大手のエージェントを利用する際の注意点とは?
ツイート「転職エージェントの3つのタイプ」でも解説しましたが、大手のエージェントを使うと多くのメリットを得ることができます。求人数が圧倒的に多いですし、優秀なキャリアアドバイザーのサポートなども受けられます。また、企業とのコネクションがあるので、好条件で採用される確率も高いです。
私自身も転職エージェントのお世話になったことがありますから、その利点は身を持って知っています。
でも、「大手のエージェントを使えばすべて安心!」というわけではありません。思わぬ落とし穴もありますから、注意点なども理解しておいてください。
紹介される求人には限りがある
大手の転職エージェントの場合、1〜2万件ほどの求人情報を持っている業者もあります。でも、それらを全て紹介されるかというと、そうではありません。求人が1万件あっても、自分が応募できるのは一部なわけです。
まぁ、当たり前ですよね。でも、求人数の多さで安心しきっている人は注意が必要です。キャリアアドバイザーは、求職者の持っているスキルや希望に応じて該当する求人を紹介してくれます。そして、条件によっては、数件しか紹介されない場合もあるんです。
なので、あまり過度に期待するのは危険だといえます。
選択肢が多すぎても失敗しやすい
上記で、紹介される求人に限りがあると説明しました。しかし、該当する求人が多ければ、100件以上の求人情報を紹介される場合もあります。それだけの数があれば、嬉しくなりますよね。でも、求人が多すぎても問題です。
なぜなら、1社1社比較していくわけですが、数が多すぎると絞りきれないからです。結果、企業について十分に把握できないまま、応募する羽目になってしまいます。それだと、面接を通過する可能性も低いですし、運良く採用されたとしても入社後に想像と違っていたということになるかもしれません。
だから、選択肢が多すぎてもミスマッチが起こりやすくなるというわけです。
キャリアアドバイザーの知識不足
大手の転職エージェントは、膨大な量の求人情報を扱っています。そのため、企業から求人を受注する営業と求職者の対応をするアドバイザーは、別の人間となっていることが多いです。なので、キャリアアドバイザーが求人の内容を完全に把握していないことがあります。
もちろん、営業とアドバイザーは、頻繁に情報交換を行っているはずです。しかし、大手のエージェントだと社員数も多いですから、伝達ミスなどが起こりやすくなります。なので、表面的な情報だけで求人の紹介をしているアドバイザーも稀にいるようです。
なので、不明点や疑問点があれば、どんどんアドバイザーに質問するようにしましょう。そして、明確な返答が得られない場合は、別の担当に変更した方が良いかもしれません。
以上のように、大手のエージェントを活用しても、色々な問題が起こる可能性があります。ですから、しっかりと時間をかけて転職活動をするようにしてください。エージェントに頼りきりになるのではなく、自分の頭でしっかりと考えるようにしましょう。
ツイート