優しい人は見返りを求めない!広い心を持つために必要な6つのこと
2016/07/06
優しい男は、女性からモテると言われますよね。広くて寛大な心を持っていれば、余裕をもって人と接することができます。なので、部下がミスをしたり、友達が遅刻してきたりなどしても、笑って許すことができるようになるでしょう。
- 些細なことでイライラする
- 嫌なことがあると態度に出てしまう
- 物事を損得勘定だけで考える
- 他人に厳しく自分に甘い
- 自分の非を認めることができない
こういった傾向にある人は、心が狭い人だといえますね。
心が狭いと余裕がなくなってしまうので、人間関係のトラブルなどが増えてしまいがちです。ですから、ストレスを溜めないためにも、心が広い人間にならなくてはいけません。
優しさの本質とは、見返りを求めずに奉仕することにあります。
利害関係を一切忘れて他人のために動けることで、優しくて心が広い人間だといえるわけですね。見返りを求めて他人に優しくすることは、本当の優しさだとは言えません。
ここでは、広い心を持つために必要なことを紹介していきます。
目次
優しい人は見返りを求めない
「優しい人」といえば、どんな人をイメージするでしょうか?
- 電車でお年寄りに席を譲る
- 女の子の荷物を持ってあげる
- 自分よりも他人の都合を優先する
- 落ち込んでいる人を慰めてあげる
一般的には、このような印象がありますよね。
これらは間違いではないのですが、「どういう気持ちで行うか」という精神的な面が大切です。
具体的に言うと、一切の見返りを求めないということになります。
たとえば、自分のイメージアップや金銭を目当てとして他人のために動いたのであれば、それは優しさだとは言えないということです。悪く言うと、偽善者となってしまうわけですね。
なぜ、見返りを求めてはいけないのかというと、期待以上のリターンが返ってこないと嫌な気持ちになってしまうからです。
「せっかく優しくしてあげたのに!」という、怒りがこみ上げてきます。これだと、善意を押し付けることになってしまいますよね。相手はお返しを強要されることになるので、それだと優しさだとは言えません。
だから、何の計算もなく他人のために行動することが、本当の優しさということになります。見返りが無くても気にしない姿勢によって、心が広い人間だと思ってもらえるでしょう。
余裕のある印象を与えることもできるので、女性からの支持を集めることにもなるはずです。『損して得取れ』という言葉があるように、見返りを求めないことで将来的に大きな利益を得ることになります。
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心が広くて優しい人の5つの特徴
余裕がある
先述の通り、見返りを期待せずに行動できるために、それが心の余裕に繋がっていきます。何の計算もなく行動することができるので、裏表のない好印象な人間だと思ってもらえるでしょう。
また、心に余裕があることで、他人を許すことができるようになります。他人の嫌な部分もすべて受け入れられますから、包容力の高い人間になることもできますね。
余裕があることは、優しい人にとって最も重要な要素かもしれません。
好かれようとしない
本当に優しい人は、好かれるためのお世辞は言いません。だから、相手の為だと思ったら、厳しい言葉を投げかけることもあります。自分が嫌われてしまっても、相手の為にハッキリと言うわけですね。
八方美人で誰にでも良い顔をしている人は、心が広いとは言いがたいでしょう。周りから良く思われたい気持ちが先行してしまうと、打算的な行動しかできなくなってしまいます。
他人を許すことができる
周りの人から迷惑をかけられたとしても、心が広ければ笑って許すことができます。精神的な余裕があるので、小さなことで怒ったりすることはありません。心が狭い人は、小さなことで腹を立てたりしてしまいますよね。
人を許すという行為は、高次なものです。相手よりも上の立場にたって、すべてを包み込んだうえでないと許すことはできません。なので、他人を許せる人は、レベルが高い位置にいるということになります。
これが、心の広さに繋がるということでしょう。
広い視野を持っている
周りのことがよく見えているので、相手に対する気配りをすることができます。たとえば、元気がない時に相談に乗ってあげたり、重い荷物を持ってあげたりといったことです。
視野が狭い人だと、こういったことに気付くことすらできません。広い視点で周りを見渡せることで、些細なことに心遣いをすることができるということですね。
他人の痛みが分かる
他人の痛みが分かっていることで、その人に優しく接することができます。過去に傷ついた経験がある人は、他の人の痛みも理解しやすいですね。だから、心が広い人というのは、何かしらのトラウマを抱えていることも多いです。
挫折や困難にぶつかったら、チャンスだと思いましょう。それを乗り越えることで、他人の痛みを理解することができるようになるはずです。人生経験が豊富な人ほど、それだけ広い心を持つことができます。
心が広い人と狭い人の違いとは?
他人への厳しさ
心が狭い人は、他人に対して非常に厳しいです。ちょっとしたミスも許せませんし、何かにつけて文句を言います。完璧主義で理想が高すぎる人ほど、心が狭くなってしまいがちですね。しかし、自分に対しては甘かったりします。
一方、心が広い人だと、余裕があるので誰にでも優しく接することができます。ミスをしても大目に見ることができるので、他人の言動が気になることはありません。
感情の動き
心が狭い人は、他人に対して厳しすぎるため、常にイライラしています。さらに、自分とは無関係の人に対してまでイライラを向けることがあります。歩くのが遅い人や奇抜な格好をしている人などが気になってしまい、怒りが込み上げてくるわけです。
心が広い人であれば、滅多に感情が動いたりしません。ネガティブなことが起きても大きく考えないので、ストレスが溜まりにくいわけですね。いつも感情が一定ですから、心が動じたりはしないでしょう。
コミュニケーション
心が狭い人は、自分の意見を曲げないため、他人の話を聞かない傾向があります。だから、周りの人の意見を最後まで聞かずに否定したり、自分の話ばかりしてしまうでしょう。ワンマンタイプの経営者などに、こういったケースが多いですね。
心が広ければ、他人を尊重するので注意深く話を聞くことができます。自分の話よりも相手の話を優先できるので、親身になって相談に乗ったりできるわけです。周りの人に敬意を払って、コミュニケーションを図ることができますね。
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広い心を持つための6つの方法
客観的な視点を持つ
物事を主観的に判断してしまうと、偏った見方になりがちです。視野が狭くなってしまうので、周りが見えなくなるわけですね。だから、柔軟に考えることができずに、イライラして衝突してしまうようになります。
余裕が無い時には、1つの考え方に固執してしまっていることが多いです。そうなると、偏った行動しかできなくなりますから、違う考え方にも理解を示す必要があります。たとえば、人と話してみたり、本を読んでみたりして、自分と違う意見に耳を傾けてみてください。
これを避けるには、客観的な視点を持って視野を広げる必要があるでしょう。物事を一歩離れた場所から見ることができれば、色々な考え方が出来るようになります。
部下がミスをしたとしても、「疲れていたのかな」とか「教え方が悪かったかな」という発想が出来るはずです。そうすれば、いつも冷静に考えることができるので、ピリピリすることはありません。
自分の責任を持つ
何が起きたとしても、自分で責任を取ることを考えてください。他人のせいにしてしまうと、イライラが募ってしまいます。責任を他人に押し付ける様は、周りから見ても悪い印象しか与えません。
一方、責任感が強い人は、いつもどっしりと構えていて落ち着いています。そのため、心に余裕を持つことができ、何があっても動じることが無いわけですね。だから、自己責任を念頭に置いて、行動することを心掛けるようにしましょう。
他人との比較を止める
自分と他人を比較する人は、いつも競争心を持っていてピリピリしています。なので、周りを打ち負かすことに必死になって、心の余裕が無くなってしまうわけです。特に、女性などはキレイに着飾って、友達と差を付けようと必死ですよね。
余計なストレスやトラブルを生まないためにも、他人との比較を止めた方が良いでしょう。自分の基準で行動できるようになれば、いつも余裕を持って行動できるはずです。
心が広い人は、周りを意識しないので劣等感などは感じません。だから、毎日を楽しく過ごすことができるわけですね。詳しくは、「他人との比較で落ち込まないため秘訣」を参考にしてください。
笑顔を心がける
上でも紹介しましたが、心が狭い人は他人に厳しく自分に甘い傾向にあります。他人に厳しく接してしまうと、心がどんどん狭くなります。他人を注意することで、自分の心もイライラが増してしまうからですね。
だから、もう少し優しくで接することを心掛けてください。いつも笑顔を心掛けるだけで、晴れやかな気持ちになります。また、電車でお年寄りに席を譲ったり、困った人を助けるようにすれば、自分自身も気持ち良くなれるわけです。
こういった心がけを続ければ、広い心を持てるようになりますね。
自分のことを好きになる
心が広い人は、自分のことを好きである場合が多いです。自分を好きでいるからこそ、他人のことも好きになれるわけですね。だから、誰とでも好意的に交流することができ、些細なことでイライラすることがありません。
自分が好きだということは、大きな自信にもなります。なので、不都合なことが起きても動じることがなく、いつでも堂々としているわけです。
自分のことを嫌っている人は、他人を許すことができずに心が狭くなるでしょう。まずは、自分を好きになることから始めてみてください。
誰とでも平等に接する
人は誰でも、第一印象で他人を判断してしまいますよね。最初の印象が悪ければ、それ以降の付き合いを避けたりします。でも、そういった対応をする人は、心が広いとは言えないでしょう。
本当に心が広い人は、偏見を持ったりしません。第一印象で判断したりせずに、誰とでも平等に接することができるわけです。たとえ苦手なタイプだとしても、分け隔てなくコミュニケーションを図ることが大切となります。
広い心を持つのに役立つ本
「やさしさ」という技術
見返りを求めない行為によって、将来的な成功をもたらすことができると説いている本です。この本の特徴としては、「優しさとは技術である」と断言している点ですね。
正しい技術を身に付けることで、誰でも心が広くて優しい人間になることができます。科学的な検証データも豊富ですから、非常に信頼性が高い内容となっています。
社会的な成功を求めている人には、かなりおススメできると思います。
日本でいちばん幸せな社員をつくる!
倒産寸前だったホテルを、従業員満足度を高めることで復活させた実録が書かれている本です。「社員に対する優しさ」を最優先に考えることで、組織を生まれ変わらせた経営哲学を学ぶことができます。
日常生活でも使えるノウハウが非常に多く、普段のコミュニケーションにおいても役立つ内容になっています。会社で管理職をしている人などには、特におススメできる本ですね。
以上、広い心を持つための方法を紹介しました。
心が広ければ、日常的なトラブルの多くは解決できるはずです。いつでも精神状態を一定に保つことができるので、楽しく毎日を過ごすことができるようになるでしょう。
photo credit: Friendly!|Jess|Delicate Heart