外資系企業に就職する前に知っておくべきこととは?
ツイート最近はグローバル化が進んでいるので、外資系企業で働く日本人が増えてきました。日本の企業でも英語を公用語にしたりしていますから、英語で働くことに憧れている人もいるでしょう。なので、大学を卒業して新卒から外資系を目指す若者も多いです。
しかし、色々な国籍が入り混じっている多国籍な環境ですから、日本での常識が通用しないなど戸惑うことも多いはずです。何の予備知識のないままで外資系企業に飛び込むと、思わぬ挫折を経験するかもしれません。
なので、このページでは、外資系企業で働く際のポイントをまとめています。外資系に興味を持っている人は、参考にしてみてください。
外資系企業ってどんな雰囲気なの?
日本の常識は世界の非常識
日本で育った人には、当たり前ですが日本の文化が染みついています。だから、他の国の人たちの振る舞いを見ていると、異質で非常識だと思うかもしれません。。しかし、だからといって、他人の振る舞いをを否定するのは間違っています。
外資系ではダイバーシティといって、他の国の文化や価値観を尊重するという文化が根付いています。だから、自分と違う価値観を理解したうえで、コミュニケーションを図って仕事をしていかないといけません。
これは、簡単そうに見えて、すごく難しいです。なので、異文化を受け入れるための、心の許容を持っていることが大切ですね。
実力重視の世界
外資系企業では、日本のように大学の偏差値を基準とした採用は行われません。国際経験が豊かな社員を優先して採用していて、国籍にバラエティを持たせています。なので、それぞれの個性や家庭環境などの差別はありません。
しかし、柔軟さや自由度の高さがある反面、競争の厳しさは日本とは比較にならないです。年功序列や定年制もありませんから、結果を出せば年齢に関係なく出世することができます。なので、年下の上司や年上の部下などは当たり前です。
でも、結果が出ない人は、容赦なくクビにされます。この辺は、すごくシビアですよね。残酷に数字のみが評価される世界ですから、ある程度の覚悟は必要です。
詳しくは、「外資系企業のデメリット」を参照してください。
自由な働き方ができる
外資系では、労働時間などは比較的自由に自分で決めることができます。無理に残業させられることはありませんので、個人の裁量によって働く量は調整が可能です。この辺は、すごく自由度が高いですね。
しかし、成果主義の世界ですから、ストイックに毎日遅くまで働く人もいます。結果を出せば報酬も上がりますので、ブラック企業並みの激務をこなす人も少なくありません。そして、上記のとおり結果が出ない場合はクビになるので、自分で計画を立てて仕事に取り組む姿勢が求められます。
また、外資は転職文化なので、一つの会社でずっと働くという概念がありません。自分のスキルを磨きながらキャリアをアップさせていくのが一般的ですから、新しい場所を求めて何度も転職を繰り返していきます。
自由度が高くて日本の企業とは大きく異なりますから、最初は戸惑うかもしれません。しかし、それだけ自分の可能性が広がるというメリットもあるので、外資系に興味がある人は転職を考えてみても良いでしょう。
外資系企業に向いている人
自分の頭で考えられる
何事にも自分の頭で考えて、自発的に行動することが求められます。日本企業なら上司の指示に従って作業をすることが多いですが、外資系だと自分で考えて仕事を生み出さなくてはいけません。黙って指示を待っているだけでは、周りから取り残されてしまうでしょう。
また、同時進行で複数の仕事を担当しているときなどには、優先順位を付けて重要なことから片づけるといった工夫も必要です。日本企業よりも自由度が高い分、個人の責任が重くなるので覚えておいてください。
スピードについていける
外資系企業においては、現場主義なので仕事が進むスピードが異常に早いです。日本企業のように、上司の承認が下りるまでに時間が掛かったりしません。現場の人間だけでポンポン承認されていくので、最初はスピード感に戸惑うと思います。
急に企画がボツになり新しい企画が始まるといったことも日常的ですから、一つのことに捉われずに頭を切り替えられる人が求められますね。なので、イレギュラーなことが起こっても、柔軟に対応できる人に向いているといえるでしょう。
自己主張ができる
日本では謙虚なことが美徳だとされていますが、海外ではそういった文化はありません。自分の意見をハッキリ言うのが当たり前ですから、遠慮せずに発言できるようなハートの強さが必要とされますね。
また、何かを否定するのであれば、同時に代替案を提示することも求められます。「○○でなくて、●●でどうでしょうか?」といった感じです。意見をしない人は何も考えていないとみなされるので、積極的に発言することが大切です。
英語が得意である必要はない
外資系の企業だと、社内でも英語しか使えないと思っている人が多いです。でも、オフィスは日本にありますし、同僚や顧客なども日本人ばかりとなっています。だから、基本的には日本語で対応するということがほとんどですね。
英語を使う機会といえば、メール対応だけという企業も少なくありません。そのため、英語の読み書きさえできれば業務に対応できるので、TOEIC700点レベルで採用している企業もあるようです。
ただ、英語ができるに越したことは無いので、普段から英語に慣れておくということが求められますね。
以上、外資系企業で働く前に知っておくべきことを紹介しました。
日本企業とは異なる部分が多いので、最初は戸惑ってしまうかもしれません。ただ、グローバルに活躍していきたい人にとっては、最高の環境だといえるでしょう。外資系でキャリアを積めば、日本では得られない経験をすることができるはずです。
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