面接で役に立つ基本的な作法・マナーについて
ツイート転職面接の場では、自分をアピールする以外にも、社会人としての常識が求められます。企業としては一緒に仕事をする人材を集める場所なので、細かい部分までチェックされます。なので、思わぬことで評価を落とさないように、気持ちを引き締めて挑むようにしてください。
基本的なマナーでも意外と知らないことがあるかもしれないので、面接の前に復習するようにしましょう。そうすれば、簡単なミスなどを防ぐことができるはずです。
ここでは、面接での作法について紹介をします。
まずは、基本的なマナーを知っておこう
応募先企業へ訪問すると、色々な人と出会うことになります。受付から一般社員、面接官など、あらゆる人に会った時に、失礼のない行動をしないといけません。社会人として恥ずかしくないように、基本的なマナーは押さえておきましょう。
受付での作法
約束の時間の5分前には、受付に到着するようにしてください。時間にルーズな人は、社会人として失格です。やむを得ない事情で遅れるのなら、前もって電話で連絡を入れてください。でも、基本的には遅れるのはNGとなります。なので、道中で迷わないように、事前に会社までの道筋を覚えておいてください。
注意するのは、以下の点です。
- 清潔感のある身だしなみをする
- 約束の時間を守る
- 担当者の名前を忘れない
- 一般社員に出会ったら挨拶をする
- 面接後にも受付で挨拶をする
控室での作法
受付で名前を告げると、控室で待たされることがあります。その時にも、不適切な行動をしないように、注意をしてください。待っている時の行動なども、裏でチェックされている可能性があります。なので、できるだけ静かにして待ちましょう。
控室では、以下のポイントを意識してください。
- 出入り口近くの下座に着席する
- カバンをテーブルの上に置かない
- タバコを吸ったりしない
- 他の応募者との会話なども避ける
面接中の作法
面接室に入室するときや面接中においても、意識するべきことがあります。一番大切なところになりますから、気を引き締めてください。最初の挨拶や受け答えなどには、最大限の注意を払うようにしましょう。
面接中に意識することは、以下のようになります。
- 入室前にノックをする
- 着席を促されるまで座らない
- ハキハキと話す
- 背筋を伸ばして姿勢を正す
- 面接官の目を見て話す
面接で話す際のポイントについて
実際に面接官と話すときには、誰だって緊張しますよね。しかし、面接とはいえコミュニケーションの一つです。なので、日常のコミュニケーションと同じマナーが必要ですし、自分の意見を効果的に伝えるための工夫も必要となります。
以下を参考にしてみてください。
ありのままの自分を出す
自分を良く見せようとして、ぶりっ子キャラになる人がいます。しかし、そういった人は表面的なことしか話せませんから、面接官に見破られてしまいます。短所を隠そうとするあまり、不自然になってしまったり、話の中に矛盾が生まれるからですね。
なので、無理に背伸びをするのは止めて、素直な自分で面接を受けるようにしましょう。自分のスキルやキャリアプランなどを語ることで、評価してくれる企業はあるはずです。
手短に簡潔に答える
自分をアピールしようとして、長々と話し込んでしまうのは逆効果です。面接官は複数人の面接を行いますから、分かりやすく簡潔に話すことが重要となります。結論を最初に伝えて、その理由を述べるようにすれば、理解しやすい話となるはずです。
面接官の目を見て話す
ちゃんと人の目を見て話さない人は、信用されることはありません。なので、転職理由や志望動機を練り込んだとしても、面接官の心に響かないわけです。ですから、しっかりと目線を合わせて、自分の熱意を伝えるようにしてください。
何を提供できるかを伝える
企業が人材を採用するのは、将来的なメリットがあるからです。なので、自分が面接を受けるときには、企業に対して何を提供できるかを考えてください。過去の実績などを伝えるのも重要ですが、それよりも今後できることを伝えるようにしましょう。
条件交渉をするときのポイントについて
面接の終盤になると、条件面での交渉に入ります。給与や諸手当であったり、勤務地や待遇などの話はデリケートなので、言い方を間違えるとマイナスに捉えられる可能性があります。なので、最低限のマナーやルールを知っておいてください。
給与の交渉
給与に関しては、そもそも交渉の余地が無い場合があります。給与テーブルが決まっていて、それ以上変えられないということですね。歴史のある大手企業ほどこの傾向が強いので、あらかじめ社風などを確認するようにしてください。
また、年収のアップなどを考えているのであれば、それなりの根拠が必要となります。会社に対して利益貢献をして、その対価としてお金をもらうわけです。なので、自分が何を提供できるのかを明確に伝えるようにしましょう。
お金の話は言いにくいので、小声になってしまう人がいます。しかし、それだと自信が無いように聞こえてしまいますから、具体的な根拠を明示してハッキリと交渉するようにしてください。
勤務地の交渉
規模が大きな会社だと、拠点が複数ある場合があります。勤務地は近い方が良いでしょうから、自分の希望を伝えるようにしてください。そもそも、求人広告を出す際に勤務地の記載はあるはずですから、希望に合わないことは少ないでしょう。
しかし、入社してからしばらくして、転勤を命じられることがあります。なので、面接のときに、人事異動があるかどうかを聞いておきましょう。そして、勤務地を変えたくないときには、「出来るかぎり御社の意向に従いますが」と言葉を添えてから、希望を伝えてください。
そうすれば、面接官も嫌な気になることはありませんし、譲歩の姿勢も示しているので協調性もアピールすることができます。
待遇の交渉
住宅手当や家族手当などは、その人の生活条件によって決まります。なので、面接で確認しなくても、ある程度は自分で計算することが可能です。細かな手当などを面接で質問すると、お金に細かい人だと思われるので控えた方が良いでしょう。
また、昇給や賞与などは、会社の業績によって左右されるものです。なので、面接で尋ねても明確な回答が得られないことが多いと思います。そういった場合は、過去の支給歴などを聞くようにしてください。それが目安となりますから、将来的な賞与などを予測することができます。
以上のように、面接時に意識するべきことは数多くあります。失敗をしないためにも、しっかりと覚えておくようにしましょう。自分にとって有利に進めることができれば、きっと満足のいく転職ができるはずです。
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