼻水の原因と対処法について解説をします。
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鼻水が出てしまう原因とは?
気温が低い
冬の寒い空気を吸うと、鼻の粘膜が刺激されて毛細血管が拡張します。すると、鼻への血流が増えることで、鼻水が出てしまいます。また、日本の冬は乾燥しているので、鼻の湿度を保つために鼻水が多量に分泌されるようになります。
だから、温かい室内に入ることで、毛細血管が収縮して鼻水が止まります。そのため、冬に外出をするときには、マスクをしたりマフラーで顔を覆うことで、鼻を冷やさないことが大切ですね。冷たい空気を吸わないようにすれば、ある程度の鼻水を抑えることができるはずです。
アレルギー性鼻炎
アレルギー症状の一つとして、鼻水が出ることがあります。アレルギーの原因としては、花粉やハウスダスト、食事、大気汚染などですね。人によって原因が異なるので、医師の診察を受けて原因を特定しないといけません。
症状を改善するためには、アレルギーの原因物質を避ける必要がありますね。
アレルギー性鼻炎になるかどうかは、その人自身の遺伝的な体質によるところが大きいため、完全に予防することは困難ですが、生活環境から原因となる抗原を取り除き、接触を避けることで症状を軽くできます。
アレルギー性鼻炎には、「通年性アレルギー性鼻炎」と「季節性アレルギー性鼻炎」の2つの種類があります。通年性の場合は、ハウスダストが原因であることが多いです。部屋を閉め切る冬場にひどくなるので、換気を良くする必要があります。
また、季節性であれば、大抵は花粉症でしょう。花粉を吸いこまないために、マスクやメガネなどを着用してください。
風邪
風邪のウイルスが体内に入ると、本能的にそれを追い出そうとします。ウイルスを排除するために、鼻水を分泌するわけですね。この時の鼻水は、無色透明でサラサラしていることが多いです。
そして、風邪を引いてから数日経つと、鼻水が黄色っぽくなって粘り気が出てきます。これは、ウイルスと闘った白血球の残骸などを含んでいるため、色が付いてくるわけです。
こういった時には、早く風邪を治すために安静にしておいてください。食事と睡眠に心掛けていれば、風邪を治すことができるでしょう。
自律神経が乱れている
自律神経は、交感神経と副交感神経によって構成されています。交感神経は体を緊張させて、副交感神経は体をリラックスさせる働きがあるわけですね。これらの2つは互いにバランスを取り合っており、緊張とリラックスが混在した状態を維持しています。
しかし、自律神経のバランスが崩れると、交感神経と副交感神経のどちらかに傾いてしまうわけです。ここで、副交感神経が優位になってしまうと、体がリラックス状態となって血管が拡張します。すると、鼻の血流が増加することで、鼻水が出やすくなるわけですね。
通常であれば、交感神経の働きによって体を緊張させるので、血管が収縮して鼻水を止めてくれます。でも、自律神経のバランスが崩れると、鼻水が止まらないといったことになってしまいます。
湯気を吸いこむ
ラーメンやシチューなどの熱いものを食べた時には、鼻水が出やすくなってしまいます。これは、鼻から温かい湯気を吸いこむことで、その温度を下げようとして鼻水が分泌されるからです。
人間の身体は、体温に近い状態の空気を肺に送り込もうとします。だから、熱すぎる空気が体内に入らないために、その温度を下げる働きがあるわけです。そのため、温かい料理を食べるときには、十分に冷やすか息を止めるなどの対策が必要となります。
特に、食事中の鼻水は不潔な印象を与えるので、十分に注意してください。
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鼻水をすぐに止める5つの方法
ツボを押す
鼻水に効くツボがあるので、それを押すことで症状を和らげることができます。手軽にできることですから、やってみてください。
小鼻の両サイドにあるツボです。ここを人差し指でゆっくり押すことで、鼻水を止めることができますよ。4~5回ほど押してみてください。
【鼻通(びつう)】
迎香の少し上にある、硬い骨が当たる部分です。ここを押すことで、鼻づまりを和らげることができます。
水を口に入れる
少量の水を口に入れて、そのまま5~10分ほど放置します。たったこれだけで、鼻水を止めることができるんです。なぜなら、水を口に含むことで、喉の奥の鼻腔が開くので鼻水が喉に流れるからです。
オフィスで仕事中でも、簡単に実践できるのでありがたいですね。ただ、水を口に含んだ状態では、話すことができないので注意が必要です。なので、一人で作業している時などにやってみると良いでしょう。
脇にペットボトルを挟む
先述したように、自律神経のバランスが崩れると、鼻水が止まらなくなってしまいます。自律神経は脇周辺に通っているので、そこを刺激することで神経のバランスを整えることができるわけですね。
おススメなのが、ペットボトルなどを脇に挟むことです。こうすると、自律神経を圧迫することができますから、鼻水を止める作用が働きます。挟んだ脇と反対方向の鼻水が止まるので、覚えておくようにしてください。
蒸しタオルを鼻にあてる
冬の寒い空気を吸い込むことで、血管が拡張されて鼻水が出てしまいます。なので、鼻を温めることができれば、血管を収縮させて鼻水が止まるわけですね。そのためには、蒸しタオルを鼻にあてることが効果的です。
水に濡らして絞ったタオルを電子レンジで温めれば、蒸しタオルを作ることができます。温めてすぐは熱いので、少し時間を置いた方が良いかもしれません。顔の上に乗せて2~3分ほど経てば、嘘のように鼻水が止まっているはずです。
息を止める
息を止めて酸欠状態にすることで、鼻水が止まって鼻の通りを良くすることができます。これは、酸素を取り込むために、脳から鼻の炎症を止めるように指令が出されるからですね。だから、鼻が詰まっている時には、限界まで息を止めることが効果的です。
効果的な方法としては、以下の手順で行います。
- 肺が空になるまで息を吐き切る
- 鼻をつまむ
- そのまま天井と床を交互に見続ける
- これを限界まで続ける
ただ、あまりやり過ぎると、貧血を起こすので注意してください。体に無理の無い範囲で、息を止めることが大切ですね。
以上、鼻水を止めるための方法を紹介しました。これらの方法を知っておけば、しつこい鼻水でも止めることができるはずです。ただ、これでも止まらない場合には、何かの病気である可能性があります。なので、医師の診察を受けることをおススメしますね。
photo credit: Anjos de Dona Nené