ストレスを溜めやすい人の6つの性格・特徴とは?
2016/05/06
人が生きていくうえでは、少なからずストレスを感じてしまうものです。人間同士が関わるわけですから、不愉快な思いをすることもあるでしょう。ただ、同じような環境にいたとしても、あまりストレスを感じない人と大きくストレスを溜めてしまう人がいます。
人によってストレスの感じ方が異なりますから、個人差が出てしまうわけですね。だから、ストレスを感じやすい人は、自分の特徴を知って改善する必要があります。そうすることで、精神衛生的にも良い状態を保ったまま生活することができるでしょう。
楽に生きていくためには、必要なことだといえます。ここでは、ストレスを溜めやすい人の特徴について解説をします。また、「ストレス耐性を強化するための6つの方法」も参考にしてください。
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ストレスが人間に与える影響とは?
まず、ストレスを感じすぎると、どうなるのかを知っておきましょう。体や心に大きな影響がありますから、健康を害することの無いように意識しなくてはいけません。
体に対する影響
ストレスが大きくなってくると、臓器の活動が鈍くなります。神経系や循環器系、呼吸器系や消化器系などの働きが弱まってくるので、色々な不調が体に起きるようになるわけです。具体的には、肩こりや眼精疲労、肌荒れや頭痛などがありますね。
さらに、これが進行すると、病気を引き起こしてしまいます。循環器系の病気だと、不整脈や狭心症、高血圧などがありますね。消化器系であれば、十二指腸潰瘍や慢性胃炎などにかかる可能性が高いです。
他にも数えきれないほどの影響があるので、何か不調を感じたらストレスを疑うようにしてください。
心に対する影響
ストレスは、脳にも影響を及ぼします。脳の機能が低下すると、思考が停止して頭がボーっとするので、集中力の低下に繋がります。また、情緒不安定になってしまい、不安や落ち込んでしまったりすることもあるようです。
他にも、怒りっぽくなってしまったり、将来に希望が持てないといった症状も現れます。精神的に追い詰められてしまうと、うつ病や統合失調症になることもあります。社会復帰できなくなることもあるようなので、重症にならないうちに手を打たないといけません。
行動に対する影響
また、体や心が不調になることで、日頃の行動にも影響してきます。たとえば、不眠症によって夜型の生活になったり、暴飲暴食をしてしまったりということです。また、買い物依存症やアルコール依存症、ギャンブルにのめり込む人もいます。
ストレスが原因で、生活習慣が変わってしまうわけですね。こうなると、人格も変化してしまうことがありますから、人間関係なども悪くなりがちです。友達と疎遠になってしまったり、家族関係が悪化したりすることがあるので注意しましょう。
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ストレスを溜めやすい人の6つの特徴
完璧主義である
なんでも完璧にやろうとする人は、小さなミスでも許せなくなってしまいます。なので、少しの失敗だけでも、ストレスを感じてしまうわけですね。そして、過去の失敗を引きずる傾向にあるので、その後の行動にも悪影響を及ぼします。
自分に対する自信を失ってしまうことにもなるので、完璧主義をやめるということが重要になってきますね。ミスや失敗は誰にでもあることですから、極度に気にするのは止めてください。失敗しても良いという気持ちで行動することで、余計なストレスを溜めなくて済みます。
意見がハッキリ言えない
自分の思っていることを素直に言えない人は、嫌なことでも引き受けてしまいがちです。そういう人はマジメなので、無理をして責任を抱え込んだりします。なので、それがストレスになってしまうわけですね。
なので、嫌なことは嫌だとハッキリ言えるようにした方が良いです。自己主張をするのは悪い事ではないので、自分の意見を伝えるようにしましょう。アサーティブな自己主張ができるようになると、周りと上手く折り合いをつけることができます。
神経質な性格
周りに気を遣う神経質な性格の人も、ストレスを感じやすいですね。神経質な人は、細かな点にも目を配ることができます。でも、それは他人の嫌な部分を見てしまいやすいというデメリットにもなります。
なので、他人の無神経な行動などに対して、イライラしてしまいがちです。普通の人が気付かない点にも気づいてしまいますから、無用なストレスを感じてしまいます。なので、周りに対して許容するという気持ちを持つことが重要ですね。
気持ちの切り替えができない
過ぎてしまったことを、いつまでも気にする人がいます。そういう人は、物事をどんどん悪い方向へ考えてしまうので、それがストレスになります。メンタルが強い人は、過ぎたことは気にしません。今さら考えても変えられないので、忘れてしまうことが大切です。
どうしても考えてしまうのであれば、他のことに集中してみましょう。運動をしてみたり、本を読んだり、ゲームをしたりといったことです。そうすれば嫌なことは忘れてしまえるので、前向きに考えることができるようになります。
心配性である
起きるかどうかも分からないことに、「あれは大丈夫だろうか?」「こんなことが起きないだろうか?」と心配をしてしまうケースですね。何に対しても最悪のケースを考えてしまうと、心が休まる暇がありません。
結局は、取り越し苦労に終わることが多いので、過剰な心配はしないことが大切です。『案ずるより産むが易し』という言葉があるように、考えるよりも先に行動しましょう。そうすれば、余計なことを考えなくて済みます。実際に何かが起こってから、対策を考えるようにしてください。
他人のせいにする
何か問題があると、すぐに他人のせいにしてはいけません。他人に責任を求めてしまうと、それがストレスの原因となります。なぜなら、他人を変えるのは容易ではないからです。だから、思い通りにならないことで、ストレスになってしまうわけですね。
他人を変えるよりも、自分が変わる方が格段に楽です。なので、自分にできることは無いかを考えるようにしましょう。そうすれば、人間関係も壊れにくいですし、自分のストレスも軽減することができます。
以上、ストレスを溜めやすい人の特徴を解説しました。自分に当てはまっているものがあれば、早急に改善できるようにしてください。ストレスに強い性格になれば、今よりも楽に生活することができるでしょう。
photo credit: puck90