仕事でキャリアアップを目指すための7つの心がけとは?

毎日仕事をしていると、自分が目指している方向に進んでいるのかが不安になることがありますよね。「この会社で働いていて良いのか?」「転職した方が良いのか?」などと、色々な考えが浮かんでくるかもしれません。
ビジネスパーソンとしてステップアップするためには、しっかりと方向性を見据えて進んでいく必要があります。仕事に追われる毎日を過ごしているだけだと、道を踏み外す可能性があるので注意してください。
ここでは、キャリアアップを目指すためにやるべきことを紹介します。
キャリアアップの方向性を見極めることが大切
「キャリアアップ」という言葉を聞いても、漠然としすぎていてよく分かりませんよね。人によって意味合いが変わってくると思いますが、高い専門スキルや知識を身に付けたり、役職や収入をアップさせることを指すのが一般的です。
最初にやるべきことは、専門スキルや知識を身に付けるということですね。今の仕事で実績を出したり、勉強会などへ行って学ぶ姿勢を持つようにしましょう。そうすれば、役職や収入は後からついてくるはずです。
スキルや知識には2つの方向性がある
スキルや知識を伸ばそうとするときには、次の2つのどちらかになると思います。
- 特定のスキルや知識を追及して高めていく
- 新たなスキルや知識を身に付けていく
要するに、「深く掘り下げる」か「横に広げる」かの2つということです。
特定の分野に特化していれば、その道のスペシャリストとして重宝されます。どんどん極めていけば、独立開業などの道も目指すことができるでしょう。市場価値の高いスキルを持っていると、転職に困ることは無さそうです。
一方、色々な分野について広範な理解があると、どんな場面でも臨機応変に対応できるようになります。異業種への転職などにも強くなるので、可能性を広げることができますね。
どちらの方法でもキャリアアップは可能なので、自分が目指すべき方向性を早い段階で決めておくことが大切です。
今の会社で身に付けられるスキルに限界があるなら、転職を考えるといった選択もあります。その場合、一時的に年収が下がってしまうかもしれません。
でも、長い目で見ればキャリアの積み重ねとなるので、自分にとってプラスになるはずです。
市場価値を高めないと意味がない
スキルを向上させようとしても、それが市場から求められていないのなら意味がありません。社内では需要のあるスキルであっても、社外に出ると全く役に立たないといったことは多いです。
だから、確実に需要が見込めるスキルを身に付けることを意識しましょう。そのためには、世の中の流れを知っておく必要があるので、勉強会や異業種交流会などに参加して社外の人間と話す機会を設けるようにしてください。
社内の人間としか関わらなければ、井の中の蛙になってしまいます。狭い世界で満足するのではなくて、視野を広く持つといったことが大切ですね。
キャリアアップのための方向性を明確にしよう
自分のポジションを理解する
これからキャリアを伸ばしていくにあたって、自分の置かれている状況を理解しなくてはいけません。業界の将来性や経済動向などを把握しておかなければ、無駄なスキルを身に付けてしまうといったことになるわけです。
たとえば、テレビや新聞などのマスコミ業界は、ネットに押されて売り上げが減少傾向にありますよね。日本の家電メーカーなども、外資系企業の競争によって低迷しています。
こういった業界は縮小傾向にあるために、今後のキャリアアップは難しいと言わざるを得ません。
ですから、経済新聞や世の中の流行などをチェックして、自分の業界の将来性を見極めるようにしてください。これからニーズが増えるスキルを身に付けておくと、自分の市場価値を高めることができるでしょう。
伸びそうな業界でいえば、人工知能やロボット関連、観光業などは可能性があると思います。そういった業界でキャリアを積んでおけば、かなりメリットは高いといえるでしょう。
業界の見極め方については、以下のページを参考にしてください。
自発的に行動することがポイント
市場価値の高いスキルや知識を身に付けるためには、自分から積極的に動かなくてはいけません。伸びている業界に所属しているだけで、勝手にスキルアップできるとは思わないでください。
ポイントとしては、一つ上の役職を意識することです。
つまり、プレイヤーのうちからチーム全体を見渡して、マネージャーとしての動きをするといったことですね。
役職や肩書きというものは、後からついてくるものです。役職に就いてから仕事をするのではなく、ワンランク上の仕事をしているうちに役職・肩書きがついてきます。
このような心掛けで仕事をしていれば、理想とするキャリアに近づくことができるはずです。常に受け身の姿勢では、何も得ることができないので覚えておいてください。
キャリアアップには4つの道がある
一般的に、キャリアアップの道を歩むためには、4つのパターンがありますね。
- 今の仕事で成果を出す
- 他の部署へ異動する
- 転職をする
- 独立開業をする
最もベーシックな方法としては、「今の仕事で成果を出す」ということが挙げられます。営業職をやっているなら、現在よりも売り上げをアップできるように努力をするといったことです。
そうすれば専門スキルを高められるでしょうし、社内でも出世することができます。管理職まで行ってマネジメント能力を身に付ければ、転職でさらなるキャリアアップをすることも可能です。
今の部署で身に付けたいスキルが無いのなら、他の部署へ異動するという手段もあります。転職となるとハードルが高くなりますが、同じ会社内の異動であればノーリスクで新しいことへチャレンジすることができるわけです。
なので、興味のある分野があれば、上司へ相談してみましょう。会社の都合もあるので要望を聞いてもらえるかは分かりませんが、相談してみる価値はあります。
今の会社で学ぶことが無くなったり、異業種へ挑戦したい時には、転職するといった選択肢が有効です。現在の会社でしっかりとスキルを身に付けていれば、大手企業へ転職することもできます。
ただ、転職した当初は、年収が下がることが多いようです。しかし、ちゃんと結果を出すことができれば、年収にも反映されていくでしょう。業界内で有名になるほどの実績があれば、ヘッドハンティングされることもありますね。
最終的なステップとしては、独立開業が挙げられるでしょう。頑張った分だけ成果になるのでモチベーションが上がりますが、すべての責任を負うというリスクも付いてきます。
起業した経験もキャリアになりますから、経歴を向上させることにもなりますね。かなり敷居が高いと思いますが、最終目標として目指すべき価値はあります。
キャリアアップのために必要な7つの心がけ
キャリアアップできる場所はどこかを考える
先述の通り、キャリアアップをするためには、4つの方法があります。それらの中で、最も最善の方法は何かを考えなくてはいけません。ダメなケースとしては、スキルを身に付けるには転職しかないと考えることです。
たしかに、転職も有効な方法なのですが、そこに固執するのは危険だと思います。今の会社を辞めたいだけの逃げである可能性もあるので、最も有効なのは何かを考えるようにしてください。
今の会社でもできることはあるはずですし、やることをやってから転職を考えるようにしましょう。
常に勉強する努力をする
どんなに仕事が忙しくても、学びになることは吸収していきましょう。取引先の担当者と話すだけでも、得られるものは非常に多いです。意識をしないとスルーしてしまいますから、些細なことでも吸収する姿勢を持つことが大切となります。
さらに、自身の強みとなる専門スキルを磨くことも忘れてはいけません。自分の仕事に本気で取り組んでいれば、それに対応するスキルが向上していきます。専門スキルを高めておけば、転職市場でも価値の高い人材になることができますよ。
チャンスはいつ来るか分かりませんから、常に準備をしておいてください。十分な準備が整っていなければ、せっかくのチャンスを逃してしまうことになります。ですから、毎日の心がけが非常に大切ですね。
今の会社の資産価値を考える
ここで言う資産とは、会社から得られる技術や人脈などを指します。その会社で働くことで得られるものがあれば、自分にとってプラスとなります。なので、働く価値があるということですね。
しかし、将来的に得られるものが無いのであれば、その会社で働く意味は無いということになります。なので、それが転職のタイミングだということです。転職先を選ぶ際にも、そこで何が得られるかを考えましょう。
アウトプットをする癖をつける
自分が得た経験を、日頃からアウトプットすることをおススメします。技術者であれば、ブログなどを書くのをおススメします。そこで自分の知識を吐き出すことで、頭の中の整理をすることができます。
さらに、ブログを通して人脈ができたりするので、今後のビジネスチャンスも広がるかもしれません。なかには、ブログがキッカケでヘッドハンティングされた人などもいるようです。ですので、アウトプットを行う癖をつけましょう。
社外の人との出会いを増やす
異業種交流会などに参加して、色々な業界の人と仲良くなりましょう。話すだけで得られる刺激がありますし、自分の視野を広げることができます。そこで人脈を増やすことで、ビジネスチャンスにつながることもあるかもしれません。
最近では、「ミートアップ」と呼ばれるイベントが行われています。これは、同じ興味を持つ人が集まって交流するオフ会のようなものです。TwitterやFacebookなどのSNSで告知されていますから、調べてみると良いでしょう。
社外の人と話せば、本当の自分のスキルなどが分かります。社内ではトップクラスの知識があっても、業界全体で見れば大したことがないかもしれません。自分を客観視するために、外部の人間との交流は大切な場だといえますね。
いつでも仕事を引き継げるように資料を整理しておく
転職をすると決めた場合、後任に仕事の引き継ぎを行うのは大変です。なので、日頃から資料をまとめておいたり、簡易マニュアルを作成しておけば、スムーズに引き継ぎをすることができます。
後任にいつでも任せられる環境を作ることで、自分の仕事を整理することにも繋がります。転職活動では応募書類の作成や面接対策など、やることが非常に多いです。ですから、日頃から資料の整理をすれば、仕事の片づけも楽にできますよ。
キャリアアップの機会として転職を活かす
市場価値の高いスキルを持っていれば、転職市場では強いニーズがあります。転職先を決める時には、待遇面よりも自分が成長できるかどうかを重要視してください。スキルを伸ばすことができれば、さらにステップアップできるでしょう。
転職してすぐは年収が下がるかもしれませんが、数年後には大きく飛躍できる可能性があります。自分が得るものよりも会社への貢献を優先すれば、それが自分にも返ってくるはずです。
転職をキャリアアップのチャンスに変えることができるかどうかは、自分次第だということを覚えておいてください。
今後のキャリアプランが不安な人は、転職エージェントを利用するという方法もあります。プロのキャリアカウンセラーに相談することができますから、方向性を明確にすることができるでしょう。当サイトでは、おススメの転職エージェントを紹介しているので参考にしてください。
以上のように、キャリアアップをするには、日頃からの心がけが大切だということです。転職の直前になって慌てても、手遅れになっていることが多いです。なので、チャンスを逃さないためにも、日頃から高い意識を持っておいてください。
