転職サイトからのスカウトメールを効率よく利用する方法
ツイート大手の転職サイトのサービスの中に、「スカウトメール」という機能があります。これは、レジュメに自分の職歴や自己PRなどを記入しておくと、それを見た企業の担当者が面接に来てほしいとメールを送ってくれる機能ですね。
企業はあなたの情報を見たうえでメールしてくれるので、書類審査を受けることなく面接へ進むことができます。なので、かなり便利な機能だと言えるでしょう。しかし、企業から実際にスカウトされるためには、レジュメの書き方を工夫する必要があります。
ここでは、スカウトされやすいレジュメについて紹介します。
キャリアプランで差をつける
企業は登録者のレジュメを読んでオファーを送りますが、その時に重視されるのが職歴や専門スキル、資格などです。つまり、「今までにどんな社会経験を積んでいるのか」といったことが、一番重視される部分ですね。
これは、過去の経験によって左右されるので、今から対策できることはありません。業界の専門スキルや知識を持っているのであれば、即戦力として期待されるのでオファーが届く可能性が高くなります。
そして、それ以外にも「将来性」が重視される傾向にあります。その人の目指す方向性や目標などを重視して、オファーを送るかを判断しているわけです。実際、登録者の人間性を判断するためには、将来の目標などを見る必要があります。
なので、キャリアプランを工夫して、周りの登録者と差をつけるようにしましょう。
キャリアプランと自己PRの違いとは?
転職サイトが用意しているレジュメには、キャリアプランと自己PRの2つの項目がある場合が多いです。これらは同じように見えますが、全くの別物で書く内容も変わってきます。キャリアプランは、「将来的にどんな仕事がしたいか」といった未来のことを書きます。
- 今後、どんな仕事がしたいのか?
- どんなスキルを身に付けたいのか?
- どんな社風の会社で働きたいのか?
上記のようなことを、出来るだけ明確に書くようにしましょう。そうすることで、自分の将来的な設計が見えてくるはずです。
一方、自己PRは「今までどういった経験をしてきたか」という過去のことを書く項目です。過去の経験を踏まてどういったスキルを得たのか、どんな実績を出してきたのかが問われる部分となります。
それぞれに役割が異なりますから、違いをしっかりと理解するようにしましょう。
プランが明確でない場合はどうするか?
キャリアプランを書こうと思っても、現時点では明確に決まっていない場合もあります。漠然と今の技術を磨きたいと考えていたり、WEB関係の仕事に就きたいなど、具体性が無い人も多いですよね。
そういった場合には、抽象的な表現でも構いません。具体的に決まっていなくても、漠然とした目標を持っているのであれば、それを記入するようにしましょう。抽象的な表現だと当てはまる企業が多いので、オファーの数が増えるというメリットもあります。
具体的なキャリアプラン | 抽象的なキャリアプラン | |
---|---|---|
メリット | 自分のニーズに一致したオファーが届きやすい | 当てはまる企業が増えるので、オファーが多くなる |
デメリット | 当てはまる企業が減るので、オファーの数は少なくなる | 数が来るが、自分のニーズに合致していないことも多い |
また、未経験の分野だとしても、やりたい事であれば記入するようにしましょう。中途採用では即戦力が期待されるのが基本ですが、若い人材に対してポテンシャル採用をすることもあります。その仕事に対する熱意があれば、オファーが来るかもしれません。
強い思いがあるかどうか
通常の転職活動は、自分の志望する企業へ直接応募するものです。しかし、スカウトオファーは、自分の情報を公開して不特定多数の企業に見てもらいます。なので、自分のやりたいことを素直に書いて、その熱意を伝えることが重要だといえます。
場合によっては、全くオファーが届かない場合もあるかもしれません。そういった時は、自分のキャリアプランを見直して、もう一度書き直してみましょう。何度でも書き換えることができますから、試行錯誤して自分のレジュメの完成度を高めていってください。
これを繰り返していれば、思いもよらぬ企業からのオファーが来るかもしれません。
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