ボーナスの支給日前に会社を辞める場合

ボーナスの支給日前に退職をする場合

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企業の中途採用に関しては、1月と8月がもっとも採用人数が多いとされています。何故かというと、12月と7月のボーナスをもらってから会社を辞めるという人が多いからですね。せっかく今まで働いたわけですから、お金を受け取りたいのは当然だと思います。

 

なので、転職を考えている人は、ボーナスをもらってから辞めることができるように、スケジュールを調整しています。しかし、転職後のボーナスも考えた場合、それだとトータルで損をする場合もあります。なので、トータルのバランスで考えるようにしましょう。

 

ここでは、転職とボーナスについて解説をします。

 

ボーナス前に辞めても支給される場合がある

 

応募先の内定をもらった時に、次のボーナスまで3か月以上あったりする場合、それまで待つのは辛いですよね。特に、すぐにでも辞めたいと思っているのであれば、なおさらでしょう。また、入社を3か月以上引き伸ばすのも、転職先に迷惑が掛かってしまいます。

 

そういった時には、思い切って会社に交渉することでボーナスがもらえる場合があります。

 

実は、ボーナスには、2つの意味が込められているんです。

 

  1. これまでの労働に対する報酬
  2. 今後の労働に対する奨励

 

以上の2つですね。

 

 

これまでの労働に対する報酬」の意味もあるわけですから、ボーナスの支給日前に辞めるとしても、受け取る権利はあるということになります。理論上の話ですが。

 

 

自分の会社の就業規則を確認してみよう

 

一度、自分の会社の就業規則を確認してみてください。『ボーナスは、支給日に在籍している者にのみ支給する』といった一文はありませんか?こういった決まりが無いのであれば、交渉する余地はあります。

 

お金のことは言いづらいですが、自分の権利を主張するためですから人事部に聞いてみるようにしてください。当然、満額の支給は無いでしょうが、一部でも支払いを受けることができるかもしれません。

 

ボーナスには、「今後の労働に対する奨励」も含まれているわけなので、辞める人間に対して多くのお金はもらえないはずです。ただ、少しでも足しになるでしょうから、ボーナスを受け取って会社を辞めるのが賢い選択ですね。

 

ボーナスを最大化する賢い転職方法とは?

 

先述したように、ボーナス支給前に辞めても一部は受け取れる可能性があります。しかし、受け取れたとしても1割程度でしょうし、全くもらえない場合がほとんどでしょう。ですから、あまり期待しない方が良いと思います。

 

そこで、受け取る金額を最大化できる転職方法を紹介していきます。

 

 

まず一般的に、多くの人が行う方法としては、ボーナスを受け取ってから退職の意向を伝えるということですね。たとえば、夏のボーナスであれば、7月中旬に支給を受けてから上司に退職の相談をします。そして、9月から転職先に入社するというケースです。

 

これだとボーナスを満額もらって辞めることができるので、最善の方法だと思われがちですね。しかし、総合的に考えると、損をする可能性があります。なぜなら、転職先の冬のボーナスが減ってしまうからです。

 

冬のボーナス査定期間は、6〜11月となっていることが多いです。なので、9月入社だと3か月分しか査定されないので、冬のボーナスが大幅に減ってしまいます。だから、年間の収入で考えた時に、大きく損をする可能性があるわけです。

 

 

なので、ロスを少なくするために、退職時期を前倒しにすることをおススメします。つまり、6月の末までに退職の意向を伝えて、7月末に退社して8月に入社するというスケジュールです。これだと、ボーナスの支給前に退職を伝えるので、ボーナスの金額が減らされることがあります。

 

しかし、転職先の査定期間が増えるので、冬のボーナスは金額がアップします。年間のトータルで考えた場合、こっちの方が収入が多くなる可能性が高いわけです。

 

もちろん、会社の方針によって支給額が変わりますから、この通りになるとは限りません。なので、内定後の処遇説明の時に、ボーナス対象期間や支給額などについて質問するようにしましょう。上手くいけば、自分の収入を最大化することができるはずです。

 

 

以上のように、ボーナスをもらって転職をする場合、退職のタイミングによって支給額が大きく変わることがあります。損をしてしまわないためにも、ちゃんと考えてスケジュールを組むようにしてください。数十万も変わってくることがありますから、すごく重要なことだといえます。


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