転職で失敗しない!!面接当日に意識するべきチェックポイントとは?

転職の面接へ行く時に、当日の朝はすごく緊張しますよね。前もって準備をしていたとしても、誰でもカチカチになってしまうと思います。それだと、本番で上手く話せないかもしれません。
また、忘れ物などがあったりすると大変ですし、よく道を確認しないと迷ってしまう可能性もあります。ですから、些細なミスが起きることの無いように、当日には余裕をもって行動できるようにしましょう。
このページでは、面接の当日に行うべきことを紹介します。
第一印象で大部分が決まってしまう
面接では、専門スキルや職歴、転職理由や志望動機などを話す場です。それによって応募者のポテンシャルを把握して、採用するかどうかを決めるわけですね。なので、キャリアの棚卸しや企業研究などを入念に行う必要があります。
しかし、それ以上に見た目の印象が大切です。
「対人関係の50%は外見だけで決まる」と言われることもありますが、パッと見の印象だけで評価の大部分が決まってしまいます。どれだけ能力が高い人でも、印象が悪かったら一緒に働きたいとは思われないでしょう。
ですから、清潔感のある外見を意識してください。当日の家を出る直前に、鏡を見て全身をくまなくチェックします。
スーツ
スーツにシワがあると、だらしない印象を与えてしまいます。パンツの折り目がしっかりと付いている方が良いので、前日までにクリーニングへ出しておいてください。
女性はショルダーバッグを持つことがありますが、肩にかけるとシワの原因になります。ですから、面接の際にはハンドバッグにした方が良いでしょう。
また、ポケットに財布や携帯電話を入れていると、形が崩れてしまいます。ですから、小物類はカバンの中にしまって、ポケットの中は空にすることが望ましいですね。
ワイシャツ
ワイシャツは、真っ白で体型に合ったものを選びましょう。汚れがあると目立ちますから、ちゃんと確認してください。スーツと同じように、クリーニングへ出しておくことをおススメします。
面接回数が多くなると、ワイシャツを着回すことになるかもしれません。すると、どうしてもシワや汚れが付いてしまうので、複数枚用意しておいて常にきれいなシャツを着るようにしてください。
靴
意外と見落としがちなのが、靴についてですね。汚れていても気にしない人が多いですが、足元がちゃんとしていないと全体がだらしなく見えてしまいます。なので、しっかりと磨いておいて、ピカピカの状態にしましょう。
外見で足元が最も汚れやすいですから、靴がキレイな状態だと細かな点まで気配りができる人間だとアピールすることができます。逆に、靴が汚いままであれば、ガサツな印象を与えてしまうわけですね。
大手の企業になるほど、足元はチェックされるようです。『オシャレは足元から』と言われるように、できるビジネスパーソンを目指すのであれば、靴の汚れはいつも意識しておいてください。
髪型
爽やかな印象を与えるために、髪型は重要な要素となります。基本的には、男性であれば短髪、女性であれば黒髪ですね。不潔感を与えないために、寝癖がないかどうか色々な角度からチェックしてください。
業界・業種によって適切な髪型は異なりますので、その業界の雰囲気に合わせるようにしてください。
営業職であれば短髪が求められるでしょうし、クリエイターなどであれば長髪がOKな場合も多いです。女性でもアパレル系は茶髪でも構わない場合がありますから、その業界の先輩などに聞いてみて髪型を決めるようにしましょう。
家を出る前にやるべきこと
朝食をしっかりと食べる
朝は時間が無いので食べない人が多いですが、面接のときは朝食を食べるようにしてください。何かお腹に入れることで緊張を和らげることができますし、頭の回転も良くなります。
ただ、食べ過ぎると眠くなりますから、腹八分目に抑えるようにしましょう。あまり食べたくない人は、バナナなどの軽食でも十分です。
新聞やニュースを見て話題のネタを仕入れておく
朝一番で新聞やニュースを見て、その日のトップニュースくらいは頭に入れておいてください。面接中の雑談で、ニュースについて聞かれることがあります。その時に、何も知らなければ、アンテナが伸びていない人間だと思われるでしょう。
また、天気予報や電車の遅延情報などもチェックすることをおススメします。急に雨が降るかもしれませんし、電車が遅れているかもしれません。余裕をもって到着するためにも、必ず確認しておいてください。
持ち物の確認をする
面接においては、絶対に忘れ物をしてはいけません。その日に必要なものを確認して、忘れないようにしてください。
- 履歴書・職務経歴書のコピー
- 企業のホームページのプリントアウト
- 筆記用具
- 携帯電話
- 腕時計
- ハンカチ
- 印鑑
こういったものは、前日までに用意しておくべきですが、当日にも念のために確認をします。
面接会場へ着く前にやるべきこと
面接のシミュレーション
面接会場へ向かう電車の中で、面接のシミュレーションを行ってください。転職理由や志望動機など、自分が言うべき事柄を頭の中で整理します。これをやっておかないと、本番で頭が真っ白になるかもしれません。
また、応募する企業の情報も知っておくべきなので、企業のホームページを読み込んでおきます。最低限、経営理念や事業内容、社長の名前などは、憶えておくようにしてください。
時間に余裕があるのなら、会場周辺のカフェに入って気持ちを落ち着かせても良いかもしれません。
トイレに入って身だしなみを確認
会場の近くに付いたら、トイレに入って鏡を見ましょう。自分の外見をチェックして、服装や髪形の乱れが無いかを確認します。夏場であれば汗をダラダラかいているかもしれませんし、風が強い日だと髪が乱れている可能性がありますね。
さらに、表情の確認も忘れないでください。緊張して顔が硬直していたり、覇気の無い表情をしていると印象が悪いです。なので、口角を上げて笑顔になるように意識をする必要があります。
面接会場へ入る前に
応募先企業へ到着したら、中に入る前にやるべきことがあります。
- 携帯電話の電源を切る
- 冬場ならコートを脱ぐ
これらは、会場へ入る前に必ずやっておいてください。携帯電話はマナーモードでも、静かな場所だとバイブレーションの音が響いてしまいます。面接中に鳴ってしまったら大変なので、必ず電源を切るようにしましょう。
会社へ入ってからの注意点
最初の第一印象が大切
応募先企業へ入ると、面接官のいる部屋に通される場合と、自分が先に部屋に入って待つ場合とがあります。それぞれにマナーが異なりますから、覚えておくようにしてください。
【面接官のいる部屋に入る場合】
まずは、ドアを3回ノックします。
「どうぞ」と言われてから、部屋に入ります。
【先に部屋へ入って待つ場合】
部屋に案内されると、下座に座って待ちます。
そして、ドアをノックされたら、立ち上がって挨拶をします。
これは、社会人としてのマナーとなりますから、これが出来ないと第一印象は最悪となります。最初が肝心ですから、確実に行ってくださいね。
特に、面接は最初の5分で印象が決まってしまいます。先述したとおり、清潔感のある身だしなみを心がけて下さい。
面接中の話し方について
面接中には、面接官の目を見て話すようにしてください。目を見ないと信用できないと思われますし、信頼性も下がってしまいます。また、目をじっと見つめるのではなくて、相手の眉間や鼻の頭などを見るようにしましょう。
そして、大きな声でゆっくりと話すことも大切です。声が小さかったり早口だと、自信が無いような印象を与えてしまいます。落ち着いたトーンで堂々と話すことで、説得力のある話し方となるはずです。
また、分かりやすい内容にするために、結論から話すようにしてください。結論⇒理由という構成にすれば、論理的で理解しやすくなります。
質問に対する答え方
最初に自己紹介や簡単な経歴を話しますが、出来るかぎり簡潔に伝えるようにしてください。冒頭から話が長いと、面接官も内容が整理しにくいです。なので、極力無駄な話は無くすように意識をします。
また、転職理由や志望動機を伝えるときには、前職の悪口などのネガティブな会話は避けるようにしてください。将来のキャリアに繋がるようなポジティブな理由を話すことで、評価を高めることができます。
他にも、入社後にどんな仕事がしたいかを聞かれますが、これは自分のスキルをどのように生かせるかを答えるようにしましょう。
「私の○○の経験を生かせば、御社にメリットがありますよ」という言い回しですね。押し付けにならないように、注意して答えるようにしてください。
さらに、給与などの待遇面の交渉を行う時には、根拠を明示することが大切です。たとえば、給料アップを希望するのなら、その給料をもらえる理由を提示しないといけません。
客観的に妥当な理由が無ければ、ただのワガママになるので注意してください。
質問は必ずする
面接官から「何か質問はありますか?」と言われたら、必ず質問をするようにしてください。実は、ここでの質問によって、応募者の意識の高さを見る面接官もいます。ここは最後のアピールタイムとなりますから、注意するようにしましょう。
なので、入社の意欲を示すような、質の高い質問を心掛ける必要があります。「面接でしてはいけない質問とは?」を参考にすると良いと思います。
退室時の印象も大切に
面接が終わって退室するときには、自分が部屋から出る場合と、相手がエレベータまで送ってくれる場合があります。これにもマナーがありますから、覚えておきましょう。
【自分が部屋から出る場合】
ドアを開けて退室し、閉めるときに相手の目を見てお辞儀を行う
【相手がエレベータまで送ってくれる場合】
エレベータのドアを閉めながら、相手の目を見てお辞儀をする
「終わり良ければすべて良し」という言葉があるように、去り際はすごく大切です。なので、ちゃんと礼儀正しく退室するようにしましょう。
以上、面接でチェックするべきポイントを紹介しました。当たり前のことですが、本番になると忘れてしまう人が多いです。なので、無意識にできるように、何度も頭に入れておくようにしましょう。必ず覚えておくようにしてください。
