転職成功のカギは自己分析!サルでもできる自己分析の4ステップとは?
ツイート転職活動を始める時には、自己分析を行わなくてはいけません。自分の強みや弱み、やりたいことや目標など、本質的なことを考えることで自分を客観視するための作業となります。
これをやっておかないと、今後の方向性を見失ってしまったり、面接で上手くアピールすることができません。転職を成功させるために不可欠なことですから、必ず行うようにしてください。
ここでは、自己分析のやり方について解説をします。
転職に成功できるかどうかは自己分析にかかっている
自己分析とは、自分自身を見つめ直すことで、客観的に再確認するための作業です。自分が考えている自分像と、第三者から見た自分は大きく異なっています。
たとえば、自分自身では完璧主義でプロ意識が高いと思っていても、傍から見ればただのワガママにしか見えない場合があったりします。間違った自己評価をしていては、自分の価値を見誤ってしまうわけです。
なので、そのギャップを埋めるために、自己分析が必要になります。
具体的には、以下のようなことを考えます。
- 自分の長所や短所は何か?
- これまで、どんな仕事をしてきたのか?
- 過去の経験で、影響を受けたことは何か?
- 今の自分で改善するべきことは?
- 将来的に何を目指しているのか?
このようなことを考えていくことで、自分自身を探ることができます。
かなり面倒な作業だと思いますが、ちゃんとやっておかないと転職で成功することは難しいでしょう。その理由としては、次の通りです。
- 自分が求めることを理解していないと、本当に適した会社を見つけられない
- 本当の自分を理解していなければ、自己アピールができない
「何のために転職するか」が曖昧だと、会社選びをするときに迷いが生じてしまいます。給料や待遇などの表面的なことに惑わされてしまって、自分に合わない会社を選んでしまったりするわけです。
また、自分の強みや弱みを理解していないことで、応募書類や面接でのアピールも採用担当者に響かないものになります。
こんな状態であれば、良い転職ができるわけがありません。なかなか内定をもらうことができないでしょうし、入社したとしても短期間で辞めることになるでしょう。
なので、幸せな転職を実現するためには、自己分析を行うことが何よりも大切だといえるわけです。
自己分析をするための4つのステップ
正しく自己分析をするためには、4つのステップを踏む必要があります。ちゃんとしたプロセス通りに行動することで、自分の本質に近づくことができるでしょう。
4つのステップとは、次のようになります。
- 自分の志向を紙に書き出す
- 書き出した項目を深く掘り下げる
- 弱みを強みに変換する
- 信頼できる第三者に聞いてみる
これから、順番に解説をしていきます。
1.自分の志向を紙に書き出す
自分に対して質問をして、その答えを紙に書き出してみてください。何個でも良いので、思いつく限り書き続けるということが大切です。ここで数を多く出せるほど、深層心理に近い部分が出てくるでしょう。
- どんな時にモチベーションが上がるか?
- 得意なこと・苦手なことは何か?
- 好きなこと・嫌いなことは何か?
- 今までどんな仕事をしてきたのか?
- これまでの仕事での実績は何か?
- なぜ転職を考えたのか?
- 前職の良いところ・悪いところは何か?
- 5年後、10年後にどうなっていたいか?
できるだけ具体的に、数値化して書き出すのがポイントです。体裁は気にしなくていいですから、思いつく限り書いていきましょう。自分だけしか読まないものですから、恥ずかしいことでも気にしないでください。
2.書き出した項目を深く掘り下げる
思いついたことをすべて出し切ったら、それを深く掘り下げていきます。紙に書いたことは表面的な部分にすぎないので、その裏側に潜んでいる深層心理を探らなくてはいけません。
方法としては、書き出した項目の理由を考えることが有効です。それぞれの項目について「なぜ?」と問いかけることで、自分が本当に求めていることが分かります。
たとえば、モチベーションが上がるときについて「売り上げ目標を達成した時」という答えを書いたとしたら、その理由を考えるわけです。
仮に、「自分のスキルが上がったと実感できるから」という答えが出たならば、向上心の高い人間なのだと分かります。なので、スキルアップが見込める会社に転職すれば、満足できる可能性が高いわけですね。
このように、各項目に対して「なぜ?」と問いかけ続けることで、自分では気付かなかった隠れた志向や目的を引き出すことができるでしょう。これが明確になっていれば、会社選びをするときにも選択基準になります。
転職によるミスマッチを防ぐことにもなるので、必ず行うようにしてください。
3.弱みを強みに変換する
自分のことを紙に書き出していくと、良い部分と悪い部分が見えてくると思います。良い部分はそのままアピールポイントになりますが、悪い部分も自分の強みに変えてしまいましょう。
たとえば、単調なルーティンワークが苦手だとすれば、「色々な状況に合わせて臨機応変に対応するのが得意」と言い換えることができます。ノルマなどの数字に追われるのが嫌なのなら、「チーム内で協力し合って仕事を進めるのが好き」ということもできますよね。
モノの見方を変えることで、欠点でも長所になるわけです。これは、応募書類や面接でのアピール材料になりますから、できるだけ多くの強みを見出せるようにしてください。
また、具体的なエピソードとして語れると、説得力を高めることができます。過去の成功体験を5W1Hで語れるようにすれば、面接官の心に響くアピールをすることができるでしょう。
特に、失敗から立ち直ったエピソードなどがあると、自分の対応力などを示すことにもなりますね。欠点をプラスに変えることができますから、そういったエピソードをいくつか用意しておくことが大切です。
4.信頼できる第三者に聞いてみる
紙に書く作業を行えば、自分の内面をさらけ出すことができます。しかし、それは自分の主観によるものですから、実際には違っているかもしれません。
実際、自分はコミュニケーション能力が高いと思っていても、周りの人は異なる意見を持っていることがあったりします。
なので、客観的な視点から評価してもらうために、第三者に相談をしてみましょう。自分の両親や兄弟、同僚など、信頼できる人に、分析した結果を伝えてみてください。自己評価と全く違う意見を言われて、ビックリするかもしれませんね。
ただ、会社の同僚などに相談すると、自分が転職するということがバレてしまいます。その噂が社内に広まれば、仕事がしづらい環境になるので注意しましょう。
相談できる人が近くにいないなら、転職エージェントを利用するのも手です。プロのキャリアアドバイザーが公平な目で見てくれるので、自分の市場価値も含めて正しく評価してくれると思います。
当サイトではおススメの転職エージェントを紹介しているので、参考にしてみると良いでしょう。
自己分析における注意点
悪い部分も正直に書き出す
自己分析をするときに、自分の良い所しか見ない人がいます。
そうすると、面接で深く突っ込まれた時に、対処できなくなってしまいます。自分の悪い部分から長所が見えてくることもありますから、良い点も悪い点もすべて洗い出すようにしてください。
分析をしている段階では、他人に見られることはありません。なので、自分の恥ずかしい部分なども、すべてさらけ出しましょう。ここで恥ずかしがっていると、本当の自分を知ることができなくなってしまいます。
とにかく数を出す
リストアップの数が少ないと、正しく自分を分析できない可能性があります。多面的に自分を見つめるためにも、どんどん数を出していきましょう。ここでの数が多いほど、より正確に自分を知ることができますよ。
場合によっては、数時間も掛かってしまうかもしれません。でも、ここで費やした労力は無駄になりませんから、頭を使って考え抜くことが大切です。時間が無ければ数日かけても良いので、納得がいくまで考え続けてください。
以上、自己分析のやり方について解説しました。自分を知ることは、転職活動の根本ともいえるものです。かなり重要な作業ですから、必ず行うようにしてください。面倒な作業ですがこれを欠かさなければ、転職に成功することができるでしょう。
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