TOEICは転職の役に立つのか?

TOEICは転職の役に立つのか?

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ビジネスパーソンの間では、TOEICの人気が得に高いようです。高得点を取るほど自分の英語能力を示すことができるので、転職をする際にも有利だと言われています。でも、実際のところ、TOEICは転職においてどれほどの価値があるんでしょうか?

 

一般的には、700〜800点ほど取っていれば、有利になると言われていますよね。通訳や翻訳など英語を使用する仕事の場合、800点以上は最低ラインだともされています。

 

ここでは、転職市場におけるTOEICの価値について紹介します。

 

TOEICを求める企業の割合

 

あるデータによると、中途採用の求人のうち約60%は、TOEICで500点程度を求めているようです。また、TOEICで700点程度を求める企業は、全体の25%ほどあるらしいです。データで見るとかなり高い数値だと思いますが、これは年々減少傾向にあります。

 

そもそもTOEICは、日本人向けに作られたテストなので、純粋な英語力を測るものではありません。スピーキングのテストが無いために、TOEICで高得点だとしても英語が話せる指標にはならないということです。

 

なので、中途採用においてTOEICの需要は下がりつつあります。ですから、転職で有利になると思ってTOEICを勉強している人は、注意した方が良いかもしれません。

 

 

転職市場で本当に求められているものとは?

 

上記で述べたように、中途採用ではTOEICの評価はあまりされない傾向にあります。なぜなら、英語力は入社後の研修などでも身に付けられますし、独学で勉強すればそれなりに習得することができるからです。

 

それよりも重視されるのが、即戦力として活躍できるキャリアや専門スキルなどです。特に、ビジネスの世界で求められるのは、現状把握能力であったりマネジメント能力ですね。これらを持っている人は、どんな職場でも即戦力として役に立ちますから重宝されます。

 

なので、英語力を習得するよりも、実務的なスキルを身に付けた方が転職には有利だということです。英語はあくまでも付加価値ですから、これを覚えておきましょう。

 

 

ビジネスで使える英語を身に付けたいなら

 

TOEICで高得点を取るとステータス性が高いですが、実際の現場では900点を取った人でも役に立たないことが多いです。なぜなら、英語の読み書きができたとしても、英会話のスキルが実務レベルではないからですね。

 

自分の考えを簡潔に伝えられなかったり、専門のビジネス用語が分からなかったりするので、仕事現場では戦力になりません。なので、英語を使ってキャリアアップをしたいのであれば、生きた英語力を身に付ける必要があるわけです。

 

「TOEIC900点を取得した人」よりも、「TOEIC900点レベルの英語力を持った人」が求められているので覚えておきましょう。

 

 

では、どうやって生きた英語力を身に付けるのかというと、ネイティブの外国人との会話に慣れることが重要です。日頃からネイティブ英語に触れておくことで、自然と英語力が身についていきます。

 

そのために、外国人スタッフを雇っている日系企業へ転職することをおススメします。日本企業もグローバル化しているので、外国人スタッフがいる職場も増えてきました。そういった企業では日常業務は日本語でこなし、必要なときには英語を使うこともできます。

 

なので、業務に影響しない形で英語を学ぶことができるわけですね。外国人スタッフと仲良くなっておけば、プライベートでも英語を教えてもらうことができます。

 

 

外資系企業に就職する前に知っておくべきこと」でも紹介しましたが、外資系の日本支社は日本人スタッフしかいない場合が多いです。外国資本だからといって、英語を使うのが必須というわけではありません。

 

ですから、日本企業で働いた方が、英語に触れる機会が多いこともあるわけです。語学力とビジネススキルを同時に磨くことができるので、自分の市場価値を高めるのに最適だといえるでしょう。

 

 

 

以上、TOEICと転職の関係性を紹介しました。

 

企業が求めているのはビジネススキルであり、語学力ではありません。英語が堪能でも専門的なスキルが無いと話にならないので、普段から自分のスキルを高める工夫をしておいてください。


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